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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編428~

2023-01-26 06:09:22 | 食~番外編(京都)

瓢斗 京都四条烏丸店

京都市中京区山伏山町550-1 明倫ビル1F

TEL 050-5868-9916

075-252-5775

定休日 不定休

https://hyoto.jp/

京都の市街地に2004年10月1日オープン

(2012年5月7日店名変更しリニューアルオープン)した瓢斗さん。

日本の新しい料理「出汁しゃぶ」を掲げてここから挑戦をスタートした。

入口までのエントランスの階段はモダン空間で素敵な雰囲気を作り上げている。

最高クラスの豚肉と瓢斗の名物の出汁の看板でお客を呼び込んでいるようだ。

玄関で靴を脱ぎ、銀の光が独特な空気を生んでいる廊下を歩いていく。

品格あるモダン空間がさらに続いていく。

これが店内の風景。

全体的に銀色でカラーコーディネイトされ、

そこに銀色のロールカーテンで各テーブルを仕切っている。

まさに当社の「単なる日本料理の店から革新を起こす成長企業へ」

のコンセプトを表わしているようなインテリアデザインだ。

そして入店して気が付いたのが若い人のお客が多いということ。

やはり京都は学生の街ということを思い起させる光景だ。

入口から廊下を渡る途中に厨房を見たのでいつもの習慣で思わずパチリ。

働らいているウエイトレスは皆着物姿でこれは京都らしい。

コース料理は4種。

はじめての方におすすめの 柴草 5000円

ワンランク上のコースを堪能したい方 京(きょう) 7500円

脂ののった冬の鰤のしゃぶしゃぶもご一緒に 瓢斗 10000円

出汁しゃぶだけを楽しみたい方 あかね 3800円だ。

はじめての方なので紫草(5000円)をオーダーした。

秘伝の出汁は厳選したたっぷりのかつおや昆布から

濃厚な出汁を取り料理人が丹念に仕上げ、特製のかえしを加えて完成。

先付の胡麻豆腐

上造りとして鰤湯引き 鬼卸し

香味ぽん酢掛け 帆立キャビア添え

凌ぎとして鯖炙り寿司

テーブルでバーナーで炙ってくれる。

髙山寺の鳥獣人物戯画のお皿がいかにも京都らしい。

柚子胡椒味噌

そして豚しゃぶしゃぶにピッタリ合う刻みネギの山

1㎜にスライスされた薄切りのブランド豚「美湯豚」と旬の食材。

国産ブランド豚の中から当店のこだわりの出汁に合う臭みなく柔らかく旨み

あふれる赤身と甘い脂のバランスがよい豚肉を選りすぐっているとのこと。

当店の出汁しゃぶは2021年1月のサイトのイメージ調査で豚しゃぶ満足度NO.1を獲得している。

尚、当社は東京都内にも瓢嘻ブランドで銀座本店以外にも5店舗、

香水亭ブランドで2店舗、姉妹店として出店している。

最後にデザートとして黒糖羹が出た。

このお皿もシルバーで当店は銀色にこだわりがあるのか?


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編427~

2023-01-24 06:03:15 | 食~番外編(京都)

