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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

プリトヴィッツェ湖群国立公園 (クロアチアの旅 前編)

2019-09-10 06:33:29 | 自然

クロアチアで最古かつ最大の国立公園。

入口は2ヶ所あるが、この入口1はいつもこの様な長蛇の列となり、

1時間程入園するのに待つこともあるそうだ。

我々はガイド付きグループということで待つこともなくスイスイと入れた。

当湖群は1949年に国立公園に指定。

1979年にはユネスコ世界遺産に登録された。

面積は29,630.8ha、最高地点1278.5m、最低地点368.5mの高低差がある。

園内には多数の小さなものも含めると湖が16以上もあり、

Veliki Slapという滝は78mあり、クロアチアで最も高い滝だ。

湖ゾーンには8つのツアーコースがあり、ハイキングコースが完備されている。 

 ところでこのサングラスがよく似合う美人女性が我々のガイドさんです。

入口から少し歩くと突然、この滝が目に飛び込んできた。

思わず皆が、「ウォー!」との感嘆の声。

目の前には幻想的な光景が拡がっていた。

マラ・カペラ山脈とリチロ・プリェシャヴィッツァ山脈に囲まれた

プリトヴィッツェ湖群にある一番大きい滝が

このヴェリキ・スラップ(大滝)だ。

ここは一生に一度は訪れたい世界の絶景にも選ばれている、

癒しの楽園と言われている。

私達は8つのツアーコースの中でもハイキング初級クラスの

歩行距離2kmコースを歩いた。

木道はちょっと狭いがしっかり整備されて

素晴らしい光景が目の前に拡がり続いた。

ここはトラバーチ障壁で隔てられたターコイズ色の湖が

多数あることで知られている。

特徴として国立公園の国際的重要性を高めたカルスト地形は

水文地質学的性質によりドロマイトが水を保持し、

石灰質堆積物中に峡谷が出来上がった。

この断面表示を見ると湖が段々畑状態になり、

多くの大小の湖を形成したのがわかる。

この整備された木道を歩く、

クロアチアのサッカーユニホームを着た青年とブルーシャツの少年。

透明度が高い湖水は、その時々の太陽の光、

水中のミネラル量によって様々に色が変化するそうだ。

多数の動植物が生息する森林や草地が豊かに広がる地域、

公園のほぼ80%が森林で覆われている。

上の写真をよく見るとジグザグに道があり、

多くの人達が歩いているのが豆つぶのように見える。

透明性の高い湖の中を見ると所々に小魚の群れを発見することができる。

この魚はチャブというコイの仲間の魚らしい。

公園の一番大きな滝、ヴェリキ・フラップのたもとに着いた。

この場所は広場になっており、歩いた疲れを癒す休憩所に丁度よい。

そして目の前に滝が落ち、オゾンに満ちていて、

その中で人々はなぜかテンションが上がっていた。

ひょっとしてここの名物オジサンか?

パンツ一枚でヘラクレスの様に弓を引くポーズをいつまでも続け、

人々にウケていた。

この国立公園は深い森に映えるエメラルドグリーンの

湖と湖を結ぶ滝が最大の見せどころで

特に丁度行った6月~8月の夏がベストシーズンとか。

気温が30度を超えることがまれなこの時期、

ズバリ夏が1年で一番輝く時期と言われている。

いやー、本当に最高でした!!

落差10mと小さな滝だがオペラ歌手の名を取ったミルカ・トルニナの滝。

湖畔は上湖と下湖に分かれて、まだ石灰華の形成過程にある。

下湖群から上湖群へは約20分程度のボートで渡る。

このボートに乗る為の長蛇の列ができていた。

又ここには疲れを癒す為の休憩所、広場、トイレがあり、

多くの人々がリラックスして休んでいた。

これが乗るのにウェイティングした船と到着しそうな船着場。

海外旅行でこれだけハイキングする旅も珍しい。

とてもリフレッシュできた時を過ごせた。

 


ポストイナ鍾乳洞(スロベニアの旅)

