スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

夏の妙高高原

2018-09-01 05:22:25 | 自然

今年のお盆休みは2つセンチメンタルジャーニーに行って来ました。

1つは37年前に父親に連れられた赤倉観光ホテルへ。

もう1つは52年振りの学生村(その当時)の北信濃、小菅の里。

年齢を重ねてくると、過去をしみじみと振り返ることが増えてくる。

とても懐かしくタイムマシンに乗った様な良い旅であった。

新幹線で一路長野駅へ。乗り換えで待合室に入ると

懐かしい3代目の長野駅舎の絵がドンと飾ってあった。

この駅舎は1936年の善光寺御開帳の年に合せて建てられた。

撞木造りと唐破風を取り入れた日本風デザイン

仏閣型駅舎として大社駅、奈良駅、二条駅などと並んで全国に知られていた。

学生時代には幾度もこの駅から長野電鉄に

乗換えたので強烈な印象が残っている。

長野駅から北しなの線(しなの鉄道)に乗り換えて妙高高原駅へ。

しなの鉄道は元はJR東日本の信越本線の一部だった。

北陸新幹線の開業に伴い並行在来線として経営分離された路線だ。

定期列車は1時間あたり1、2本程度の運用で

車輌は3両編成のワンマン運転を実施。ビックリしたことは

ドアの開閉は手動だったことだ。

妙高高原駅に着いた時、隣りのホームに「えちごトキめきリゾート雪月花」の

車輌が停車していた。このリゾート列車は

一昨年の春から運用開始。国内最大級の展望を

確保した車内は贅沢なつくりになっている。インテリアの細部まで

新潟に拘っているそうだ。食事も地元の旬の食材を使い、

一流シェフの監修したレシピで作ったお料理を用意している。

新潟県内の鉄道駅としては最南端の妙高高原駅。

開設はなんと1885年(明治21年)5月と超古い。

冬季はスキー、スノーボード等のウィンターレジャーで賑わい、

夏季は豊かな緑に囲まれるリゾート地の中心駅になっている。

しかし駅前は何も無く、行った時は人をほとんど見かけなかった。

赤倉観光ホテルの正面には北信五岳(妙高山2454M、

黒姫山2053M、飯縄山1917M、戸隠山1904Mと斑尾山1382M)

のひとつ斑尾山と袴岳1135Mが見える。斑尾山は

北信五岳の中では標高が一番低い山だが、五つの山を

中野市周辺から眺めた場合、一番低い斑尾山が

他の山とあたかも同じような高さに見える為五岳に入っている。

妙高高原の雲海の向こうに見えるのが幻想的な斑尾山だ。

又ふもとの斑尾高原には斑尾高原スキー場やタングラムスキーサーカスがある。

標高1917Mの飯縄山。今年も連続する緑が続いているが、

6月に長野カントリークラブに行った時に飯縄山をもっと間近で見た。

(2018-6-26付 長野カントリークラブを参照)。

それにしても早朝の雲海に浮かぶ飯縄山は素晴らしかった。

雲海のはるか遠くにぼんやりと山々が続く。志賀の連山だ。

斑尾山と袴山の間に遠く見えるのが志賀の岩菅山(2295M)。

標高1000Mからの眺望、ホテルロビーから見える山々だ。

あまりにも近くの為、越後富士と言われる秀麗な山容の妙高山の

美しい姿はこの写真では分からないが、

一瞬虹が掛かったので撮ってみた。

妙高山は日本100名山の1つで馬蹄形をした爆発カルデラの

外輪山と中央火口丘となる最高峰の溶岩ドームから構成される火山だ。

妙高高原スカイケーブル駅から見た赤倉観光ホテルの全容。

詳しくは来週紹介いたします。

妙高の大自然の中、標高1300Mへ11分間の空中散歩。

山頂からは遠く志賀の山並みから斑尾山、野尻湖まで

一望の大パノラマが見られるが、この日は残念ながら

雲に覆われてしまってほとんど景色は見ることが出来なかった。

山頂駅からはブナの原生林をたどるトレッキングを楽しめる。

山頂駅近くに群生しているコオニユリ。

1Mほどの高さになって大きい花をつけるのでとても目立つ。

北欧に続いてここにもヤナギラン。和名の由来は葉が

柳に似ていて、花をランにたとえたことによる。

花言葉は集中する、焦点と意外な感じ。薄紅紫色の花がかわいらしい。

展望レストラン「エートル」の入口に置かれたチョークで

書かれた観光案内地図。しみじみ見ると

よく案内されているが、何気なく見ると分かりづらい。

ここから眺望できる山々が標示されている。地元では

北信五岳を「まみくとい」という愛称でよばれているとか。

ま・・・斑尾(日本300名山 み・・・妙高(日本100名山)

く・・・黒姫(日本200名山) と・・・戸隠(日本200名山)

い・・・飯縄(日本200名山)

早朝 午前5:30 ホテルアクアテラスから見た絶景。

雲海と朝日そしてうっすら下に潜むメルヘンチックな家々。

ここでは時間によって表情を変えるこの世のものとは

思えない景色がいつまでも続いていた。

黒姫山は南東方向より見た整った姿から郷土富士、

信濃富士と呼ばれている。妙高山、黒姫山、飯縄山は

8㎞間隔でほぼ南北方向の直線状に並ぶ。

地質学的には第4紀のほぼ同時頃に活動した火山たちだ。

遠くにアパリゾート上越妙高の姿が見えた。ここは滞在型の

本格リゾート地だ。2018シーズンから新たなシリーズ

「アパリュージョン」としてプレミアムなイルミネーションイベントを開催している。

ホテルアクアテラスの池の縁を歩く名のわからない野鳥。

小さな足が歩くと池に波紋が広がるとても可愛い光景に心が動く。

水面の標高が657Mの野尻湖。長野県では諏訪湖に続いて

2番目、全国では53番目の大きさの湖だ。野尻湖の成因には

諸説あるが、斑尾山の噴出物により川が堰き止められて出来たという説がある。


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