梅雨らしくない天気の日が続きますが、今日も夏を思わせる暑い日になりました。ここのところ、園児たちの大きなブームは「どろだんご」です。作り易いように、園庭の隅に黒土を置いてあるのですが、そこではなく、見ると園庭のあちらこちらに数人が輪になって座り込み、それぞれにどろだんご作りが為されていました。どろだんご作りには、もう一つの大切な材料、乾いた細かいサラサラ土が必要です。雨が降らず、水をまかずに園庭を掃くと、大変な土埃があがり困りものですが、どろだんごにはその土が好都合です。乾いた土をかけて擦ってはまた土を駆けての繰り返しをしているうちに、やがてピカピカと黒光りのする作品が出来あがります。しかし…なかなかそこまではいかず、「せんせいこわれちゃった」の場合も多いようです。なかなか難しいものです。
午後から、来週のプール開きに向け、子どもたちから「せんせいがんばって!」のエールを受けながらプールを組み立てました。プールの部品を取り出す時、小屋の奥に置かれた、使われなくなって久しいスクーターなどの遊具に目が行きました。スクーターもカブトカーもトラックも使わなくなり、スカイセンターも無くなり、遊具は徐々に少なくなりました。それで子どもたちはつまらなく思っているかというと、そんなことはありません。遊具が少なくなることによって、子どもたち同士がより直接かかわり合うことができるあそびが展開されるようになっている、と私には感じられています。私としては、あるべき姿に少し近づいたかな、と思っている今日この頃です。(EY)