2019-08-09 06:23:10 | 自然

スロベニアの都市リュブリアーナからバスで1時間ほどに

ポストイナ鍾乳洞はある。

スロベニアは石炭岩の大地が広がっており、

この鍾乳洞は石灰岩ビフカ川の流れが10万年かけて

浸食したことによって形成された。

全長27KMにおよぶ鍾乳洞はヨーロッパで最大。

世界での第3位の規模を誇っている非常にスケールの大きなものだ。

ここがチケット売り場。

そして世界各国のイヤホンガイドが用意されてある。

他国ではあまり見ないイスラエル、ブラジルの言葉がある。

そういえば、これからの観光地でブラジルグループ観光客といっしょになり、

周りの空気を読めていないことがあったっけ。

この階段の先が入口で、そこまでおみやげ屋さん、レストラン、

そしてホテルまであった。ここには世界中から

観光客が集まってくるのだろう。

ここのシンボルキャラクターは後程、その写真をアップしますが類人魚。

そのぬいぐるみを着た類人魚が歩いていたり、

みやげもの屋さんの店頭に人形が出されたりしていたが

カワイイというよりはちょっと気味が悪いキャラクターだ。

観光コースは約5KM。その内3.7KMはトロッコ電車に乗車する。

このトロッコはなんと1872年に単軌道で敷設されたとの事。

現在の全線開通は1968年からだそうだ。

この鍾乳洞構内に入るとぐっと気温が下がり、防寒具が必要になる。

鍾乳洞内は薄暗く、しかもトロッコで走っているので

写真がうまく撮れない。フラッシュ撮影は固く禁止だ。

トロッコを降り、残り1.3KMを順路に従がって

歩いていくとちょっとしたトラブルが起きた。

中国人の団体が人波をかき分けて我先にと

フラッシュを焚いて写真を撮っていた。

それを見て超ベテランの我々の女性ガイドさんが

大きな声で英語で

「ルールを守りなさい。恥を知りなさい。」

とすごい剣幕で注意をした。

このことはすごく印象的な出来事であった。

いよいよ終着地に到着。

ここは俗にコンサートホールと言われ、1万人も収容でき

種々のイベントが行われる。

このホールの一角には売店もありその大きさがよくわかる。

ここでちょっとしたハプニングが起きた。

どこの国の方々だかわからないが、突然コーラスが始まった。

 

ポストイナ鍾乳洞

これがその時の動画。

早く撮らなくてはと思ったが、突然のことだったので

歌の終盤しか撮れませんでした。

でも雰囲気は皆様に伝わると思います。

 

 

鍾乳洞内はとても幻想的である意味メルヘンチック。

そしてなんと言ってもその巨大さにはビックリした。

充分写真が撮れなかったので帰りに展示してあった

写真、絵はがきの写真をアップしました。

この鍾乳洞の存在は13世紀頃から知られていた。

大部分は1818年、フェルディナント一世(その当時皇太子)