さらさ 西陣

京都市北区紫野東藤ノ森町11-1

TEL 075-432-5075

定休日 不定休

https://www.cafe-sarasa.com/

建勲神社から歩いて6~7分のところにある隠れた名スポット、レトロカフェの「さらさ」さん。

ここもTV番組で知って訪ねてみた。

映画「千と千尋の神隠し」のお風呂屋さんのような唐破風の屋根。

築80年の銭湯旧藤の森温泉をリノベーション、さらさ2号店として2000年にオープンした。

2階は貸しギャラリーになっている。

1984年、富小路三条にある町家にてモノ作りの好きなクリエイティブな若者たちが

内装工事をやり什器を持ち寄って「さらさ」は誕生した。

格天井と呼ばれる立派な高い天井。

和製マジョルカタイル全面張りのアンティークと呼ぶにふさわしい店内。

銭湯で長湯をするようにゆったりとくつろげる落ち着いた雰囲気が当店には流れている。

銭湯のリノベーションというとユニークで意外性のある空間が出現する。

おそらく銭湯の大きな明りとりの吹き抜け空間が

普通では味わえない巨大なトップライトに変身している。

トイレの内部もマジョルカタイル。

その造りを見ると以前は流し場として使われていたようだ。

銭湯時代の入口見番あたりから浴室に入るあたりのバリアー(段差)は

かえっておもしろい空間を造り上げている。

当店はカウンター席なしの45席カフェだ。

これがさらさ西陣のランチメニューとスペシャルドリンクメニューと

各種クリームソーダメニューとケーキとクッキー、デザートメニュー、紅茶・中国茶メニュー。

メニューには親しみを感じる手書きのイラストが描かれていて見ていてホンワカしてくる。

マジョルカタイルで囲まれた壁にも黒板に画かれたメニューが絵になっていた。

ケーキセット1,000円、さらさのチョコレートパフェ900円。

人の温もりを感じますネー。

メニューを見た瞬間、即オーダーは決まりました。

スタンダードThe定番クリームソーダ600円。

赤(ラズベリー)、黄(レモン)、緑(メロン)の3つの中から即メロンクリームソーダに決定。

だって昭和の香りがプンプンのさらさ西陣にピッタリですもの。

当店の道沿い、歩いて3~4分ほどのところに京都で有名な船岡温泉がある。

当温泉は脱衣所から浴室に至るまで大正昭和の趣を色濃く残した銭湯で

お風呂も日本で初めて導入された電気風呂をはじめ、

ジェットバス・露天風呂・くすり風呂など種類が豊富。

当温泉は大正12年に営業を開始した。

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編426~

2023-01-21 06:16:12 | 食~番外編(京都)

新大宮 中華のサカイ 本店

京都市北区紫野上門前町92

TEL 075-492-5004

定休日 月曜日

http://shin-oomiya.jp/shop/054/054.html

当店は大徳寺から徒歩4~5分のところにある。

途中、当店への道がわからなくなり、通りすがりの女性に道を聞いたところ、

その若い女性も「中華のサカイ本店」を探しているとのこと。

心強い味方を得たとの気持ちで当店にたどり着いた。

彼女は佛教大学の大学院生で京都の旨い店を巡っているらしい。

わずかな時間であったが旅の出会いの素敵な出来事であった。

当店は京都中華の名店で姜尚美著の「京都の中華」でも紹介され、

さらに昨年11月16日に放映されたBS11で角野卓造と近藤芳正(俳優)が

京都市内の穴場飲食店を巡る「おやじ京都呑み そのⅡ」でも取り上げられた有名店です。

創業は昭和14年、75年の歴史を誇る老舗で、スタートは喫茶店を営んでいたが、

戦後食材を手に入れるのが困難になったため、中華に業態を転換した歴史がある。

この流れがメニューにも残っているとのこと。

このことは後ほど記します。

とにかく当店は一年中食べられる日本一の冷めん(冷やし中華)で有名だ。

この日も長蛇のウエイティング客がいて、約20分待ちで入店した。

店内はいかにも町中華らしい雰囲気が漂い、

あー今、京都中華店にいるんだナーと満足感に浸った。

これが当店のメニュー。

町中華の定番メニューが並び、ウケを狙うようなものが無いのがうれしい。

単品メニューは30種もあり、これはすごい。

お値段は6個入り餃子が300円を参考にして下さい。

夜の定食(平日限定)も超お得な8種1,100円(税込)でどんな味なのか想像してしまう。

壁の一面には来店有名人のサイン色紙が貼ってある。

TVでも放映していたがメニューとメニューの間の一番上には角野卓造(2012.11.4付)の色紙があった。

そして一番下に近藤芳正(2022.8.5付)のサインを発見。

何かうれしくなります。

まずは春巻1,100円。

京都の春巻はこのように食べやすいように短く切ってある。

舞妓さん、芸妓さんの小さなおちょぼ口でも食べやすいようにとの配慮からか。

京都中華の特色はベースが出汁を使い、ニンニクなどの強い香辛料は使わない。

これはお座敷ににおいを持ち込むことを嫌う花街が影響を与えたと言われている。

さあ、これが日本一旨いといわれているサカイの冷めん、ハムと焼豚だ。

昔はこの具材以外に錦糸卵やエビなども入れていたが、どんどん削ぎ落して辿り着いたのが、

このきゅうりの緑、海苔の黒、そしてハムと焼豚のピンクの

シンプルだがすごく奥深い味と色彩になった。

とろみのあるたれを麺に絡ませほおばると、こくのある甘みと酸味、

つるつるもちもちの極太麺が絶妙なハーモニーを奏でながらツツーとのどを通っていく。

「うちの麺太いでしょ。生麺から8~10分ゆでますからね。

親父と製麺所の大将が3年かけて作った特注の麺なんです。

うちの冷めんはたれが変わっているので、たれとの相性がこの太さにしたみたいですね。」

ということで昭和28年にこの冷めんが誕生した。

たれは企業秘密だそうだが、マヨネーズとからしが隠し味になっているようだ。

この冷めん、ハム派と焼豚派に分かれるそうだが、今回両方取って皆でシェアして味比べを楽しんだ。

そしてスミダマンはハム派になった。

「夏はやっぱりサカイの冷めん。

冬もこたつでサカイの冷めん。」

サカイでは一年間冷めん(冷中華)が食べられる。

中華のラインナップの中で一際目立つのがこの洋食、オムライスだ。

これは前述したように初代は喫茶と洋食を作る「喫茶サカイ」だった。

その時の名物料理がオムライスで中華に業態変更した時に

常連客からその味が惜しまれて今日まで生き残ったとのこと。

その味は昭和の懐かしいオーソドックスな味で冷めんとの食べ合わせもピッタリ。

これもシェアして大いに満足な時を楽しんだ。

満足満足そして最高!

