1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

自分の音を聴く

2009年01月12日 | Weblog
今日はピアノのコンクールを聴きました。
といっても、客席ではなく仕事で。

音だけ聴いてから、しばらくしてモニターを見て、演奏者の小ささにびっくり。
小学校低学年でも、難しそうな曲をしっかりと演奏するんですね。
やはり上手な人は小さいときから上手なんだ・・・。

特に小学校3~4年生の演奏が印象に残りました。
年齢や、曲の難易に関わらず、何か心に訴えるものがある人と、すごく指が動くなぁ、という感想が先にきてしまう人がいました。

結果発表の後の審査員講評で聞いた話。

同じピアノを弾いても、ひとりひとり、まったく音色が違う。
自分はどういう音を出しているか、普段からよく気をつけて聴くようにしないといけない。
どういう音を出したいか、どういう音楽を作りたいか。
ホールでは普段の練習している場所とは響き方が違うので、その響きを聴いてそこに合う演奏をする必要がある。
緊張して演奏速度が速くなると、音が重なってしまい、きれいに聴こえない。


自分の音を聴くというのはとても大切なことですね。
ちょうど土日の練習でそのことを考えていました。
大人数なので、自分が一体どんな音色でどのように弾いているのか、わからない。
あるいは自分が弾けていなくても(間違っていても)気付かない。
その繰り返しで、どんどん演奏が雑になってしまうのではないかと思います。

自分の出す音には、面と向かわないといけないと思う。
大人数の合奏だとそういう自覚がないままに、わーっと弾いて、弾けた気になって終わってしまうようで気になる。
でも、それでいい、それだからいい、という参加の仕方もあるのかな、とも思います。
メンバーが100人いれば100通りの参加意義や目標があって、それが達成できればいいんですね。
コメント (7)
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