中期防衛力整備計画で新戦闘機１２機を整備。那覇基地に１飛行隊を移動し南西方面を充実。

政府は２０１０年１２月１７日に新しい防衛計画の大綱と２０１１年から１５年度までの中期防衛力整備計画を決定した。次期戦闘機に関しての雑誌の記事を見た。中期防の装備品に新戦闘機１２機と書いてある。新戦闘機FXは２００５年から２００９年度の中期防で７機調達するはずだったが、実現されていない。今回の１２機という数では１飛行隊を作るには不足している。既存の戦闘機で那覇基地に一個飛行隊を移動し南西方面の即応体制を充実するという。

防衛大綱。北朝鮮、中国、ロシアに動的防衛力にして対応。島、ミサイル防御。本格戦争は想定せず。

雑誌で新防衛計画の大綱の記事を見た。２２防衛大綱では防衛の基本方針が書かれている。防衛計画策定の趣旨、基本理念、安全保障環境、安全保障の基本方針、防衛力のあり方、防衛力の能力発揮のための基盤の項目からなっている。１６年の大綱と比べると、北朝鮮については軍事的な挑発行為を繰り返しているという表現が加わった。哨戒艦撃沈や大延坪島砲撃のことだろう。韓国や米国は朝鮮半島での武力衝突は避けたいので北朝鮮は挑発をエスカレートさせる。中国については懸念事項としている。中国海軍の外洋進出や尖閣諸島領有問題のことだろう。ロシアについては活発化しているという。ロシア機の偵察飛行が増えている。日本防衛については動的防衛力という考えが出された。情報収集、警戒監視、偵察活動は常時している。運用の問題と混同している。本格的侵略を想定していないようだ。国境の島への上陸や、サイバー攻撃、ゲリラや、特殊部隊の攻撃、弾道ミサイル攻撃に限定して、大規模な上陸作戦や、航空攻撃は想定していない。核攻撃には日本だけでは対処できない。中国軍が尖閣諸島に上陸すれば自衛隊が出動するが、日中戦争に発展してしまう。米軍が介入し、経済に悪影響が出る。
自衛隊の体制については前例によらない方針で、陸上自衛隊が１５．５万人から１５．４万人に１０００人削減された。不況で応募者は増えているが予算の関係で削減された。戦車は６００両から２００両減って４００両にされた。新戦車の大量配備は望めない。火砲も６００門から４００門に減らされた。弾道ミサイル防衛と潜水艦を重視している。武器輸出三原則は見直されなかったが、日米共同開発のミサイルを他の国に売りたいときに日本の同意があれば輸出できる穴あき状態になるという。
日米安保条約があるが、米国の力が減退していくので日本独自の防衛力を強化しなければならないだろう。不況で就職先がない失業者を自衛隊に収容して、豪雪の雪かき災害支援などしてもらえばいいだろう。

日本の英語学習。明治時代は開成学校を作り外国文化を翻訳した。受験勉強で英語が大事になった。

テレビで日本の英語学習の歴史を見た。明治維新で政府は西欧の技術、文化文明を取り入れるために開成学校を作り、外国の文化の翻訳を進めた。開成学校は後に東京大学になった。外国人講師が英語やドイツ語で授業していた。一日の授業のあとに翻訳の時間があった。西南戦争で戦費がかさみ経費節減のために高月給の外人教師をやめさせた。日本の英語教育は日本人により行われるようになり、音声ができず、文字中心、読書中心になった。英語教師だった小説家の夏目漱石は英語教育は読み、書き、話し、聴くことができるようにすべきだと説いた。英語は受験でレベルの高い教育を受けて、いい就職をするための道具になった。

エジプトと北朝鮮は昔から親しい関係だという。エジプトは北朝鮮にミサイルを贈り、携帯電話を贈る。

テレビでエジプトと北朝鮮は昔から親しい関係だという。エジプトのナセルと北朝鮮の金日成は親しかった。ムバラク大統領も親しいという。第四次中東戦争で北朝鮮は戦闘機パイロットをエジプトに派遣して支援した。エジプトはソ連製のミサイルを北朝鮮に二台贈り、それを基にしてノドンなどの北朝鮮製ミサイルができた。現在はエジプトの携帯電話が北朝鮮に広まっているという。独裁反対デモに揺れたエジプトがどうなるか注目される。

８日はホテルニュージャパン火事の日。火と煙につつまれた部屋の窓からシーツをつなげて脱出。

テレビで８日はホテルニュージャパンが大火事になった日だという。５０年ほど前の事件で、客の寝タバコから出火した。消防署の指導でスプリンクラーをつけていたが、工事費用を安くするために外面だけついていて配管はなく水は出なかった。壁もブロック塀でベニヤ板でできていたので隣の部屋から火が回り広がっていった。廊下が火の海で客は窓から飛び降りて死ぬ人が多かった。結婚式を挙げて泊まっていた新婚夫婦も火と煙で窓ぎわに追い詰められた、一回上の部屋の韓国人にならってシーツを結びつけて脱出した。二階下の燃えていない部屋におりて生き延びたという。東京中から１００台以上の消防車が集まり水をかけたがなかなか火事は収まらなかったという。経営者は客よりロビーの貴重な家具を持ち出すように指示したという。
火事と悪い経営者は恐ろしいものだ。