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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

見沼田んぼ特集 その2

2020-07-03 06:12:35 | 自然

見沼田んぼ特集の第2弾です。

12回の見沼のブログを見ると圧倒的に春に訪問したものがほとんどです。

やはり見沼は春が一番。

自然の芽吹きを感じる素晴らしい田園風景です。

 

 

見沼の春

 

(2012-5-17付)

 

見沼代用水東縁(全長約16KM)と斜面林

見沼代用水は利根川から取水し、綾瀬川を越えた

直後に台地の縁に沿って東西2本に分流する。

この東縁と西縁にはそめい吉野桜並木が延々と続き、それはそれは美しい。

新緑も負けずに素晴らしい。

見沼田んぼの牧歌的な風景、見沼田んぼは東京都心から

20~30km圏内に位置しており約1260haという広大な面積を持つ

首都近郊における貴重な大規模緑地空間です。

美しい風景と古い歴史を残し様々な見所がある見沼田んぼは、

多くの人を魅了し、親しまれています。

総持院(真言宗智山派)天正5年(1577年)開山と伝えられている。

別名牡丹寺として知られ、境内には約650株の牡丹が植えられている。

牡丹  前日の風雨で全体的にうなだれていた。

総持院の前に竹林が茂り、趣がある。

東屋もあってゆっくりくつろげる。

この地域はみどりのトラスト保全1号地で、

貴重な動植物の保存とともに、代用水の景観を保存している。

竹の子があちこちに出現していて、正に春そのものです。

国昌寺(曹洞宗)徳川家光から寺領10石の朱印地が寄贈されている。

十六弁の菊花紋がつく山門は江戸時代中期(宝暦頃)の建築で、市指定文化財。

この門には棺を担いでくぐり抜けると竜に中身が喰われて

軽くなるという竜神の伝説がある。

その為「開かずの門」として知られるが

最近竜神まつりの祭祀がある時だけ開門するようになった。

「釘づけの竜」左甚五郎作。

この竜はもと見沼に住んでいて作物を荒らしたので、

日光から帰る途中の左甚五郎に彫ってもらい、

釘づけにして門をおさめたという伝説がある。

境内に咲きだした藤の花。

将に見沼は春爛漫という感じです。

 

 


見沼通船堀公園

2020-07-01 06:33:07 | 自然

見沼通船堀公園には東浦和駅前からスタートするのが一番良い。

その駅前広場には見沼の竜神像が凛とした姿で立っている。

この像はちょうど10年前、浦和東RC創立40周年を記念して建立した。

通称見沼田んぼには数多く竜神伝説があり、

この地を巡り歩くだけでも楽しい散策になる。

東浦和駅より7~8分程歩くと見沼通船堀公園入口に着く。

目の前には見沼田んぼの気持ちが良い緑地空間が広がる。

(2020-5-19付ブログ・芝川第一調整池、後半参照、逆からみた風景)

