スミダマンのほのぼの奮戦記

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ねむの木の庭

2019-06-01 07:01:41 | 自然

この公園は品川区が区政70周年記念事業として

平成16年に開園した。

しながわ百選にも選定されている公園だ。

当地はもともと上皇后美智子さまの生家として

知られる正田家の邸宅のあった所。

五反田駅より徒歩約5分、

小髙い髙級住宅地の中にあり、

昭和史に残る重要な場所だ。

令和への改元を機に訪れてみた。

正田家の洋館は昭和8年に

日清製粉正田英三郎社長邸として

清水建設が設計施工した

趣きのある建物だった。

平成14年に相続で国に物納され、

解体された。

その後「ねむの木の庭」として開園。

正田美智子さまは昭和34年4月10日に

明仁皇太子と結婚。

明治時代以降初めて

民間出身の皇太子妃になり、

大変な話題になったのは

昨日の様に覚えている。

ねむの木の庭の名前の由来は

上皇后が髙校時代に自身で作った詩

「ねむの木の子守歌」に

因み付けられた。

ねむの木は6月中旬頃に

可憐な花を咲かせる木で、

当公園のシンボルツリーに成っている。

小ぢんまりした庭には

上皇后さまゆかりの樹木、

草花が約50種程植えられている。

上皇后さまのお歌の中で詠まれた樹木、

草花で上皇后さまに思いを

馳せていただけるようにしたという。

特にこのバラは

プリンセスミチコと命名され、

皇太子妃時代に

イギリスのバラ育種会社から

捧げられた品種で

春と秋が見頃との事。

この樹は天皇皇后両陛下が傘寿を記念して

植樹されたタラヨウ(モテノキ科)。

両陛下が和歌を愛されることから、

古くより、葉の裏に文字を書いて

「葉書の木」として

使われてきた樹だ。

この日は池田山公園、

ねむの木の庭の管理STAFFの方が

庭の手入れをしていて、

訪問者の質問に対して

快く答えていたのが

とても心地よかった。

 

 

 


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