の訪問の準備をしていた際に地元のルカ・テェッチによって

発見された。最大深度は115Mあり、

第一次世界大戦の時、ロシアの捕虜によって建設された

ロシア橋は有名で私達もそこを渡った。

鍾乳石は0.1M(10cm)出来るのに10年かかるという

気の遠くなるような時間がここにはある。

色は茶色か白色で上から地面へさがるのが鍾乳石

地面から上方へ成長するのが石筍という。

最も白い鍾乳石はブリリアントと呼ばれ

シンボルとなっている。

この写真の4枚目が夫婦柱と言われ

最も有名な鍾乳石だ。

そして、これが目のない両生類のホライモリ。

別称 類人魚と呼ばれている。

何も食べなくても1年近く生きるらしい。

約1時間半のアドベンチャーツアーを終えて出口へ。

すっかり目の瞳孔もホライモリ状態になって

外に出する浮世の光が暫し目に染みた。


ねむの木の庭

2019-06-01 07:01:41 | 自然

この公園は品川区が区政70周年記念事業として

平成16年に開園した。

しながわ百選にも選定されている公園だ。

当地はもともと上皇后美智子さまの生家として

知られる正田家の邸宅のあった所。

五反田駅より徒歩約5分、

小髙い髙級住宅地の中にあり、

昭和史に残る重要な場所だ。

令和への改元を機に訪れてみた。

正田家の洋館は昭和8年に

日清製粉正田英三郎社長邸として

清水建設が設計施工した

趣きのある建物だった。

平成14年に相続で国に物納され、

解体された。

その後「ねむの木の庭」として開園。

正田美智子さまは昭和34年4月10日に

明仁皇太子と結婚。

明治時代以降初めて

民間出身の皇太子妃になり、

大変な話題になったのは

昨日の様に覚えている。

ねむの木の庭の名前の由来は

上皇后が髙校時代に自身で作った詩

「ねむの木の子守歌」に

因み付けられた。

ねむの木は6月中旬頃に

可憐な花を咲かせる木で、

当公園のシンボルツリーに成っている。

小ぢんまりした庭には

上皇后さまゆかりの樹木、

草花が約50種程植えられている。

上皇后さまのお歌の中で詠まれた樹木、

草花で上皇后さまに思いを

馳せていただけるようにしたという。

特にこのバラは

プリンセスミチコと命名され、

皇太子妃時代に

イギリスのバラ育種会社から

捧げられた品種で

春と秋が見頃との事。

この樹は天皇皇后両陛下が傘寿を記念して

植樹されたタラヨウ(モテノキ科)。

両陛下が和歌を愛されることから、

古くより、葉の裏に文字を書いて

「葉書の木」として

使われてきた樹だ。

この日は池田山公園、

ねむの木の庭の管理STAFFの方が

庭の手入れをしていて、

訪問者の質問に対して

快く答えていたのが

とても心地よかった。

 

 

 


2019 新春の富士

2019-01-22 06:24:59 | 自然

今年で3年続けて正月休みを鎌倉で過ごして来た。

毎年、新年の富士山を紹介してきたのでもういいかと思ったが、

この地から見た富士はシャッターを押さないわけにはいかない魅力がある。

そういうことで「2019 新春の富士」と題して

今年が読者にとっても良い年になりますようにという思いを込めてアップしました。

これは1月3日午後4時40分過ぎの稲村ヶ崎から見た富士山と江ノ島。

湘南海岸越しのこの風景はやはり絶景だ。

稲村ヶ崎の崖には毎年多くの人々が富士を見にやってくる。

一グループは刻々と表情を変えていく富士を撮ろうと

シャッターチャンスを待つカメラマン達。

もう一グループは唯々富士を無言で眺めている

こころは詩人に成っているグループ。

全ての人は皆、富士の方に迎い何かを感じて物思いにふけっている。

カメラマンの中には外国人の人も。我々日本人とは

また違う富士の美しさに魅了されシャッターを夢中で押しているのだろう。

その姿がまた絵になり、こちらも思わすシャッターを押してしまった。

☀が段々と落ちてきて、山並みがくっきりシルエットになってきた。

と同時に江ノ島の家々に光が灯り、辺りは夜の姿に表情を変えてくる。

丁度、午後5時、江ノ島を彩る光と色の祭典、

湘南の宝石イルミネーションが点灯された。

この日の夕方は風も出て来て、寒く身体が冷えきってきたので

帰路につこうと歩き始め、もう一度富士の姿を振り返った時の一枚。

厳粛な自然の富士の世界に半分現実の人間社会の姿が。

信号と沿岸沿い渋滞した車のライトが続く。

暗くなった由比ヶ浜を振り返るシルエットに成った稲村ヶ崎と

その崖に繁える松の木々。相模湾の海の地平線の向こうは

夕日に映えるあかね色の空。なんと美しい風景だろう。

今年の空気は殊の外澄みきっていたのか相模湾の向こうには

くっきりと伊豆大島を眺めることができた。

自転車に乗った一人の女性がその美しい風景に足を止め

じっと見入っていた姿が印象的であった。


マリモ Ⅲ

2018-10-31 05:10:14 | 自然

一昨年、網走市のオホーツク流氷館で買ったクリオネ付きの

マリモ3個の飼育を始めてまる2年が経った。

そこに書かれたあった飼育方法通りほとんど欠かさず一週間おきに

水を取り換え、マリモのごはんを与えてきた。そのおかげか

過去2年間の大きさを比較してみると随分成長して大きくなった。

(2年目の写真)

