思惟石

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【読書メモ】2016年6月 ③

2022-07-27 14:02:01 | 【読書メモ】2016年
<読書メモ 2016年6月 ③>
カッコ内は、2022年現在の補足コメントです。


『桐畑家の縁談』中島京子
だいぶ前(7年前)に「エンジン」を読んでいて、
悪くはない、悪くはないんだけどなあと思っていた。
(要するにピンと来てなかった)
なので、2010年に直木賞をとったときは、失礼ながらビックリした。
そして今作、とても良かった。
電車の中で太った親子連れが「相似」と「平行」を思わせるカタチで
寝ていた、とか。
ちょっとした「つづく」的な一行が気が利いてたり。

(中島京子さんの魅力にようやく気づいた私。
 おそいよ!!!
 グーでぶん殴ってやりたいですね笑)


『ペーパー・マネー』ケン・フォレット
イギリスの小説家。
主人公が設定されておらず、様々な人物の視点を通じて
ある一日の出来事(事件)が語られている。
ギャングや詐欺師や下っ端の人物像と、
様々な階級のイギリスの生活が描かれていて、おもしろかった。
アマゾンの評価は低いな〜。
逆に、他作品の平均点が高い作家なんじゃなかろうか。

(あれ?
 ケン・フォレットじゃん。
 「アマゾンやブクログでそこそこ評価高いが、
 私は1ミリも評価しない」小説(長い)の代表作、
 『大聖堂』の作者じゃん。
 他にも読んでいたのか…。
 そして、好印象だったのか…。
 知らなかったな〜、自分のことなのに(脳みそがアレだから)。
 この『ペーパー・マネー』は、ロンドンを舞台に、
 新聞記者、金融詐欺師、ギャングの3つのストーリーが交互に描かれます。
 結構、エンタメ感多めの、初期作品らしい。
 そして笑えるくらいアマゾンや読書メーターの評価が低い笑
 私の読書センス、大丈夫か、と不安になる笑)


『悪徳の都』スティーブン・ハンター
どうも男臭くて、読むのがめんどくなってしまった。途中で放り出す。
コメント
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