ここから歴史の道が始まります。

公園の入り口の車止めは竹の子をモチーフとしたもので、かわいらしい。

気に入ったのでパチリしてしまいました。

公園入口一帯は見事な竹林が続き、遊歩道もしっかり整備されてある。

どこの地に行っても(ex.京都 嵯峨野、鎌倉 報国寺など)、竹林は心の琴線に触れる。

春を締めくくる最後の草花。

梅雨がよく似合う紫陽花(アジサイ)が咲き始めたのでまたパチリ。

アジサイの漢字を見ているととてもポエムな文字に感じてしまう。

見沼代用水西縁と芝川をつなぐ川はご覧のように思ったより小さい川だ。

おそらく、活況を呈していた江戸時代はもっと水が張って大きな川だったのだろう。

見沼通船堀の側道には「西縁仮締め切り」「西縁第二の関」「西縁第一の関」の

史跡表示が立っており、その当時の姿が浮かんでくる。

見沼通船堀は、江戸時代中頃に築造された閘門式運河です。

徳川幕府の命を受けて、見沼の新田開発を行った幕府、

勘定方井沢弥惣兵衛為永によって享保16年(1731年)、

東西の見沼代用水路(農業用水路)と排水路である芝川の間に開かれたのが見沼通船堀だ。

見沼代用水路と芝川の間の3メートルの水位差を調整するために

東西とも2ヶ所ずつの閘門が設けられていた。

通船堀の開通によって江戸からの船が見沼代用水路縁辺の村々へ、

また縁辺の村々から江戸へと舟運が発達した。

この運河は大正末期に使われなくなったが、

その遺構は我が国の土木技術や産業交通の発達を知る上で極めて貴重なものといえる。

なお、通船堀にはテープが張られ近くには行けない状態になっていた。

閘門式運河の代表的なパナマ運河より

約150年も早くあった見沼通船堀は世界最古の運河といわれている。

水運の研究に造詣が深い天皇陛下(その当時は皇太子殿下)も、

平成18年にここに視察に来られた。

のどかな風景の見沼田んぼには、まったりした猫がよく似合う。

ここの時間の流れは浮世とは違い、ゆっくりしたものを感じる。

よく整備された見沼通船堀の風景。

この案内図はとてもわかりやすい。

これから紹介する所がシンプルに書かれてある。

この看板をよく見ると平成11年10月設置、浦和市教育委員会となっている。

これもささやかな歴史の名残りだ。

通船堀水路と芝川が合流している所。

芝川の上流遠くに見えるのが桜橋。(2020-5-19付、芝川第一調節池参照)

見沼通船堀が開通した翌年の享保17年(1732年)に創建された水神社。

年貢米など江戸時代に荷物の積み下ろしなどをする仕事についた人たちが

水難防止を祈願して祀ったのがこの神社だそうだ。

ここ八丁堤は関東郡代の伊奈半十郎忠治が築いた人工の堤で、

長さが八丁(約870m)ほどあるのでその名がつけられた。

ここの通船堀が開通して江戸と見沼縁辺の河岸で荷物(江戸へは年貢米、

帰りは肥料、塩、酒などの商品を積んできた)の

積み下ろしをする河岸場は59ヶ所もあり、ここ八丁堀にも河岸場があった。

この大きな家は見沼干拓事業に参加した「鈴木家住宅」です。

この鈴木家と高田家は幕府から差配役に任じられ、

江戸の通船屋敷で通船業務をつかさどり八丁堤などに通船会所を持っていた。

鈴木家は各船に対する積荷や船頭の割り振りなどの船割りを行っていた。

この住宅はその当時、文政年間の建立で貴重な建物だ。

また、当家の当主は地元の名土で日頃大変お世話になっている。

当家からは大分以前、駐米アメリカ大使も輩出している。

ここ八丁が重要な荷揚げ場となり舟頭など舟運にかかわる人々が多く居住し、

まさに見沼通船の基地であった。

新田開発に伴ってこの地に住み着いた人々が勧請して享保16年にこの稲荷社を建立した。

この附島の地に氷川女体神社が祀られるようになったのは、

おそらく三室村(現・緑区宮本)に鎮座する

氷川女体神社の社領が村内にあったことに関連して

寛永6年(1629年)以降に創建されたようだ。

このわずかのエリア(通り)に3つもの神社があるとは

江戸時代には多くの人がこの地に居住していたことが想像できる。

帰り道にまた素敵な竹林を抜けて帰路についた。


ハナミズキとツツジ

2020-05-14 06:28:08 | 自然

旧中仙道から南浦和への間の田島通りではこの時期とても美しい空間で華やぐ。

まして今年はコロナによる外出自粛ムードでつい身近な所に目が移り、ことさらその素晴らしい光景に心が躍る。

今回はそんな気持ちにさせてくれるハナミズキとツツジについてアップしてみます。(4月25日 土曜日撮影)

