MA社会研究所情報

宇宙、世界、日本の歴史や未来。日常生活、社会情報を、しぐれ猫がお伝えします。

中国の現実。富裕層と貧しい人々。地下経済が大。国の投資と貿易中心。高齢化問題。

2011-02-26 01:33:49 | Weblog
中国の現実という講演会を聴いた。40代ぐらいのジャーナリストの話で、中国は過大評価されたり、過小評価されているという。チュニジア、エジプト、リビアなどの中東の市民革命は中国にも飛び火するか。富裕な特権階層と貧困階層ができていて社会に不満がある点は同じだが、中国では抑えこまれてデモが不発だった。中東は中間層が民主化を要求する理念でデモが起きたが、中国は自分さえよければいい、明日食い物があるかというレベルで不満は大きいが火がつかない。天安門事件のとき中国の学生は一生に一度の皇帝になれるチャンスだと思っていた。中国の歴史では普通の人が皇帝になる。米中時代といわれて、最近中国がGDP世界二位になったというが、中国は地下経済が200兆円ぐらいあり合計700兆円である。大きいので2005年には日本を抜いていただろう。役人に賄賂を贈るために高価なタバコが売られている。換金できる店がある。世界銀行は中国の購買力は三倍だという。物が安く、お手伝い労働力も安く雇える。中国人は幸せかというと一部の富裕層と多勢の貧困層がいる。大学生は就職口がない。個人消費は少なく、国の投資が多い。中国経済は貿易と投資でできている。リーマンショックで買い手の米国の消費が落ちた。国が公共事業に4兆円出して支えた。国進民退といって国家に近い人に富が集まり、民間にお金がこないという。中国は二重構造で税金を払い、税金を使う層と、税金は払わず、国からももらえないという層に分かれている。国家として集中すると強大な力になる。尖閣諸島問題で反日ムードになり、日本の繊維産業は中国からバングラデシュに工場を移した。中国は買収M&Aの世界チャンピオンだ。高齢化で労働力不足になり、老人介護も問題になってくるという。中国の現実の状況や地下経済の様子を聴いて参考になった。

映画スター高倉健はマネージャー志望だった。石原裕次郎は兄の慎太郎が出演させた。

2011-02-26 01:19:42 | Weblog
テレビで芸能界にスカウトされた人の話を聞いた。映画俳優の高倉健はマネージャー試験を受けにきたが、俳優にならないかといわれて映画スターになった。試験で「笑って見せて」といわれたが、「何もおかしくないのに笑えない」と答えたという。現代なら落とされる答えだ。石原裕次郎は兄の石原慎太郎の小説「太陽の季節」を映画化する時に、兄の慎太郎が弟の裕次郎を出演させてくれと頼んだのが映画スターになったきっかけだった。ロケを見ていてスカウトされた少女もいるという。人生意外なところでスカウトされるようだ。