走快エイトの気まぐれ人生

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「典子は、今」の主人公が新聞に

2006年02月07日 10時53分45秒 | お気に入り
今朝、読売新聞の朝刊を見ていたら、「典子は、今」という1981年の映画に出てきた主人公に関する記事が目に留まりました。 あの映画はサリドマイド児として生まれてきた白井のり子さんの青春時代を扱ったドキュメンタリーでした。この映画が上映された当時、私はとてもショックを感じたことを覚えています。今朝もその記事を見つけただけで目頭が熱くなり、あの頃の感動が甦ってきました。白井さんは、旧西ドイツで開発された睡眠・鎮痛剤を母親が妊娠中に服用したことが原因で、薬害(両腕に障害を持ち、右目の視力も殆どない)を受けて生まれ育ってきた方です。 現在、日本では国内に認定患者が309人もサリドマイドによる障害で苦しんでいる方がいらっしゃるそうです。

1980年にサリドマイド被害者として日本初の公務員となった彼女も、勤務先の熊本市役所を退職し、今後は講演活動に専念する準備を進めているとか。
自分の母親がサリドマイドという薬と出合っていたら、自分の身にも起きていたことですので、同じ年齢の私としては、彼女の生き方がとても気になります。陰ながら、彼女の今後の活躍を応援していきたいと思います。