中華のサカイがある新大宮商店街は南北に1,000m続く京都一長い商店街。

南側にある織物の街。

西陣の全盛期には「西陣の台所」としてにぎわったとか。

 

 

実は帰宅してしばらくしてサカイの冷めんの味が忘れられなくて宅配もやっていることを知り、

クール宅急便で取り寄せてしまった。

冷めんハム入りが830円。

消費期限が3日間。

焼豚入りが880円、そして送料(クール宅急便)がなんと1,380円。

注文した金額の1/3が送料になってしまった。

また新幹線に乗って行くよりも安いかと自己納得。

旨いものを食べるにはお金がかかる。

参考にパンフと作り方をアップしました。

関心、興味のある方、どうぞ!

ミニ料理レシピ。

自宅でまたサカイの冷めんが味わえるなんて、なんと便利な時代になったのでしょう。

幸せ、幸せ・・・。

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編4 2 5~

2023-01-14 06:22:43 | 食~番外編(京都)

キィジーヌ フランセ ボルドー

京都市北区大宮玄琢南町35-5

TEL 075-492-6901

定休日 月曜日

http://www.kyoto-bordeaux.com

今回宿泊した東急ハーベスト京都鷹峯から歩いて3~4分のひっそりした住宅街にある

京都随一の高級フランス料理店が当店。

洛北の京、閑静な趣きのある玄琢の地、

都心の喧噪から隔ったところにたたずんでいる。

1978年(昭和53年)開業と44年の歴史を誇っている名店である。

当店を知ったのは昨年5月11日TVBS11で放映された常盤貴子がリポーターを務める番組

「京都画報 京都のパン文化」の中で紹介されたのを見たから。

場所が京都鷹峯の住宅街の中と言われたので調べたらハーベストの近くだとわかったので今回予約を入れた。

当店のオーナーシェフは数々の賞(平成12年度京都府現代の名工など)を受賞している

大溝隆夫氏と息子のシェフ大溝隆智氏(仏パリ、ストラスブール、

リヨンなどの3つ星レストランで6年間修行)が

2人3脚で素晴らしいフレンチ料理を提供している。

また、チェックカウンターならぬチェックルームがすごくお洒落で雰囲気がある。

姿を隠そうとしている女性がオーナーシェフの奥様。

廊下の壁には数々の表彰を受けた額が誇らしげに飾られていた。

今は亡き安倍晋三総理(天皇の名代)からの黄綬褒章。

関西シェフで初の仏功労章オフィシエ、トレビアン仏勲章授章等々。

店内の壁にはレオナルドダヴィンチ作の「最後の晩餐」を模したと思われるレリーフが飾られていた。

これなんとお洒落~。

当店にはお祝席などに使われる個室が2室用意されている。

ご覧のように室内はクラシカルで優美な空間が広がってとても良い感じ。

約50席あるレストランの木質系の柱・壁、白い漆喰風の壁、そして赤いじゅうたん。

フランス風家具の調度品。

この店内の醸し出すムードはまるでフランス郊外の高級レストランの中にいるような気にさせてくれる。

まさに高級感あふれる空間で上質な時間を堪能できた。

こういう雰囲気好きだナー。

 

 

それではフランス料理の伝統を守りつつ、新たなテイストを加えたボルドーの創作料理、

素材は日本国内だけでなくフランスからも仕入れているという名作の数々。

いよいよスタートです。

根セロリのムース

白海老と柿のギャレット

そしてこのパンがボルドーさんとスミダマンを結び付けた進々堂製のフランスパン。

京都はパンの街。

その中でも忘れてはならないパンの老舗。

日本で初めて切った食パンを発案した進々堂。

こちらの社長とボルドーのオーナーシェフが長い年月をかけてボルドーのフレンチに合う

フランスパンをいくつも開発してきた。

そのうちの1つがこのパン。

忘れました。

ワイン色のお皿がなんともお洒落。

フォアグラのテリーヌ、フランボワーズ、赤ワインジュレ

このお皿も素晴らしい。

TV番組でも映っていた。

どこかで見た記憶があり思い返していたら京橋の「シェイノ」のお皿を思い出し、

その話をしたら井上シェフとのつながりの話を聞かされた。

ポロネギのスープ。

オマール海老の料理、詳細は不明。

すいません。

とにかくすべてが最高です。

和牛ステーキのソテー、エシャロット、サルシフォ(西洋ごぼう)のソース

これもブラボーでした。

3種のチーズからお好みチョイス。

トロピカルフルーツ、ムース、トロピカルブランシャーベット、桃のソルベ

6種のケーキをお好みで選べる。

少しずつ全てお願いしてしまった。

オーダーに快く対応していただきサービスの温かみを感じてしまった。

コーヒー。

コーヒーカップの器、そしてケーキのお皿、素敵ですね。

 