しかし、大きさが変わると同時に色が変化してきて、

どんどん汚くなってきた。買った年のは鮮やかなグリーン色。

今見ると本当に美しい。いかにもマリモだ。2年目になると

若干緑色はしているが、だんだん色がくすんできた。

そして円球の先が延びはじめ、形がちょっとウニ化している。

これは成長の証かもしれない。それに比べ、現在のマリモは

先端の藻は丸く黒ずみ、中心部の方は白色化してきた。

とても美しいと言えない姿に成ってしまった。

今後も今までの作業を続けるつもりだが行く末が心配になってた。

「3匹のマリモちゃん、飼育人も頑張るから

あなた達も元気出してがんばってちょうだい。」

I LOVE Marimo

(2017-10-23付 ブログ参照)


鶴岡市立加茂水族館

2018-10-11 06:05:31 | 自然

2014年(平成26年)6月1日に新館として開館した

鶴岡市立加茂水族館。RC3F建て、延べ面積約4,000㎡(約1,200坪)、

総工費30億円をかけて建設された。当館の歴史は古く

昭和5年に開館。90年間の歴史は物語になるような紆余曲折があった。

現在はクラゲに特化し愛称はクラゲドーム館と言われている。

https://kamo-kurage.jp/

加茂水族館から日本海越しに見た鳥海山。この日は

空が晴れ渡りその雄姿がくっきりと見えた。

鳥海山は山形県と秋田県に跨がる標高2,236mの活火山。

東北地方では2番目に高い山だ。山頂に雪が積もった姿が

富士山にそっくりなため、出羽富士とも呼ばれている。

鳥海山は日本百名山・日本百景の1つでもある。

館内のインテリアもクラゲドーム館と言われるだけにクラゲー一色だ。

庄内は磯釣り王国と言われ、釣り竿の歴史を誇っている。

本来の庄内竿は中通し竿でなく延べ竿(一竿)。

庄内竿は武士の釣り300年の歴史がある。

これが館内のガイドマップ。ここは今や庄内地方有数の

観光名所に成った。海洋生物学研究者や世界の他の水族館からも注目を受けている。

(淡水魚コーナー) 庄内を流れる川や池に生息する

淡水魚たちがお出迎え。上流から下流まで様々な顔を見せてくれる。

(海水魚コーナー) 庄内浜沿岸から深海にすむ、おなじみの

魚や見たこともないような生き物約140種類の魚に出会える。

庄内地方には元禄時代からおしろいを食べる正体不明の

物体が天から降ってきた宝物として大切にしてきた。

それが「けさらんばさらん」庄内地方には38個確認されている。

海底に咲く花、深海性イソギンチャク。底引き網で水深300mほどの

深海から採取されている。ガラスの反射の為、

ちょっと大きさのバランス差があるが人の背中にイソギンチャクが

付着しているように見えてしまう。

よく耳にする「浮きはえなわ漁業」とは、はえなわを水面近くに張り、

水面近くを回遊する魚を狙う漁法。深さは10M程で浮子で浮かせる。

魚の種類は鯛、さわら、マグロ、鮭、鱒、など

いよいよこれから当館がクラゲドリーム館と言われている

当館の売り「クラゲ」コーナーの紹介です。ここはクラゲ解説コーナー。

クラゲの餌の食べ方や食べているもの、目や口・心臓や

脳はあるのか・・・そんなクラゲの不思議を解説してくれます。

直径5M水量40トンの円型大水槽の中でゆらゆら揺れる

約2000匹のミズクラゲが心を癒し大きな感動を

与えてくれるクラゲドリームシアター。

常時30種類以上のクラゲを展示。世界一を誇る。

2012年(平成24年)に当館はクラゲの種類数で

ギネス世界記録の認定を受けた。

2008年(平成20年)ノーベル化学賞を受賞した下村脩氏の

受賞理由となった緑色蛍光タンパク質が当館の飼育している

オワングラゲの由来ということで当館が注目されている。

平成24年4月2日に氏は一日名誉館長として来館した。

 