ハナミズキ(花水木)はアメリカ原産で

日本の近緑種のヤマボウシに似ていることから別名アメリカヤマボウシと呼ばれている。

アメリカでは北アメリカ東海岸からミシシッピ川あたりまで自生していて

英語でDog woodといわれている。

花期は4月下旬から5月上旬で春真盛りの時期だ。

花弁のように見えるのは総苞で中心の塊が花序であります。

花言葉は私の想いを受けとめて下さい。

返礼、永続性、公平にする、華やかな恋だそうだ。

ハナミズキは街路樹として利用されることが多くなってきている。

市の木にしているのは蓮田市(埼玉県)、西東京市、

武蔵野市、静岡市、尼崎市、桑名市、佐世保市などがある。

アメリカの州の木ではバージニア州(木と花)、ノースカロライナ州(花)、ミズーリ州(木)だそうだ。

日本にハナミズキが入ってきたのは1915年。

1912年その当時の東京市長・尾崎行雄がワシントンDCへサクラを贈った際、

返礼として贈られてきたのが始まりで、全部で60本(白花苗木が40本、ピンク苗木が20本)で

日比谷公園、小石川植物園などに植えられた。

又、開花時期が近い為、ここ田島通りのように街路樹の低木樹として

ツツジがセットで植えられている通りが多い。

丁度それぞれが満開の時期になるとその通りから周りがパット明るくなりワクワクする通りに変貌する。

片やツツジはアジアに広く分布し、ネパールでは国花となっている。

日本ではつつじ属の中に含まれるツツジやサツキ、シャクナゲを分けて呼ぶ習慣がある。

県の木としては福岡県、県の花は静岡県、群馬県もレンゲツツジを県の花としている。

全国のつつじの名所は北海道函館市の恵山つつじ公園、東北エリアでは岩手県一関市の室根山、

宮城県気仙沼市の徳仙丈山。

関東エリアでは茨城県笠間市の笠間つつじ公園、青梅市の塩船観音寺、

文京区の根津神社、東海エリアでは熱海市の姫の沢公園等々沢山の見所がある。

ツツジとサツキは見た目も咲く時期もよく似ている。

微妙な違いは2つのポイントで見分ける。

ツツジは花弁や葉っぱが大きく、開花時期も早め。

サツキは小ぶりの花や葉を持ち、ツツジの後に咲き始める。

葉は一般的に柔らかくサツキの葉は硬くて光沢がありツルツルとしたさわり心地がする。

ツツジの葉の裏には毛が生えてふわっとしている。

この田島通りのツツジは白と濃いピンクと淡いピンクの色でグラディエーションされている。

他の通りのツツジの街路樹もこのカラーパターンが多いみたいだ。


どんぐり山の八重桜

2020-04-24 06:46:04 | 自然

今年の桜シリーズもどうやらこれで最後に成りそうです。

桜シリーズ第4弾です。

当社の隣にある通称どんぐり山公園にある八重桜が満開になりました。(2020年4月10日撮影)

八重桜はソメイヨシノより開花期が1~2週間ほど遅く、関東では一般的には4月中旬以降に開花する。

今年は暖かい日が続いたので例年より早く咲いたようだ。

八重桜は開花から散り始めまでの期間が比較的長いのが特徴だ。

又、花と同時に葉っぱをつけるものが多いことも通常の桜と大きな違いだ。

八重桜とは八重咲になるサクラの総称で山桜や里桜より変化したもの。

牡丹桜とも呼ばれている。

ということで、八重桜は一つのサクラの品種ではなく6枚以上の花弁を付けたものを

八重咲の八重桜として区分している。

八重桜の花言葉は幾重にも重なった花びらに積み重ねられた知識や知恵をなぞらえたところから

「豊かな教養」「善良な教育」と言われる。

又、ふっくらした大きな花をつけながらも、ほかの桜と同じように短期間のうちに散りゆく姿に

上品で奥ゆかしい印象を受けることにちなんで「しとやか」とも言われている。

どんぐり山から見た当社本社の第2スミダビル。

意匠のモチーフは日本銀行本店の新館をイメージしている。

当社にとってどんぐり山公園のしだれ桜と八重桜は毎年目を楽しませてくれるが、

日本の八重桜の名所は北海道では松前公園、関東では新宿御苑、関西では大阪の造幣局が有名だ。

八重桜越しに見た日本で認定第一号の長期優良住宅、通称百年住宅の長谷工ブランシェラ浦和。

18階建で69戸ある人気のマンションだ。(2010-5-29付ブログ参照)

