台風の影響ですっきりしない日が多かった一週間でした。お部屋のなかで過ごしている子どもたちが、雨のぱらつく園庭を見ると、工事現場でしか見ることのない(しかも特に男の子たちはとっても好きな)大きな重機が入ってくるのが見えました。なんだろう!・・・どうしてようちえんに?・・・こんな楽しいものがきているのに、お部屋での活動に集中できるはずがありません。先生もそれはよく承知で、「なんだろうね。みんなで見てみようか」と、みんなお部屋を出て暫く見学の時間となりました。
どうして重機が入ってきたかというと、敷地の外にある古い電柱の撤去したいけれどそこまで大きな重機が入らないので、広い園庭側から作業をしたいということでした。雨で園児たちが園庭で遊ぶこともないので、園庭を使っていただきましたが、こんな嬉しい展開になるとは正直考えていませんでした。
重機のアームが電柱にかけられ、力いっぱい(のように見えました)ググッと引っ張ると、太くて重いポールが徐々に地面から抜けて空中に持ち上げられていきました。「がんばれー!がんばってー!」とみんなはテラスから大きな声で応援してくれていましたね。「すごーい!」驚きいっぱいの子どもたちでした。作業をしているおじさんもみんなの大きな声での応援に、嬉しそうにニコニコしていましたよ。