それでは50種類以上あるクラゲの中で目に止まった

クラゲをアップしてみます。クラゲの写真集です。

当館では定期的にアシカショーやウミネコの餌付けを行なっている。

アザラシプールではアザラシが悠然と泳ぐ姿を間近に見学できる。


夏の妙高高原

2018-09-01 05:22:25 | 自然

今年のお盆休みは2つセンチメンタルジャーニーに行って来ました。

1つは37年前に父親に連れられた赤倉観光ホテルへ。

もう1つは52年振りの学生村(その当時)の北信濃、小菅の里。

年齢を重ねてくると、過去をしみじみと振り返ることが増えてくる。

とても懐かしくタイムマシンに乗った様な良い旅であった。

新幹線で一路長野駅へ。乗り換えで待合室に入ると

懐かしい3代目の長野駅舎の絵がドンと飾ってあった。

この駅舎は1936年の善光寺御開帳の年に合せて建てられた。

撞木造りと唐破風を取り入れた日本風デザイン

仏閣型駅舎として大社駅、奈良駅、二条駅などと並んで全国に知られていた。

学生時代には幾度もこの駅から長野電鉄に

乗換えたので強烈な印象が残っている。

長野駅から北しなの線(しなの鉄道)に乗り換えて妙高高原駅へ。

しなの鉄道は元はJR東日本の信越本線の一部だった。

北陸新幹線の開業に伴い並行在来線として経営分離された路線だ。

定期列車は1時間あたり1、2本程度の運用で

車輌は3両編成のワンマン運転を実施。ビックリしたことは

ドアの開閉は手動だったことだ。

妙高高原駅に着いた時、隣りのホームに「えちごトキめきリゾート雪月花」の

車輌が停車していた。このリゾート列車は

一昨年の春から運用開始。国内最大級の展望を

確保した車内は贅沢なつくりになっている。インテリアの細部まで

新潟に拘っているそうだ。食事も地元の旬の食材を使い、

一流シェフの監修したレシピで作ったお料理を用意している。

新潟県内の鉄道駅としては最南端の妙高高原駅。

開設はなんと1885年(明治21年)5月と超古い。

冬季はスキー、スノーボード等のウィンターレジャーで賑わい、

夏季は豊かな緑に囲まれるリゾート地の中心駅になっている。

しかし駅前は何も無く、行った時は人をほとんど見かけなかった。

赤倉観光ホテルの正面には北信五岳(妙高山2454M、

黒姫山2053M、飯縄山1917M、戸隠山1904Mと斑尾山1382M)

のひとつ斑尾山と袴岳1135Mが見える。斑尾山は

北信五岳の中では標高が一番低い山だが、五つの山を

中野市周辺から眺めた場合、一番低い斑尾山が

他の山とあたかも同じような高さに見える為五岳に入っている。

妙高高原の雲海の向こうに見えるのが幻想的な斑尾山だ。

又ふもとの斑尾高原には斑尾高原スキー場やタングラムスキーサーカスがある。

標高1917Mの飯縄山。今年も連続する緑が続いているが、

6月に長野カントリークラブに行った時に飯縄山をもっと間近で見た。

(2018-6-26付 長野カントリークラブを参照)。

それにしても早朝の雲海に浮かぶ飯縄山は素晴らしかった。

雲海のはるか遠くにぼんやりと山々が続く。志賀の連山だ。

斑尾山と袴山の間に遠く見えるのが志賀の岩菅山(2295M)。

標高1000Mからの眺望、ホテルロビーから見える山々だ。

あまりにも近くの為、越後富士と言われる秀麗な山容の妙高山の

美しい姿はこの写真では分からないが、

一瞬虹が掛かったので撮ってみた。

妙高山は日本100名山の1つで馬蹄形をした爆発カルデラの

外輪山と中央火口丘となる最高峰の溶岩ドームから構成される火山だ。

妙高高原スカイケーブル駅から見た赤倉観光ホテルの全容。

詳しくは来週紹介いたします。

妙高の大自然の中、標高1300Mへ11分間の空中散歩。

山頂からは遠く志賀の山並みから斑尾山、野尻湖まで

一望の大パノラマが見られるが、この日は残念ながら

雲に覆われてしまってほとんど景色は見ることが出来なかった。

山頂駅からはブナの原生林をたどるトレッキングを楽しめる。

山頂駅近くに群生しているコオニユリ。

1Mほどの高さになって大きい花をつけるのでとても目立つ。

北欧に続いてここにもヤナギラン。和名の由来は葉が

柳に似ていて、花をランにたとえたことによる。

花言葉は集中する、焦点と意外な感じ。薄紅紫色の花がかわいらしい。

展望レストラン「エートル」の入口に置かれたチョークで

書かれた観光案内地図。しみじみ見ると

よく案内されているが、何気なく見ると分かりづらい。

ここから眺望できる山々が標示されている。地元では

北信五岳を「まみくとい」という愛称でよばれているとか。

ま・・・斑尾(日本300名山 み・・・妙高(日本100名山)