どんぐり山公園はどんぐりの木が多く、秋にはどんぐり拾いが楽しめる。

又、夏でも木陰が多い為、お散歩コースの休憩スポットに最適で

埼玉県のクールスポット100選に選ばれている。

4月中旬頃から花壇には美しい芝桜が咲いて、訪れる人の目を楽しませてくれる。

そして子どもにとっては宝の山となってもいる。

このどんぐり山公園の四季については過去2回、春シリーズ(2014-5-1付ブログ参照)と

秋シリーズ(2012-12-20付ブログ参照)を長い時間を要して追ったブログがありますので、

是非機会がありましたら「お節介(ブログの見方)」を参考にして見ていただくと

スミダマンは感激してしまいます。

 


見沼田んぼ東縁の春(PARTⅢ)

2020-04-20 06:39:03 | 自然

新型コロナウイルス感染防止の為、不要不急の外出は自粛してほしいという中、

ストレスが結構たまってきたのであまり人気のない「見沼田んぼ東縁」の方へ散策に行ってきた。

その3日後に政府から緊急事態宣言が発せられた。

4月4日(土)午前の見沼田んぼ東縁の見沼用水路と側道に見事に咲いているソメイヨシノ桜並木。

今年の桜シリーズ第3弾になります。

これから時系列的に見沼田んぼの春の風景をアップしてみます。

見沼田んぼ周辺の案内図。

見沼田んぼのホームページ⇒http://www.minumatanbo-saitama.jp/

尚、見沼田んぼのブログはこれで3回目になります。

2012-5-17付PARTⅠ、2017-4-21付PARTⅡを参照して下さい。

東縁の道路はサイクリングをしている人が多い。

それも見た感じ、競技用の自転車に乗って服装も本格的なものを着て

颯爽と走るグループに幾組も出会った。

本当に気持ち良さそー。

サクラの枝越しに広がる見沼田んぼ。

黄色と白色の花が咲き誇り、その遠くの向こうに西縁の桜並木がどこまでも続いている。

ソメイヨシノの桜はまさに満開。

コロナウイルス問題があるにせよ、今年もまた桜を堪能できたことはなんと幸せなことか?

自然の素晴らしさに感謝です。

足元に目をやると真黄色なタンポポが一生懸命咲き乱れていた。

タンポポにも春の到来を告げる力がある。

見沼代用水東縁の向こうには斜面林があり、ポツンポツンと1本の桜の木々が青空の中で輝いていた。

満開の桜が吹く斜面林の横には畑が広がる。

土曜日だというのに地元の人が農作業をしていた。

とてものどかな風景で心が洗われる。

帰り際に何を作っているのか聞いたら「空豆」を作っているとの事。

ソメイヨシノの桜のアップ。

おそらくこの花が今年最後のソメイヨシノ桜の写真となるでしょう。

しばらく歩いていくと国道の料金所の手前に

地元農家が運営している大きなビニールハウスの直売店があった。

どうやらここでは田植え、稲刈り、芋掘りなどの農業体験もできるようだ。

この日は卵、里芋、安納芋、長ネギ、菜の花、小松菜などの直採り野菜の販売をのんびりやっていた。

直売所を出てすぐの草むらの中から突然、大きなヤギが頭を持ち上げた。

こんな所でヤギを飼育している人がいるのか?

帰りがけにまたこの場所の前を通ったらあと数匹いた。

皆草むらの中で寝ていてわからなかった。

国道463号越谷浦和バイパスの新見沼大橋有料道路の料金所の下の道を抜けていく。

この道路は車でよく通る為、下からの風景は奇妙に感じた。

またまた見沼田んぼののどかな風景。

肥沃な畑に一面菜の花が咲き、真ん中には芝川が流れ、遠くには西縁の桜並木がうっすらと見える。

思わず高野辰之(長野出身)作詞、岡野貞一作曲の日本の童謡「春が来た」を口ずさみたくなってくる。

比較的広く整備されている東縁の道路を多くの高齢者が散歩している。

改めて見沼田んぼは本当に良い所だ。

ここら辺りから土の匂いが懐かしいあぜ道に入ってみた。

あぜ道には小さな名も無いような野草の花が咲き乱れ、

遠くに目をやれば東縁の桜並木の美しさが心を動かす。

よく聞くが「人は土から生まれて土に還る」と。

そんな言葉を素直に受け入れられてしまう土の心地良い感触が足から伝わってくる。

見沼田んぼの真ん中に流れる芝川とその土手に群生する菜の花。

川には数羽の鴨が・・・。ポエムの世界だ。

見沼代用水東縁が西縁と違う所は随所に斜面林がある所だ。

その一部はさいたま緑のトラスト保全運動で自然保護がされている。

 


