スミダマンのほのぼの奮戦記

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ポストイナ鍾乳洞(スロベニアの旅)

2019-08-09 06:23:10 | 自然

スロベニアの都市リュブリアーナからバスで1時間ほどに

ポストイナ鍾乳洞はある。

スロベニアは石炭岩の大地が広がっており、

この鍾乳洞は石灰岩ビフカ川の流れが10万年かけて

浸食したことによって形成された。

全長27KMにおよぶ鍾乳洞はヨーロッパで最大。

世界での第3位の規模を誇っている非常にスケールの大きなものだ。

ここがチケット売り場。

そして世界各国のイヤホンガイドが用意されてある。

他国ではあまり見ないイスラエル、ブラジルの言葉がある。

そういえば、これからの観光地でブラジルグループ観光客といっしょになり、

周りの空気を読めていないことがあったっけ。

この階段の先が入口で、そこまでおみやげ屋さん、レストラン、

そしてホテルまであった。ここには世界中から

観光客が集まってくるのだろう。

ここのシンボルキャラクターは後程、その写真をアップしますが類人魚。

そのぬいぐるみを着た類人魚が歩いていたり、

みやげもの屋さんの店頭に人形が出されたりしていたが

カワイイというよりはちょっと気味が悪いキャラクターだ。

観光コースは約5KM。その内3.7KMはトロッコ電車に乗車する。

このトロッコはなんと1872年に単軌道で敷設されたとの事。

現在の全線開通は1968年からだそうだ。

この鍾乳洞構内に入るとぐっと気温が下がり、防寒具が必要になる。

鍾乳洞内は薄暗く、しかもトロッコで走っているので

写真がうまく撮れない。フラッシュ撮影は固く禁止だ。

トロッコを降り、残り1.3KMを順路に従がって

歩いていくとちょっとしたトラブルが起きた。

中国人の団体が人波をかき分けて我先にと

フラッシュを焚いて写真を撮っていた。

それを見て超ベテランの我々の女性ガイドさんが

大きな声で英語で

「ルールを守りなさい。恥を知りなさい。」

とすごい剣幕で注意をした。

このことはすごく印象的な出来事であった。

いよいよ終着地に到着。

ここは俗にコンサートホールと言われ、1万人も収容でき

種々のイベントが行われる。

このホールの一角には売店もありその大きさがよくわかる。

ここでちょっとしたハプニングが起きた。

どこの国の方々だかわからないが、突然コーラスが始まった。

 

ポストイナ鍾乳洞

これがその時の動画。

早く撮らなくてはと思ったが、突然のことだったので

歌の終盤しか撮れませんでした。

でも雰囲気は皆様に伝わると思います。

 

 

鍾乳洞内はとても幻想的である意味メルヘンチック。

そしてなんと言ってもその巨大さにはビックリした。

充分写真が撮れなかったので帰りに展示してあった

写真、絵はがきの写真をアップしました。

この鍾乳洞の存在は13世紀頃から知られていた。

大部分は1818年、フェルディナント一世(その当時皇太子)

の訪問の準備をしていた際に地元のルカ・テェッチによって

発見された。最大深度は115Mあり、

第一次世界大戦の時、ロシアの捕虜によって建設された

ロシア橋は有名で私達もそこを渡った。

鍾乳石は0.1M(10cm)出来るのに10年かかるという

気の遠くなるような時間がここにはある。

色は茶色か白色で上から地面へさがるのが鍾乳石

地面から上方へ成長するのが石筍という。

最も白い鍾乳石はブリリアントと呼ばれ

シンボルとなっている。

この写真の4枚目が夫婦柱と言われ

最も有名な鍾乳石だ。

そして、これが目のない両生類のホライモリ。

別称 類人魚と呼ばれている。

何も食べなくても1年近く生きるらしい。

約1時間半のアドベンチャーツアーを終えて出口へ。

すっかり目の瞳孔もホライモリ状態になって

外に出する浮世の光が暫し目に染みた。


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