く・・・黒姫(日本200名山) と・・・戸隠(日本200名山)

い・・・飯縄(日本200名山)

早朝 午前5:30 ホテルアクアテラスから見た絶景。

雲海と朝日そしてうっすら下に潜むメルヘンチックな家々。

ここでは時間によって表情を変えるこの世のものとは

思えない景色がいつまでも続いていた。

黒姫山は南東方向より見た整った姿から郷土富士、

信濃富士と呼ばれている。妙高山、黒姫山、飯縄山は

8㎞間隔でほぼ南北方向の直線状に並ぶ。

地質学的には第4紀のほぼ同時頃に活動した火山たちだ。

遠くにアパリゾート上越妙高の姿が見えた。ここは滞在型の

本格リゾート地だ。2018シーズンから新たなシリーズ

「アパリュージョン」としてプレミアムなイルミネーションイベントを開催している。

ホテルアクアテラスの池の縁を歩く名のわからない野鳥。

小さな足が歩くと池に波紋が広がるとても可愛い光景に心が動く。

水面の標高が657Mの野尻湖。長野県では諏訪湖に続いて

2番目、全国では53番目の大きさの湖だ。野尻湖の成因には

諸説あるが、斑尾山の噴出物により川が堰き止められて出来たという説がある。


明野のひまわり畑

2018-08-10 06:01:52 | 自然

埼信信和会の日帰り旅行で山梨方面に行って来た。

ここは日照り日本一のひまわり畑。

360度の大パノラマは日本でここだけしかない。

素晴らしいロケーションでその絶景を楽しんできた。

山梨県北杜市(2004年旧明野村を含めた7町村が合併して生まれた。)

の茅ヶ岳広域農場沿いを会場にサンフラワーフェス2018

(7月21日~8月19日)が開催されている。

行ったのは7月23日でフェスが始まったばかり。

会場はメイン会場、浅尾新田会場、農村公園会場の3ヶ所、

全体で約6ヘクタールもあり、No1~No23までひまわりの開花時期を変えている。

周囲は甲斐駒ヶ岳をはじめ南アルプスそして八ヶ岳と日本の名峰を背景に、

太陽の恵みをたっぷりと浴びてひまわりが咲き誇っている。

ここはメイン会場No7の畑、ここが一番早く咲き始めた。

開花は7月18日ということでまだ5日目だ。

メイン会場の見頃は7月下旬から8月下旬迄との事

6月14日に明野小学校3年生が種蒔きをして約60万本のひまわりが咲き乱れる。

ようやく咲き始めたばかりのウィークデーにもかかわらず

見学者が結構来ていて、皆カメラ、スマホでパチリパチリ。

遠くに見えるのは八ヶ岳だ。

こちらは小振りの別種のひまわり。この広大な畑よりは

家庭の庭とか切り花に向いていると思う。

This is Sun Flower.

ここは見慣れた黄色のハイブリッドサンフラワーがほとんどだ。

ひまわりを違った視点から。ひまわりの花の後、つぼみの多いエリア

咲く直前のひまわり、ひまわりの幹と葉。

小さなひまわりにはこんなビニールが全体的にかけられていた。

種類によって育て方も違うのだろう。

この写真のテーマは「人とひまわり」。ひまわり畑に人が入ると

物語が生まれる。人は花に囲まれるとハイテンションになる。

ここの入場料は無料。顔出し看板も数日前に設置されたとか。

これからはフォットコンテスト、ひまわり迷路、

ひまわり和紙づくり体験 ライトアップ(8/中旬)