玉蔵院のしだれ桜

2020-04-01 06:37:47 | 自然

桜の新種「プリンセス雅」に続いて桜第2弾・しだれ桜をご紹介いたします。

 

 

浦和の桜の名所の一つ、玉蔵院のしだれ桜が満開となりました。

雲一つ無い青空の中で太陽の日差しに当たったその優美な姿は

思わずため息が出る程、妖艶で美しい。

ここのしだれ桜は樹齢100年以上だとか。

(令和2年3月24日(火)撮影)

浦和の名刹真言宗豊山派の玉蔵院は市街地の真ん中にあり、

創建は平安時代に空海によって創建されたという。

この本堂は元禄14年に再建され、現在の40世住職さんによって

ご覧の白い玉砂利が敷かれた石庭と石橋が整備された。

因みに玉蔵院さんは我が家の菩提寺であります。

(2019-4-27付ブログを参照して下さい。)

しだれ桜はエドヒガンの枝垂れ品種。

枝がやわらかく枝垂れる桜の総称としても使われている。

ヤエベニシダレやベニシダレなどが有名で、

開花時期は3月下旬~4月にかけて(ソメイヨシノより一週間程度早い)。

しだれ桜は京都府の府花に指定されている。

祇園円山公園(2019-8-31付ブログ参照)、

京都御苑近衛邸跡、京都醍醐寺、京都東寺などのしだれ桜が特に有名だ。

他に福島県白河市の乙姫桜、慈雲寺のイトザクラ、六義園の枝垂桜、

吉田のシダレ桜、山梨乙ヶ妻のしだれ桜、山梨身延山久遠寺、

奈良大野寺なども全国的に有名です。

しだれ桜の花言葉は優美、ごまかし。

これは意外だが、垂れ下がった枝の姿が

何かを隠しているように見えることかららしい。

この時期になると境内に多くの人々が来て、しだれ桜の美しさに魅了される。

本格的なカメラで撮る人、

スマホで自撮りなどをして楽しそうにしているグループなど。

どの人もとても良い顔をしている。

この日は昼間のしだれ桜だがライトアップされるとさらに優美さが魅力を放つ。

近くで見るとたくさんの花が頭の上に降り注ぐようで、

風が吹くと枝がゆらゆらと揺れるのも何か物憂げで妖艶さを感じる。

今、世の中はコロナウイルス・コロナウイルスで外に出ると

ほとんどの人がマスクをしていて通常の街の風景とは全く変わってしまった。

 

 

 

 

 


新種桜 プリンセス雅 

2020-03-28 06:46:48 | 自然

(令和2年3月20日撮影)

知人の土地に艶やかに咲いた新種の桜「プリンセス雅」と

菜の花のゴールデンペアのグラディエーション。

まさに桜と菜の花の春色共演の美しさだ。 

このプリンセス雅はさいたま市緑区大崎の見沼田んぼで発見された新種の桜。

寒緋桜と他種の交配と考えられ、

平成5年に雅子様(現皇后)ご成婚を記念して名付けられた。

花色は寒緋桜に似て鮮やかな紅色で一重咲き、

やや下向きに花を咲かせ上品な印象です。

今、世の中はコロナウイルス、コロナウイルスと大騒ぎで

自粛、自粛のオンパレード。

私もすでに約20程の会合が中止や延期になり、

何となく鬱陶しい時を過ごしています。

そんな中でも春が来ると草木は芽吹き、花は咲く。

この桜のピンクと菜の花の黄色を見ると春だナァと思う。

9年前、東日本大震災時の世の中の空気を思い出してしまう。

(2011年3月30日付ブログ参照)


