スミダマンのほのぼの奮戦記

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自民党 総務会長 野田聖子氏

2014-03-26 07:59:30 | レポ

昭和35年福岡県出身。上智大学外国語学部比較文化学科卒

帝国ホテル勤務を経て、62年岐阜県議会議員

平成5年の総選挙で初当選以降、衆議院議員を7期務める。

郵政大臣、科学技術政策

食品安全担当大臣、消費者担当大臣を歴任

現在は自民党52代総務会長

与党自民党の要人になると警備も大変らしい。

前日から県警と時事通信社と打ち合わせ、当日は

ホテル内にSP、私服警察がいて物々しい雰囲気だった。

演題は「今、これからの日本」

自分の生い立ち なぜ政治家になったのかから

はじまり、本題まで90分間途切れることなく語りまくったという印象だった

内容もざっくばらんで眠気も起きなくアットいうまだった

当たり前かもしれないが政治家は話がうまい。

それでは講演の概略を紹介します。

・命名の由来はローマオリンピックの年に生まれたので

聖火の聖子と名付けられた。因みにソチオリンピック団長の

橋本聖子氏は東京オリンピックの年に生まれた

・森元首相の浅田真央失言にからめて失言したことがない手堅い女性で

これが得意技だと言っていた。

・政治の世界に入ったきっかけは祖父野田卯一

(大蔵事務次官、衆・参議院議員、経済企画庁長官、建設大臣を歴任)

が突然辞任。その当時の

選挙制度は中選挙区制、祖父の後援会の幹部は死活問題で

聖子氏の所に突然電話をかけてきて

「詫びろ。それができなければ体一つで岐阜に来い。全て選挙の事は後援会

でやるから立候補しろ」

と喧嘩腰で言ってきた。そのとき25歳。

県会議員になった。

・ある時、某市長と建設省にいっしょに陳情に行った時若い役人に

陳情はそこに置いといてとぶっきらぼうに言われ大変悔しい思いをし、地方分権が必要だと痛感した

又、自民党に本格的女性衆議院議員がいるのか調べた時

いないことがわかり愕然とした。

以上の事から正義感が先立って自民党を変えなくてはと

思い総選挙に立候補した。キャッチフレーズは

「ゼロから1」へ

・過去2回造反をした。1回目は自社さ政権の時

これは節度がない。下品極まりないと思い

村山富市氏ではなく海部俊樹氏に投票した

1年生の時だった。2回目は郵政選挙。郵政大臣を

経験して郵政民営化の中味の無さに反対した

うそつきといわれたくない思いがそうさせた

・本当は小泉純一郎元総理は大好きな人

食事を一緒にしたとき「私は崖に落とされ、這い上がってきたオバチャンライオンです」

と言った

尊敬する政治家は小渕元総理と小泉元総理

このベストミックスが一番だ

・郵政民営化問題で人間として学んだ

TVでみのもんたさんにずいぶんいじわるを言われたが

本人はそんな事言った?と後で言われた

打った人はすぐ忘れるが、打たれた人は

一生どころか2代、3代に渡って忘れない

・現在の党3役は脛に傷った(世間を知った)

50代という共通項がある。

・自民党は裸の王様で八方塞がりだった

どこかでリセットしなければならない運命だった。

そうゆう点では民主党政権の3年3ケ月は原点を与えられた

民主党の人に心を込めてお礼を言いたい

野党になって良かったことは与党は未来永劫ではないことを

体で知ったことだ。

・野党時代、子供を産むことを決意

子育てをして多くの事を学んだと一言

さりげなく話した。このことだけでもすごい女性だと思った

又、野党時代地元をずーっとブラブラして地元からすごく教えられた

特に製造業と建設業。これは自民党の責任だ

逆に民主党は財布の内味を知ってしまった。

・ここ3年は経済政策が大事。20年前の日本に戻そうと

国民の声から汗の政策、宿題を今こなしている。

・今の成長戦略はちょっと玉が小さいかな?

アメリカが復活した時の新産業は金融とIT

今の日本で先頭を走っているのはIPS細胞位

医薬、医療機器などはドラスティックな独自路線を出すべき

そして「人口の長期的推移法」を見ながら日本の未来の問題点を指摘した。

東京オリンピックまで景気は下げさせないことを保証する

歴史的にもオリンピックまでは好景気が続いている。

そのずっと先は内需が極めて少なくなる。

右肩上がりという言葉は死語になり、右肩下がりがテーマ。

そうとうの物でないと売れない時代になる。

少子化は日本の安全保障の問題点でもあり

このままでは日本は滅びる

・私達は日本人の先祖からいい日本を受け継いできた

私は未来の日本人にいい日本を渡していくのが使命だと思っている

これから若い人は日本で働ける場所は無くなる

働くには正しい日本語(教育)を一つでも多く身に着けてほしい

そうすれば正しい英語、外国語が使える、そして負けない日本人になってほしい。

自民党はこれが最後だと思っている。

・講演が終わった後、会場から中、韓との付き合い方について質問が出た

(答)

両国は引っ越しできない町内会の一員みたいなもの

お互いにとってケンカは得策ではない。日本を仮装敵国にすることが

わかりやすく中韓のその事情をわかってあげることも必要だ

話す余地はある。バックドアは開いていると思う。

以前は中国は野中氏、韓国は森氏など人的ネットワークがあった

新しい流れの人材を作る必要がある。

先日日韓フォーラムの代表として出席してそのことを強く感じた

メディアの煽りに乗らないでほしい。

メディアは事実のほんの一部しか伝えていない。

自分達の共通項、たとえば北朝鮮問題などから

話し合っていくのも一つだと思う。

 

最初はおもしろおかしく話していたが、最後の方は鬼気迫るものがあった

この人は女性という範疇を既に超えていると感じた

たたき上げた味と強さがあり貴重な政治家の一人に成ったと思う。

 


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