 

京都の気風の1つに革新と保守があるが、

ボルドーさんには良き昭和のフレンチを大事にしようというものを感じた。

スミダマンにとっても大好きなフレンチレストランでした。

 

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編424~

2023-01-11 06:54:29 | 食~番外編(京都)

大堰川畔 せせらぎ亭 八光館

京都府南丹市八木町八木河原31-4

TEL 0771-42-2221

定休日 不定休

http://hakkoukan.com/

創業75年、当店はJR嵯峨野線(京都駅より35分)八木駅下車徒歩5分。

大堰川のたもと京の峰 愛宕山を眺めながら京・丹波の四季を味わいながらくつろぎの刻を過ごせる名店だ。

当店は4階建で1階は大堰川回廊と称してフロント・レストラン・cafeせせらぎ亭個室が6部屋あり、

窓いっぱいに広がる大堰川のせせらぎを眺めながらお食事やティータイムを楽しめる。

また、このフロアーにはずわい蟹、焼ポン(丹波は栗の産地)などのおみやげ品も売られていた。

こちらが昼食会場の4階眺め回廊、大堰の間。

この日は団体5組に個人2組とかなりお客が来店しているようだ。

昼食の前に恰福の良い当店の社長が料理の説明も含めてご挨拶に来た。

スミダマンのグループはMKトラベル東急ハーベストクラブということもあって

気を使ってくれたのでしょう。

前菜 晩秋の丹波

松茸辛子漬け、柿白和え、銀杏、鯖寿司、子持ち鮎、芋巾着、零余子真蒸、渋川栗

土瓶蒸し 松茸、鱧、海老、鶏肉

造り 鯛、横輪、市松烏賊

温物 甘鯛蕪蒸し、菊花あんかけ

鍋 松茸と丹波牛 すき焼き 温泉卵にて

酢皿 ずわい蟹身、ほうれん草、菊蕪、紅大根、カニ味噌

飯台 松茸御飯、小茶碗蒸し

留椀 赤出汁 水雲

水物 花びら器で色々

見た目は洗練された京都の料理と比べるとちょっと田舎風だが

心がこもっていて団体料理なのに美味しかった。

亀岡に来た折はおすすめできますネ。

八光館八光亭は丹波では最大級の料亭。

京都丹波では松茸はもちろんのこと、栗、あずき、黒大豆、梨や柿、メロンなど

沢山のブランド産品が作られている。

京都丹波での松茸料理は丹波産で3万円~とちょっと高すぎ。

スミダマンには松茸にそれほどの価値を感じない。

料亭の前をゆったりと流れるのが大堰川。

この川の下流が保津川、桂川と名を変えていく。

嵐山までの保津川下りはまだ体験したことがなく、トロッコ列車とともに是非乗ってみたい。

右側奥の高い山が古くから信仰対象の山とされている愛宕山。

山頂には愛宕神社があり、火伏せの神様として京都の市民の信仰を集めている。

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編423~

2022-12-23 11:22:29 | 食~番外編(京都)