白馬八方尾根 北尾根高原

2019-09-21 04:31:07 | 自然

咲花パークから北尾根クワッドリフト(4人乗り)に乗って約10分、

到着近くから急に雄大な北アルプス白馬の山々を目の前に望める

絶景の場所、北尾根高原に着く。

到着した時は雲が多くたなびいていたが、

その切れ目からこの世の風景とは思えない白馬の山々が目に飛び込んできた。

 思わず絶句して言葉が出ない程の美しさだ。

北尾根高原から見える山の展開図。

なんと言ってもメインは白馬三山。

即ち、白馬鑓ヶ岳(2903m)、杓子岳(2812m)、白馬岳(2932m)。

そして天狗尾根(天狗の頭)、天狗の大下りなどの峰が続く。

標高1200mの悠々な大自然に五感が研ぎすまされる白馬の魅力。

この写真を見ればその事がわかってもらえるはずだ。

でも実際はこの写真の数倍も美しい!

山の表情は日々刻々と変わる。

ゆっくり変化していく雲をじっと見ているだけで時が経つのを忘れる。

2人の小さなカップルが何かを語っている様にも見える。

山の麗に広がる大きな白いテントは今年7月に

グランドオープンしたSnow Peak「FIELD SUITE HAKUBA」。

https://fieldsuite-hakuba.com/

その圧倒的スケール感で今やインバウンド需要を急速に伸ばしている白馬。

日本が誇る国際的な山岳リゾートはSNSが追い風になり

「景観がとにかくダイナミック」

「極上のパウダースノーが楽しめる」

という声が世界中に広がっている。

約4600㎡(約1400坪)の広さに200種類を越える山野草が広がる

「ネイチャーフラワーパーク」。

1人の若い女性が黙々と汗を流しながら

草花の手入れをしている姿が印象的であった。

そして咲いていた草花、コオニユリとシナノナデシコ。

素朴でとても美しいでしょう!

ブナ林の入口にあるツリーデッキ。

ここからは日本海方面の山々を望める手作りのミニ展望台だ。

この広場には白馬八方温泉の絶景の足場がある。

こんな贅沢な体験はここでしか味わえない。

そしてサンライズデッキとテント村。

爽やかな風を感じながらのここは絶好の撮影スポットだ。

白馬三山が描かれているビスケットを立てた絶品の高原ソフトクリーム。

これは地元の松田牛乳を使用して作られ、

濃厚なアイスクリームの味は他とちょっと違う。超旨です。

雲が切れ、雄大な三山がこの日で一番よく見えた写真。

http://www.happo-one.jp/kitaone

トレイルの途中にある木の橋「キャノピーウォーク」。

木々の間に北アルプスが望めるビューポイントだ。

広場の一角では優雅な音色のアルプホルンを吹くことができる。

山々とホルンをセットにして見るとここはまるでスイスだ。

今年リニューアルオープンしたカフェ&レストラン

北尾根高原テラスでランチタイム。

大きなPIZZAをシェアして食べた。

店内は木材を多く使った落ち着いた雰囲気でまとめられ、

窓際で刻々と表情を変える白馬三山をゆっくり見ながらのランチだ。

 


