好きなブログを紹介します。
茂木健一郎さんのクオリア日記。
毎日とてもお忙しそうですが、ブログは必ず朝更新するそうです。
朝、指先を動かすのが脳にいいんだとか。
最近印象に残ったのが1月2日の「人生の感想戦」です。
一部引用します。
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将棋の棋士は、対局が終わったあとに「感想戦」を行い、ここが勝負の分かれ目だったとか、ここが失着だったなどと振り返る。
過去の自分の経験を振り返って、「こうすれば良かった」と認識するのは脳の使い方としてとても興味深い。
「後悔」(regret)するためには、現実(factual)と反現実(counterfactual)を比較して認識しなければならない。
「失望」(disappointment)をするためには、単に事実を認識すれば足りる。
一方「後悔」するためには、実際に起こったことだけでなく、「起こったかもしれないこと」を認識しなければならない。
大変高度な脳の働きである。
人間というものはやっかいなもので、何かで失敗したりすると、それが起きたという事実自体を振り返るのがイヤになる。うまくいかなかったこと自体を否認しようとしたり、あるいはなるべく考えないようにしたりとする心理的機構が生じる。
その意味で、将棋の棋士は、普通の人の習慣の外にあることをやっていることになる。
とりわけ駆け出しの奨励会の時に、実戦と同じくらいの時間、時にはそれ以上の時間をかけて感想戦に臨むのは、そうすることで実力が上がるということを経験則上知っているからであろう。
時には「人生の感想戦」をやってみたらどうか。
過去の時期のあれこれを振り返り、「あの時こうすれば良かった」「あのようにしていた方が、きっとこうなっていたに違いない」と想像して見るのである。
勇気をもって過去を振り返る者に、medial orbitofrontal cortex(内側前頭眼窩皮質)のご加護あれ!
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「感想戦」という言葉、初めて知りました。
私はいやなことがあると、そのことをなるべく考えないようにしていました。
でも、これからは勇気をもって自分のダメさを振り返ろう、と思います。
これが今年の抱負のひとつです。
茂木健一郎さんのクオリア日記。
毎日とてもお忙しそうですが、ブログは必ず朝更新するそうです。
朝、指先を動かすのが脳にいいんだとか。
最近印象に残ったのが1月2日の「人生の感想戦」です。
一部引用します。
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将棋の棋士は、対局が終わったあとに「感想戦」を行い、ここが勝負の分かれ目だったとか、ここが失着だったなどと振り返る。
過去の自分の経験を振り返って、「こうすれば良かった」と認識するのは脳の使い方としてとても興味深い。
「後悔」(regret)するためには、現実(factual)と反現実(counterfactual)を比較して認識しなければならない。
「失望」(disappointment)をするためには、単に事実を認識すれば足りる。
一方「後悔」するためには、実際に起こったことだけでなく、「起こったかもしれないこと」を認識しなければならない。
大変高度な脳の働きである。
人間というものはやっかいなもので、何かで失敗したりすると、それが起きたという事実自体を振り返るのがイヤになる。うまくいかなかったこと自体を否認しようとしたり、あるいはなるべく考えないようにしたりとする心理的機構が生じる。
その意味で、将棋の棋士は、普通の人の習慣の外にあることをやっていることになる。
とりわけ駆け出しの奨励会の時に、実戦と同じくらいの時間、時にはそれ以上の時間をかけて感想戦に臨むのは、そうすることで実力が上がるということを経験則上知っているからであろう。
時には「人生の感想戦」をやってみたらどうか。
過去の時期のあれこれを振り返り、「あの時こうすれば良かった」「あのようにしていた方が、きっとこうなっていたに違いない」と想像して見るのである。
勇気をもって過去を振り返る者に、medial orbitofrontal cortex(内側前頭眼窩皮質)のご加護あれ!
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「感想戦」という言葉、初めて知りました。
私はいやなことがあると、そのことをなるべく考えないようにしていました。
でも、これからは勇気をもって自分のダメさを振り返ろう、と思います。
これが今年の抱負のひとつです。