チャイニーズレストラン  楼蘭

京都市北区衣笠鏡石町47

TEL 075-491-5101

無休

https://www.shozan.co.jp/restaurant/louran.html

京都鷹峯にある東急ハーベストクラブ南館よりライトアップされた石畳を数分歩いていくと北山の緑に包まれたモダンな館の本格的中華料理「楼蘭」がある。

東急ハーベストクラブの初日の晩はメンバーの知人がセットしてくれた当店でゆったりと楽しく過ごした。

入口の所には各写真で店内の様子、お部屋の大きさ、ダィナー、ランチのコースメニュー(それぞれ3種)そして料理長の

コメントが書かれたディスプレーが置かれてあった。

これが店内案内。

1階が宴会席で2階に一般席と個室が用意されてある。

これが2階の一般席の光景。

ほぼ満席状態でこの日の東急ハーベストの予約状況が伝わってくる。

当店は和とオリエンタルが融合した洒落たモダン空間で味わう本格中国料理。

春夏秋冬の移ろう景色とともに楽しいひとときが過ごすことができる。

信州サーモンと季節の前菜盛り合わせ

クコの実コース

ずわい蟹と蕪のふかひれスープ

柚子風味

豚肉と葉ニンニクの黒トリュフ炒め

大黒しめじを添えて

大根餅を詰めた烏賊の姿蒸し

湯葉といぶりがっこの餡で

甘鯛のカリカリ鱗焼き

麻辣ソースで

鰻とジェンタンの炒飯

酢橘を添えて

柔らか杏仁豆腐 季節の果物ソース

この一枚は最高の一枚と成りました。

一番奥にライトアップされた竹林。

その手前に2本の北山杉の幹。

そして紅、黄、緑のグラデーション豊かなもみじの紅葉。

そしてなんと言っても下の石垣は歴史的に重要な意義のある豊臣秀吉が築いた土塁。

天正19年(1591)秀吉が都城荒廃後の京都の整理にのり出し、洛中、洛外をわけるためにわずか5ヶ月で築いた土塁で「御土居」という。

この土塁は京の町全体を囲む大規模なものであったが、現在は西賀茂、北野、そしてここ鷹ヶ峰にその姿を残すのみである。

ここ楼蘭の手前にある京の料亭「千寿閣」

四季折々の素材を贅沢に活かした会席料理を美しい庭園を眺めながら堪能することができる。

しょうざんリゾート京都ではほかに鳥料理と和食が食べられる「わかどり」、京料理の「紙屋川」、川床会席の「渓凉床」などの食事処があり、多彩なリゾートライフを楽しむことができる。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編422~

2022-12-14 06:21:46 | 食~番外編(京都)

点邑(てんゆう)

京都市中京区麩屋町通三条上ル

TEL 075-212-7778

定休日 火曜日

https://www.ten-you.jp/

当店は日本一の旅館と評判の俵屋旅館にほど近い麩町屋にある。

その俵屋がプロデュースをしている天婦羅の名店で、

2015年現在の場所に移転してきた。

ご覧のように京都独特の奥行きのある土地を活かして路地を設けているのが素敵だ。

京都らしい趣のある路地を進んでいくと

ガラスとコンクリート打ち放しモダンな空間がお客を迎えてくれる。

この落差がよりお洒落といった印象を与えて、お客に対して期待感をかき立てる。

1階は4人席と6人席の個室のみで、個室それぞれから趣きのある庭を見ながら

食事を楽しめるよう造られている。

1階入り口のところのトイレのところには、

さりげなく俵屋オリジナルのタオルが置いてあった。

スミダマンが通された2階は10名座れるL字型のカウンター席のみ。

ここの客席もゆったりした空間で、ここからもガラス越しにお庭を眺めることができ、

京都の風情を感じながら揚げたての天ぷらを賞味できる。

いやー、贅沢で最高ですネー。

ちなみに当店はミシュラン京都2018で1つ星を取っている。

こちらがさりげない水彩画が書かれたメニュー。

昼は3コース、夜は2コースの限定。

懐石天ぷらコース14,300円をお願いした。

これ以外に要予約コースとして季節の献立すっぽんコース16,500円もある。

お通し、柿と菊菜の白和え。

鯛のお造り。

身のコリコリした食感は活きの良さを感じる。

素晴らしい鯛だ。

鯛と蕪の炊き合せ。

とても美味しかったのは覚えています。

鰆の塩焼き。

いよいよ天ぷらコースの始まり。

天つゆ、塩、大根おろしにレモン、味付けのセットが揃って準備完了。

海老と海老のカシラ。

白紋油であっさりと揚げられ、なんて上品な味に仕上がっているのでしょう。

ギンナン。

本当は3個でしたが、1個美味しくいただいてから慌てて写真に気が付いたため2個でパチリ。

失礼!

珍しいです。

ぐじのしそ巻き。

かぶらの天ぷら。

 

これはアオリイカです。

やさしい旨味があって最高でした。

これははっきりわかります。

椎茸です。

天つゆの中に泳ぐ椎茸チャン。

これも何だっけ?後で分かりました。鱧です!

とにかく旨かったナ。

これは大好物の穴子ちゃん。

紐を結んだのも素敵です。

隣りの人のを見て旨そうだったので追加注文した、うに海苔巻き天ぷら。

贅沢!!

最後の〆は天茶。

これより天丼だったな?!