八方アルペンライン

2019-09-18 06:46:38 | 自然

八方アルペンラインの一番下のゴンドラリフト「アダム」のチケット売り場。

「アダム」は6人乗りのゴンドラで高低差625.26mを8分で兎平まで行く。

アルペンクワッドリフト、グラートクワットリフトを合わせると

総延長3445mでわずか40分ほどで標高1830mの第1ケルンまで行ける。

途中まで進むと眼下に白馬の街がパノラマのように開けてくる。

尚、4枚目の写真にうっすらした雲のように見えるのは

ゴンドラのガラス窓の汚れだ。

そして足元には赤い屋根の宿泊している白馬東急ホテルも見える。

白馬東急ホテルについては詳細を明日アップいたしますのでお楽しみに。

最初のリフト乗り換え地点のうさぎ平テラスの所には

八方屋根のスキー場の案内図が出ていた。

スキーのメッカで今や外国人にも人気の八方屋根にはなんと21本のリフト。

14ヶ所のスキーコースがある。本当にすごいスキー場だ。

これが到着した時のうっすらガスがかかったうさぎ平テラス。

実はこのテラスは今話題のテラスだが、詳しくは後程ご紹介をいたします。

2階には沢山の天体望遠鏡があった。

これは6月1日から10月27日まで行われている星空観察会で使われるものだ。

ここでの天空の天体ショー、流星群観察会は是非一回は体験したいものだ。

少しもやっている中、兎平から黒菱平へ行くアルペンクワッドリフトへ向かう。

このリフトは髙低差284.54mを約7分で行ける4人乗りリフトだ。

このリフトの終点地には長野オリンピック、女子滑降のスタートハウスがあった。

この八方アルペンラインの地図はすべて英語で書かれてあった。

いかにこの地のスキーヤーは外国人が多いということか。

標高1680mにある鎌池湿地にはここにしかない固有種や

可憐で貴重な高山植物が咲いている。

ここからさらに登っていくと高山植物を目の当たりにすることが増えてくる。

さあ、これから最後の3本目のグラートクワットリフトへ乗り換えだ。

高低差598mを5分で登る。

この3つのリフト、八方アルペンラインで標高差1060mを一気に登ることになる。

この辺りからは山男、山ガールの人達が目立ってきた。

リフトの途中で今度は長野オリンピックの標高1765mの

男子滑降スタート地点を通った。

女子滑降といい是非この時の映像をもう一度見たくなってきた。

ここがリフト終着点にある山小屋・八方池山荘。

飲食ができるのはここが最後だ。

この近くに第1ケルンがある。標高は1820m。

八方池山荘から第2ケルンまで続く登山道を多くの登山者が黙々と登る。

中には小さな子供がいてスタート地点では元気ではしゃいでいた。

道中は岩や土が露出し、やや険しいものの北アルプス登山の雰囲気が味わえる。

八方屋根とは四方八方に広がる屋根が登るにつれてひとつ、

またひとつと集まり、やがて1本の主屋根に

達することから付けられたと言われている。

八方屋根には第1ケルンから丸山ケルンまで6つのケルンがあり、

行く手にはご覧の様な白馬三山や五竜岳など

日本百名山の11峰が晴れた日には見渡せる。

この日は残念ながら体調不良で途中でリタイア。

下山することになってしまったので

目的地の風景はこの写真で勘弁してもらいます。 

登山している最中に出会った高山植物の花々。

ナメルギボウシ、シモツケソウ(?)、オニアザミ。

皆小さな花だが、ハイカーは暫し足をとめてカメラに納めていた。

改めて北アルプスの山々の絵とビラール店内よりみた白馬三山の写真。

この山々の向こうは黒部ダムなどの立山連峰になる。

下りのアルペンクワッドリフトからは、はるか足元にうさぎ平テラスがよく見えた。

うさぎ平テラスの前方にある「Corona Escape Terrace」。

ここからは日本百名山の雨飾山から八ヶ岳連峰まで望めるとの事。

又、星空観察の会場はここで行われている。

今年7月26日にグランドオープンした

「Hakuba Mountain Beach(白馬マウンテンビーチ)」。

クリエイティブ・設計担当はTRANSIT GENERAL office INC。

まず発想が素晴らしい。

ネーミングも北アルプスの白馬にビーチとはパンチ力がすごい。

キャッチコピーは「標高1400mうさぎ平にビーチリゾートが誕生」。

営業期間は10月27日迄だ。

全てが目にキラキラ映る真っ白で統一されたカラーコーディネート。

ゴンドラのサウナにジャグジーでリフレッシュ。

まるでビーチリゾートにいるかのような絶景リラックシングテラスだ。

広々したビーチラウンジでは白馬豚や白馬産ブルーベリーなど

地元産フードを盛り込んだオリジナルフード、

ドリンクが提供され一層非日常感を体感できる。

コロナエスケープテラスの横に広がっている山のスロープでは

八方屋根パラグライダースクールによるパラグライダー遊覧飛行の

受付窓口があり、続々とパラグライダーを折りたたんだ袋を持った教官、

愛好家が集まって随時飛んでいった。

「空を飛んでみたい・・・」なんて思ったことはありませんか?

