アフガニスタンで戦う米海兵隊。手製爆弾街道を通り抜ける恐怖。大爆発が起きる。

BBC英国国際放送でアフガニスタンで戦う米国海兵隊の様子を見た。タリバンが支配している地域の村で、米軍基地から以前英国軍が使っていた基地までの一キロの通りを警戒しながら進む。木も草もない黄土色の砂漠のような村で、通りの左右は高さ２ｍの土塀が連なっている。道路の左右に手製爆弾が仕掛けられている。足元をたしかめながら銃を持ってそろそろと進む。突然爆発が起き、近くいた海兵隊員が吹き飛ばされる。爆発音で耳が聞こえなくなる。三日がかりで元英軍の基地に着く。一息ついてスクランブルエッグを皿代わりのダンボール紙に載せて手づかみで食事を取る。ブルドーザーで視界をさえぎるコンクリート製の民家を壊していく。住民が不満を言う。少ないがといって修理代の現金を渡す。多くの死傷者がでているという。泥沼のジャングルではないがベトナム戦争のようだ。住民の支持がないと支配はできないだろう。

北方領土ではロシアが施設を建設し拡充中。日露が経済協力して開発できるか。

テレビで、北方領土の様子を見た。国後、択捉、歯舞、色丹の四島は日本の領土だと主張している。その北方領土を１９４５年の太平洋戦争終戦後にソ連軍が占領し、ロシア人が住み着き、最近は施設を建設し拡充し生活も向上している。１９９０年ごろは冷戦が終わりソ連が分解し、北方領土はロシア中央政府に見向きもされず生活が困難になった。病気になると日本の病院にきた。北方領土を手放して日本に返そうという雰囲気になった時期だった。最近は石油や漁業資源、軍事的重要性などに注目して大統領や国防相が北方領土を訪れている。ロシアは周囲の各国との国境線を確定している。中国とも国境を確定して仲良くなり合同軍事演習を行っている。中国にロシアの石油が送られている。国益中心で動いている。日本の高度な技術に関心を持ち、経済共同開発を望んでいるという。前原外相がロシアと交渉したが、菅首相が北方領土占領を暴挙だといったのでロシアの態度が硬化し、国境を確定して共同開発する雰囲気ではないようだ。

会社を辞めたい理由。独立開業か、大学院か、外資系に転職か、結婚か。

テレビで、慶応大学ビジネススクールの討論を途中から見た。経営学修士号MBAを持つ３８歳の女性が会社を辞めるか迷うケースで、パン屋を開業するか、大学院に入るか、外資系に転職するか、結婚するか考えている。独立開業はリスクがあるので、会社に残り、パン屋を週末に手伝って、専門学校に行った。
人生は二度ない、体力的に元気がある２０代は可能性を拡大し、３０代は縮小していく。４０代に自分の一回限りの人生で何をするか結晶化して、５０～６０代で会社のためではなく自分のために生きようとして、諦念の境地になり定年になる。加齢と元気は関係がある。厄年は年齢で体力が変化していく時期だという。ある禅僧が弟子に困ったときに開けなさいといって箱を渡した。困ったときに開けると「なるようになる、心配するな」と書いてあったという。
しかし、税金が上がったり、食料品価格が上がったり、生活できるか心配である。なるようになると困る時代だ。