こちらは相方のかき揚げ天丼。

こちらの方が正解でした。

ハイ、天ぷらではありません、デザートです。 

梨とイチジクにミント。

 

 

 

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編421~

2022-12-06 06:13:41 | 食~番外編(京都)

うどんそば 権太呂 本店

京都市中京区麩屋町通四条上ル桝尾町521

TEL 075-221-5810

定休日 水曜日

https://gontaro.co.jp/kyoto/

京都に到着したのがちょうど昼頃。

この日の昼食ははじめからここ京都老舗のうどんそば店「権太呂」に行くことに決めていた。

当店は創業明治43年。

112年の歴史を誇る京都の有名うどん店だ。

当ビルは昭和50年に建て替えられ、京都らしさ、季節感の演出に心がけたとのこと。

狭い敷地に大きなシンボルツリーの松が空間を圧倒している。

手打ちそば店につきもののそば打ち台室。

この日の作業が終わっている(?)のに電灯をつけ何かを訴えているようだ。

この松の幹を見ても樹の大きさがわかるというものだ。

今回の旅で一番目についたものの1つに、

この南天の木が多くの家に植えられていたことだ。

京都では柊(ヒイラギ)と南天(ナンテン)が鬼門除けとして重要視されているとか。

南天の名が「難を転じて福となす」の難転からで

盗難除け、魔除け、火災除けの役目になると言われている。

権太呂さんの玄関の上にはあまり見かけない鯉山山鉾の粽(ちまき)が下げられていた。

京都のお店、家にはほとんどと言っていいくらい

この縁起物の粽が掛けられている。

お店の会計台の上にはゑびす神社の福笹飾りが掛けられていた。

当店はこの本店以外に岡崎店、金閣寺店の2店舗がある。

当店はかなりの大型店でこの1階席も含めて60席もある。

1階は廊下が石畳で各席がのれん、腰壁などで半個室的コーナーになっていて、

京都ならではの雰囲気が流れていた。

当店の信条は「味づくりは人づくり」「心のごちそう」

「ハッピーライフ」の3つを上げている。

とても素敵な表現だ。

ついついブログ取材の癖で厨房内部という舞台を垣間見てしまった。

当店は3階まで(?)店が続き和の雰囲気いっぱいの木の内階段があるが

普段はEVを使っているのでこれは雰囲気作りの階段になってしまっているのではないでしょうか。

こちらはスミダマンが通された3階フロアーの入口。

壁にはドキッとするような大胆なデザインの壁絵が迎えてくれる。

若い仲居さんの大きく権太呂と書かれた前掛けもいいですネー。

EV横の坪庭的コーナーも京都で超有名な作庭家・重森美玲風のデザインで

いかにも京都という風情が流れている。

この日は到着した時は満席で若干のウエイティングになりましたが、

この3階の部屋に通されました。

どうやら地元の人より旅行客の若い女性が多いようです。

また、モダンな柄の襖もあって

華やかな京都初日の昼食となりました。

これが当店のメニュー。

京料理はその美しい形と旬を活かした味との調和が命と言われています。

当店では味は心、料理は心の表現、

料理はつくる人の心を映す鏡と考えているそうです。

それぞれの人柄をそのときどきの想いをありのままに伝えること。

そして本当に喜ばれる料理とは、その中に人を愛しくいたわる優しさが

込められた味に託した心が息づいているものと言っています。

今回注文したのは京都人が大好きと言われている「けいらん」1,100円だ。

京都人はあんかけ、卵料理が本当に大好物だそうだ。

当店は命の出汁と称して羅臼昆布でとった究極の出汁を活かした

うどんそばを提供している。

見ておいしく、食べておいしい料理を情勢をもって届けるのが「権太呂」だそうだ。

お店の入口に京都では多く見かける地蔵菩薩を祀った祠があった。

京都ではお盆を過ぎた8月末頃に各町内で子供達の地蔵盆が行われるのが風物詩となっている。

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編407~

2022-10-01 06:11:01 | 食~番外編(京都)

