走快エイトの気まぐれ人生

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スペシャルオリンピックスの理念

2011年08月12日 09時12分25秒 | スペシャルオリンピックス
(文中「スペシャルオリンピックス」を「SO(エスオーと読む)」と略す。)
昨日、一日かけて「花も花なれ 人も人なれ」という本を読破しました。著者である細川佳代子さんは、スペシャルオリンピックス日本の設立にご尽力され、今でも名誉会長という立場で日本各地を講演されている素敵な女性です。著書の中で、何カ所も涙腺を刺激される場面がありましたが、其の内の一つが次に紹介する「SOの理念」です。

『SOで一番大切にしていることは、人に勝つことより、「きのうの自分に勝つこと」そして、「世界のナンバーワンよりも世界のオンリーワン」であることだった。一人ひとりの選手はみな違う。各自が自分の目標を持ち、自分の可能性に向かって挑戦し、途中であきらめずに最後までベストを尽くす。これができた選手がSOの勝利者だった。メダルは人と比べた結果ではない、自分との競争だ。 (中略) 日本は競争社会。そして何が一番求められているかというと、能力。スピード。学校では学力、高い偏差値。そして社会は利潤追求。経済第一。日本人全体が漠然とそう思いこんでいる。勉強を一生懸命して、働いて、経済大国になったけれど、ほんとうに、みんなが幸せになれたのかしら。「日本は物で栄えて心で滅びる」と高田好胤先生が講演のたびにおっしゃっていたが、まっしぐらにその方向に進んできてしまった。SOの理念はそうした偏った価値観をひっくり返すものだった。こうした理念が社会で当たり前に通用するようにならなければならないと痛感した。』


スペシャルオリンピックスバナー1

スペシャルオリンピックスバナー2
スペシャルオリンピックス(SO)は、知的発達障害のある人たちに、日常的なスポーツトレーニングプログラムと競技会を提供することで、社会参加を応援する国際的なスポーツ組織です。現在世界では250 万人の“アスリート(SOに参加する知的発達障害のある人たち)”と70 万人を越えるボランティアが、日本では約6,200 人のアスリートと19,000 人を超えるボランティアが活動に参加しています。



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