ウェディングなど各種イベントが予定されているとか。

南アルプスを背景のひまわり畑。メインNo9では黄色ハイブリットサンフラワーと

赤いプラドレッドシェードを使って絵文字が出来るらしい。

見頃予想は8月10日頃とか。

南アルプス、甲斐駒ヶ岳に向かってどこまでも続く一本の道。

そこを一人少年が歩いている。まるで映画の一コマの様だ。

そんなことで明野は2004年作東宝「いま、会いにゆきます」の

映画のロケ地にもなった。

こちらは全く雪が無くなった富士山とひまわり畑。

ここのひまわり畑は密度が濃いことでも好評だ。

この日は熊谷市で41.1℃という国内最高気温を記録した猛暑日。

ここの明野は年間2500時間以上の日照日本一の地で

ありながら、カラッとしていて日陰に入るとすごく涼しかった。

やはり山はいいナー。山に向かいて言うことなし。


かずら橋

2018-05-29 06:51:22 | 自然

日本奇橋の一つ、西祖谷のかずら橋。この橋は重要有形

民俗文化財に指定されている。日本三奇橋とは三つの橋に

限定されていないが、1つは山口県岩国にある錦帯橋、

2つは山梨県桂川の猿橋。他に富山県黒部川の愛木橋を

挙げる場合もある。この橋の起源は2説あり、(1)空海が祖谷に

来た時困っている村民の為に架けたという説

(2)平家の落人がこの地に潜み、追っ手が迫っても

すぐ切り落とせるように葛を使って架設したという伝説。

祖谷渓を流れる祖谷川は剣山(標高1955m)に水源があり、

三好市を経て大歩危峡の北端で吉野川に注いでいる。

祖谷渓は高さ数十~100mの高低差があり、又降水量も多い為に

樹木が生い茂り、隔絶された深山幽谷の景観を擁する。

まさにここは日本三大秘境と言われるのに相応しい地だ。

この橋はサルシナ(くらくちかずら)などの葛類を使って

架けられた人専用の原始的な吊り橋で

長さ45m幅2m、谷からの高さ14mある。1970年の

国鉄ディカバー・ジャパンキャンペーンで登場したことで

一躍有名になった。現在はこの橋を年間25万人の観光客が

訪れるという。この日は一年で一番混む日で

渡るのに数時間もかかると予想されていた。

かずら橋には上記のように多くの人が訪れ、

又老朽化も考えて3年に1回架け替えている。

架け替えには約1ヶ月要するらしい。

橋構造は床面が「さな木」と呼ばれる丸太や割木を荒く編んだだけで、

すき間から川面が見えるスリリングな造りになっている。

かずら橋の隣りには高さ50mの琵琶の滝がある。

昔、平家落人が京の都をしのび、この滝で琵琶をかなで、

つれづれを慰めあっていたことから名付けられたと言い伝えられたとか。

この日は素晴らしい五月晴れで、琵琶の滝から見た祖谷川の

河原が感動する程の美しさだったので、河原まで降りてみた。

ご覧の様に川の水は透明度が非常に高く

ウットリしてしまう程だった。

若いカップルはこの美しい風景に思わず、

自撮りしたくなるのはよく分かる。

おそらく2人の顔は満面の笑みでいっぱいのはずだ。

ここ龍宮崖公園には奥祖谷(東祖谷)の観光マップがあった。

ここから剣山までの間には秘境に関わらず、多くの見所がある。

ここにも立派な吊り橋がある。到着した時は無人の橋であったが、

しばらくして家族連れが渡って来た。この光景は正にポエムだ。

下に広がる峡谷の風景は息を呑む美しさだ。

さらに奥へ行くと東祖谷山村に着く。標高は1018m、

国道から降りていくと奥祖谷の二重かずら橋がある。

かずら橋から二重かずら橋の間には食堂が2軒しかなく、

ここ丸石パークランドで昼食。驚いたことに四国のしかもこんな山奥にも

中国人の団体客が来ていた。このグループが1歩早く入った為

(それだけではなく、店の料理も遅く)、かなり待たされた

挙句の定食がこれだ。あまごの塩焼きも追加。

味の方はどれもたいして旨くない。秘境の中で美味しさを求める方が間違っていた。

二重かずら橋は男橋が42m女橋が20m。それに手動式の

木製テーブルカート「野猿」がある。前述のかずら橋、

この二重かずら橋は2012年トリップアドバイザーの