虎屋菓寮 京都一条店

京都市上京区一条通烏丸西入広橋殿町400

TEL 075-441-3113

定休日 不定休

https://www.toraya-group.co.jp/

護王神社のすぐ近くにある虎屋菓寮・京都一条店の地は

虎屋が永年にわたり御所の御用を務めてきた場所で

少なくとも寛永5年(1628年)より前から店を構えていたことがわかっている。

当店には前々から来てみたいと思っていたが、

よりにもよってめったにないような豪雨の日に

ずぶ濡れになりながら飛び込む羽目になってしまった。

虎屋(とらや)の歴史は室町時代後期の京都で創業されたという。

実に5世紀にわたり和菓子屋を営んできたというわけだ。

特に後陽成天皇の御在位中(1586-1611)より御所の御用を務めていた。

そして明治2年(1869年)東京遷都にともない、

天皇にお供して京都の店はそのまま東京にも進出。

今は本社が東京港区の赤坂にある。

お店に入ると重厚なショーケースが構えている。

まるで宝石を展示しているような立派なショーケースで

とても和菓子が置いてあるようには見えない。

さすが、とらやさんだ。

また、客席のところには、いかにも京都のもてなしを表している活花のしつらえが施されている。

店内はゆったりと余裕のある空間が広がり、とても贅沢な造りとなっている。

置かれた椅子、テーブルなどの家具も大人の雰囲気で、

なんとなく低く抑えられすごく良い感じだ。

普段はたいへんな混みようらしいが、この日はこの荒天のため店内はガラガラ。

ある意味ラッキーだった。

当建物は平成21年(2009年)旧京都工場に虎屋発祥の地として

京都の新たな文化を創造発信する地として建て替えられた。

店内には日本文化に関する書籍約600冊を自由に見ることができるライブラリーがある。

それと併設して永い歴史と現代との結び目としての虎屋京都ギャラリーがあり、

京都にちなむ展示や講演会を開催している。

菓寮の外には季節ごとに表情を変える庭や稲荷社、江戸時代からのお蔵などがあり、

それらを眺めながら甘味を楽しむことができる。

それにしても1枚目の写真を見れば雨のひどさがわかると思う。

虎屋さんの経営理念は「おいしい和菓子を喜んで召し上がって頂く」だそうだ。

当店で販売している菓子の中には元禄8年(1695年)の

菓子見本帳に記録で残る菓子など古くから作っているもの、

時代を超え菓子とともにそこに込められた文化や物語を

お客様に届けるものを多く提供している。

それにしてもこのメニューはとても美しい。

注文するにあたって実物のサンプルが目の前に持ってこられ、

その美しさに目移りしてしまう。

和菓子は実に美しい。

スミダマンのオーダーしたのは、たった3日間だけ限定の

土用餅・黒糖餡と抹茶セット1,210円。

暑さ負けをしないようにと江戸時代に始まったとされる

夏の土用に小豆入りの餅などを食べる習慣にちなんで、

とらやは餅を餡で包んでおつくりしたのが土用餅だそうだ。

相方は、きんとん製の向日葵(ひまわり)抹茶付きで1,320円。

種の部分を御膳餡で、花びらを黄色のそぼろで表したとのこと。

もうこれは芸術品です。

2009年に完成したこの店舗は以前アップした鳩居堂を設計した内藤廣建築設計事務所と同じ。

木の持つ素晴らしさを充分に生かしたゆるやかなアールの天井のディテール、

そしてとらやのマークをモチーフにした照明器具など、

京都の空気にぴったりの素晴らしい設計だ。

ちなみに鳩居堂より虎屋菓寮の方が先の作品だ。

なぜか足元にお洒落な蚊取り線香があった。

このささやかなものでも京の雅を感じてしまう。

それにしてもここに蚊が出るのか?

 

 

 

虎屋さんの2021年の売上高は172億2,700万円。

1980年にはパリにも進出。

静岡御殿場の東山旧岸邸敷地内にある、とらや工房は素晴らしいらしい。

是非一度行ってみたいものだ。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編389-Ⅱ~

2022-09-27 06:09:01 | 食~番外編(京都)

洋食 おがた

京都市中京区柳馬場押小路上ル等持寺町32-1

TEL 075-223-2230

定休日 火曜日、月1回不定休

https://youshoku-ogata.com/

前回は予約にあんなに苦労したのに今回はあっけないほどすっきりと予約が取れ、

これで縁がさらに太くなったのかと勝手に思いつつ

超人気店で予約困難店の洋食「おがた」さんにふたたび行ってまいりました。

(2022-5-17付ブログ参照)

予約時間が5時半と早めだったためカウンター席は一番乗り。

前回とは逆側の玄関サイドのカウンター席に通された。

奥のテーブル席ではもうすでに食事が始まって賑やかな雰囲気が伝わってきた。

洋食「おがた」さんの調理人は大将を含めて3名。

そのうちの中堅1人が目の前で調理をしていてオープンキッチンの臨場感が

ヒシヒシと伝わってきてスミダマン的には大いに楽しんでしまった。

こういうの超楽しい!

これが本日のおすすめメニュー。

手書きでご覧のようにすごい種類だ。

一通り目を通すだけでも大変で数を勘定してみるとなんと53メニューもある。

このレシピが3人のシェフの頭の中にインプットされていると思うとすごいことだ。

このメニューをよく見ると具体的に食材の産地が書かれている。

あじフライの鯵は焼津の漁師さんと直に契約していると前回聞いたがそれだけではなかった。

「魚は静岡サスエ前田さんより」「馬刺しは熊本古閑牧場より」

「豚肉は鹿児島ふくとめ小牧場さんより」「牛肉は滋賀サカエヤさんより」

「ステーキ牛は京都丹波平井牛より」「京都綾部河北さん賀茂なす」

「岡山吉田牧場さん」など素材に対するこだわりがすごい。

こちらは単品のアラカルトメニュー。

冷前菜は5種、温前菜3種、その日のオムレツとは?