昔はあったナー。

今は心臓が止まったら大変だと安心安全な方を選択してしまう。

八方アルペンライン

ではパラグライダーの発走から飛行迄の全てを

動画で撮りましたので、お楽しみください。


白馬岩岳マウンテンリゾート

2019-09-16 06:04:46 | 自然

絶景の中で特別な時間を過ごせる白馬岩岳へは岩岳ゴンドラ・ノアに乗って行く。

白馬岩岳の売りは四季を通じて雄大な絶景の中、

様々なアクティビティが楽しめるマウンテンリゾートだ。

白馬岩岳MTB(マウンテンバイク)は2015年に復活。

今やここはマウンテンバイクの聖地となっている。

この日も多くのライダーが来ていて、ご覧のような乗せ方で

ゴンドラで山頂まで上がっていった。

ここがゴンドラ山頂の「ノア山麗駅」。

標高は1,280mだ。

ねずこの森、ビュー自然探勝路の案内看板。

一周約1時間半のトレッキングコースがあり、

樹齢数百年の巨木や不思議な形をした木々が存在する森で

心と体が解放される神秘的な森だ。

田園風景が眼下に広がる山頂のカフェレストラン「スカイアーク」。

黒とグレーのコンクリート打ち放しで真ん中がアールになった

お洒落な建物が大自然の中に建っている風景は不思議な気持ちにさせる。

館内は500席もあり、地元食材を使ったメニューを提供している。

この日は長蛇の列でここでのランチは諦めた。

芝生エリアには展望ピクニックラウンジ&プライベートデッキがあり、

ここからは白馬の街並みの絶景が広がっていて世界中の旅行者を魅了している。

又、当地は愛犬立ち入りもOKで多くの犬が散歩をしていた。

なぜだか、ねずこの森をヘルメットを被った人を乗せた小型トラクターが走っていた。

なんとなくユーモラスな光景にパチリしてしまった。

ねずこの森の中にはポツンポツンと山頂シェアオフィスがあり、とても目立った。

特に最後の4人のグループは皆1人1羽のフクロウを手にしており、

「なんだこりゃ」とビックリした。

以前、江の島でも1人のオジサンがフクロウを持っていたが、

この人達はフクロウ愛好家のグループなのか?

 

日本でも数少ない絶景ポイントに昨年秋オープンした

「THE CITY BAKERY」。

1990年創業のニューヨーク発の老舗ベーカリーで信州では初出店との事。

北アルプスを一望できる大パノラマの中で格別なコーヒーを一杯。

そんな非日常を体験できる絶景テラスで人気爆発。

ご覧の様な長蛇の列のウエイティング。

THE CITY BAKERYのすぐそばにある展望台からの風景。

白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳の白馬三山が晴れていれば見ることができる

絶景スポットだが、この日はあいにく雲がかかってしまって

その一部しか見ることができなかった。

こちらは白馬三山と逆側の山々。

遠くに妙高山、飯縄山などの北信五岳、浅間山などが見えるそうだ。

方向は東京、長野、松本方面だ。

白馬岩岳はMTB PARK(マウンテンバイク パーク)として

今、世界に発信している。

1990年代は春岩、秋岩という呼び名で親しまれた白馬岩岳。

国内トップライダーはもとより海外の有名選手も多く来日し、

出走者数も1,000人以上を集める日本最大のイベントが開催されていた。

しかし90年代後期に突如としてMTBコースを閉鎖してしまった。

そして4年前に再開、今日に至っている。

白馬岩岳の最大の魅力は山頂1,272mから

標高差521mを誇る3672mのダウンヒルコース。

それ以外にクロスカントリーコース、

マウンテンサイクリングコース(山頂周辺コース)などがある。

帰路に向かうゴンドラ・ノア。

眼下にマウンテンバイクのコースが見え、

帰りも飽きさせない風景が続いていた。

ゴンドラ駅に着くと青空の中、

HAKUBA IWATAKE MOUNTAIN RESORTの

お洒落なのぼりが気持ち良さそうに何本もはためいていた。