企画「バケットリスト」の世界の徒歩吊り橋10選に選ばれた。

かずら橋は祖谷13橋と言われる生活道として利用されていたが、

現在西祖谷山村善徳と共に2ヶ所だけ残っている。

奥祖谷かずら橋は、約800年前平家一族が讃岐志度の浦の戦いに破れ

祖谷の地に逃れた後、剣山平家の馬場で軍馬の調練に

又、木挽、杣、猟師等に利用されたもの。

渓谷の中に架けられた男橋。女橋から撮った。

長さ20mの女橋。人ひとり渡っても揺れ、恐怖の橋だ。

この写真では分かりづらいが、川を渡る目的で設置された

人力の索道で、川の両岸にワイヤーロープを渡し、

このロープに屋形と呼ばれる籠を吊り下げたもの。

別に渡されたロープをたぐることで屋形を前進させる

様子が猿に似ていることから「野猿」と呼ばれている。

峡谷のたもとにあるだけに帰りの階段を登るのは本当にきつかった。

このゴールデンウィークの旅は坂ばかりの旅になってしまった。


日本一の桜回廊づくり

2018-04-03 06:12:10 | 自然

目指せ日本一!サクラサク見沼田んぼプロジェクトとは?

それは見沼代用水沿いには、これまでも団体や市民による桜の植樹が

行なわれ、見事に咲き誇る桜回廊が約18.2㎞もあった。

その運動を継承し、さらに植樹をすることで総延長20㎞を

越える日本一の桜回廊を目指すため、平成25年度に

スタートしたのがこのプロジェクトだ。桜の植樹は、市民・団体・企業などの

寄付により行って来た。そして平成29年3月、見沼代用水

西縁、東縁、見沼通船掘に連なる桜回廊の総延長は

20㎞を超え、桜の下を散策できる日本一の桜回廊となった。

平成26年1月1日から日本一の桜回廊づくりの事業を

実施してきたが、その原資となる寄附金は、平成28年12月31日時点で

総件数144件、寄附金総額16,406,772円集まった。

その寄附金ベースで平成26年春から、平成29年春まで

総本数245本の桜を植樹されてきた。桜の種類はソメイヨシノが

一番多いが、桜の花を長く楽しむことができるよう開花の

タイミングが少しずつ異なるミヤビザクラ、エドビガン、

ヤマザクラなどが植えられてきた。尚参考にこれまでの植樹実績に

ついての資料をアップしてみます。これによると植樹場所の

課題として見沼代用水沿いは植樹可能な場所はほぼない状況との事。

当初、目標の総延長20㎞を超える日本一の桜回廊の実現を

達成したので次なるステップアップとしてさらなる桜回廊の延長とともに

多様な主体とともに「守る・育てる・発信する」取組の推進を

すすめることが魅力アップへとつながる。

これまでのPRの主な取組みについて揚げてみると

(1)応援サインプレート プロジェクトに賛同をいただいたさいたま市内に

ゆかりのある著名人の方々の応援サインプレートを

見沼田んぼエリアの公園などに設置し、来訪者にプロジェクトをPRしている。

・若田光一さん、羽生結弦さん(さぎ山記念公園)

・藤光謙司さん(見沼氷川公園)

そしてこの写真の

・奥原希望さん(七里総合公園)

・豪栄道豪太郎関(合併記念見沼公園)

(2)公共交通機関を使ったアクセス方法や見所を紹介する

ポケットサイズのガイドマップを作成し、配布する。

(3)桜の付箋と消しゴム クリアファイルなどのPRグッズを配布する。

このプロジェクトには各メディアからの取材実績がある。

・2017年3月31日テレビ朝日「スーパーJチャンネル」

さいたま市長も出演し、日本一になったことを発信した。

・2017年4月7日 同番組

桜回廊の生中継とドローンを使った空撮

・2017年 産経新聞、日経新聞、東京新聞、新成人参加の植樹祭など。

・2018年 日経新聞、埼玉新聞、東京新聞、

見沼田んぼの桜回廊ガイドマップの作成配布

さいたま市からは2018版の見沼たんぼ見所ガイドブックが

発刊されており、見沼たんぼについてのあらゆる情報が

載っているので是非読んでいただくとよろしいかとおすすめします。

尚「私の好きな見沼たんぼ2017」写真コンクール作品集から

個人的に気に入った写真をアップしてみました。