スープ3種、魚2種、本日の魚ピカタは納得、

肉は名物の特性ハンバーグ(100g)2,180円とCPも立派。

他に3種、グラタン・パスタが4種、カレーナポリタン薫堂風2,370円は興味がある。

また、〆のごはんとして2種、オムライスが2,640円だから、

ただの洋食屋さんだと思ったら勘違いしてしまう。

デザートは6種、前回のピーチとすいかのデザートは消えていた。

なお、おまかせディナーコースは事前予約で16,500円だ。

まずはビール。

サントリーのプレミア醸造家の夢というブランド。

これがちょっと普通のビールとは味が違うんだナー。

これは売っている店と売っていない店があるとか。

今度家に帰って調べてみよう。

さぁここから「おがた」さんの料理がスタート。

右側の白い紙はマスク入れだ。

これはお通しでたぶんキャベツマリネ990円。

単なるキャベツ料理だが、インスタ映えしている。

すっぱからずでさすが味のバランス。

メリハリが素晴らしい。

基本的には前回のオーダー品を避けて本日のおすすめから選んだ。

ただし「活アジフライレアに揚げて塩とからし」は、

どうしても忘れられない味だったので今回もオーダーするつもりだったが、

残念ながら品切れということで断念。

そしてメインの熊本菊地牛リブロースステーキをオーダー。

何か肉料理を1品と思って決めたがこれおおごと。

オーナーシェフの緒方さんがやおらカウンターから出て客席近くにある冷蔵庫に赴き、

この立派な肉の塊をスミダマンに見せる。

本日のメニューには全て一切価格が表示されてなく、これは高額なオーダーをしたと覚悟した。

その後、オーナーシェフがこの料理をするのをじっと見ていたが、そのプロセスの丁寧なこと。

これはすごい料理になる。

それがこれだ。

味は簡単に表現ができないほどすごかった。

これにわさびチーズをかけるのも斬新だ。

豆いかとうどの・・・。

これもかなりのものでしたネ。

賀茂なす さっと揚げてからゴマソースかけ。

これは洋食というよりは和食に近い料理だ。

ゴマソースの味が複雑で奥が深い。

今回京都に来て木の芽を使った料理に多く出会ったが、

浦和エリアではもう見かけなくなった時期にさず京都といった感を持った。

桃といちじくの白和え。

これはすごい。

今回の料理の中では1、2を競う逸品だ。

料理というよりは食材からいってデザートに近い感じだ。

活タチウオフリットおろしと木の芽 大根おろし。

もう1つの逸品がこれだ。

おがたさんに来てフリットがこんなにも旨いのか痛感した。

このお皿もなかなか味がありますネー。

紅ズワイガニクリームコロッケ。

クリームコロッケにズワイガニを使うなんてにくいですネ。

とりたて小さい豆イカフライ タルタルソース。

この日は豆イカを使ったレシピを色々試してみる。

緒方シェフの腕のすごさを感じる。

〆にはやはり前回と同じミニカレー(小)にした。

ごはん茶碗でいただくのがとても新鮮。

わずかなスペースに付け合わせが乗っているのもインスタ映えしてお洒落だ。

今回のデザートはキャラメルアイス720円だ。

こちらの後ろ姿がオーナーシェフの緒方大将。

氏は熊本県出身。

熊本ニュースカイホテル、長崎ハウステンボス内ホテルヨーロッパなどを経て、

肉料理で名高い京都ビストロセプトの料理長を6年間務める。

2015年に独立し「洋食おがた」を開店した。

よく技は師の背中から学べと言うが、この後ろ姿は何かを語っているようだ。

前にも書いたが、この若き料理人がスミダマンの真ん前で火を使わない料理を作っていた。

これから4点の料理は他の客がオーダーしたものを盗み撮りしたもの。

たぶんこちらは京都大原伏見山田ファームの無農薬野菜サラダ。

こちらは盛り付け最中の熊本阿蘇あか牛ローストビーフか、

けずりたてカチュカバロのローストビーフ。

この肉を見るだけでも美しい。

これはパテ風に見えるがメニューをさがしてもわからない。

洋食おがたは生産者の想いを詰め込んだ料理で

一人一人のお客様が楽しんでいただける空間づくりをこころがけているとか。

ゴーヤのおひたし。

メニューに具体的な産地、生産者が書いてあるように、

産地に水から足を運んで出会った安心安全な素材に向き合い、

心をこめて料理を仕上げている。

今回の「おがた」さんもワンダフルでした。