語る、シェフ

小さなレストランのオーナーが、日々の出来事を語ります。

  消えた過去

2014-12-12 03:42:46 | Weblog
さて、さっそく昨日消えちゃったブログを、
必死に思い出して書いてみました・・・。

以前に江戸川台に住んでいたお客様のKさんに、
「クリスマスランチコンサート」のお知らせの為に、
引越し先の七光台へ、車で向かった。
電話番号がわからないので、手紙しか通信手段が無いのだが、

うっかりしていて遅くなってしまって、「直接に」と思ったのだ。
ところが、その引越し先の住所も区画整理前の旧住所・・・(汗)
変わったのは、もう2~3年前の事。
とりあえず現地に行けば何とかなると思ったのだが・・・甘かった。

 


まず、七光台駅から始める。
少し車を走らせ、買い物帰りの女性に道を聞く。
旧住所のメモを見せて聞くも、
新しい住所じゃないと、厳しい・・・と言われる。
郵便配達の人ならわかるだろうけど、郵便局は果てしなく遠いとの事。
1000戸ぐらいあるので、何丁目かも分からないんじゃ、「ウ~ン」

 

とにかく、区画整理で住所表記が変わった住宅街を教えてもらい、いざ進入!!
行ってみると、なんとまあ、同じ様な家が同じ様な街並にびっしり並んでる。
無理無理・・・これからあっという間に暗くなっちゃうし、無理!!
僕は、ゆ~っくり車を走らせながら表札を確認していった。
もしかしたら・・・なんて思いながらの事だったが・・・無理。

 

しばらく行くと、2人の若いお母さんと子供達が見えた。
とりあえず車を近付け、聞いてみる。
「あ~、確かにこの辺はそうだけど、古い番地じゃちょっとわからない」
と言われるも、ダメもとでメモを見せてみる。
すると、番地より苗字に反応!!
「Kさんなら、隣の隣の隣ぐらいにいますよ」
「そうそう、年配のご夫婦」
「え~、本当ですか?」
こっちこっちと、いいながら小走りする彼女の後ろを付いて行く。
指差す標識には「K」という苗字が・・・。
あとは、僕が探している「Kさん」かどうかだ。

 

彼女に礼を言い、ドキドキしながらピンポンを押す。
「ハイ!?」と言う不振そうな声。
「K・S」さんですか?と、苗字と名前を聞くと・・・
「そうですけど?」と再び不振そうな声。
「洋食亭 ラ・ポンムの谷田部ですけど」と言うと、

「ちょっと待って」と・・・しばらくして、kさんが玄関から出てきた!!

Kさんに「ちょっと待っててください」と言うと、
僕はすぐさま車まで戻り、さっきの女性にもう1度お礼を言い、
車に乗って、Kさん宅の前に車を止めると、思わず彼に抱きついた。
僕よりやや小柄なKさんは、もちろん直立不動だったけど・・・(笑)

 

しかし、これは本当に「小さな奇跡」ですよね。
1000戸以上もある住宅街の中、
何丁目かもわからず、たまたま入った3丁目。
そして、たまたまいた住人の女性に尋ねると・・・。
この間、ほんの5分ぐらい。
こんな事ってあるんですね・・・ホント。

って、ようなことを書いたんですが、消えちゃったんです。

   それでは、また。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