放送大学で教師論を聴いた。1955年ごろは教師は聖職者だという自民党、文部省と教師は労働者だという社会党、教師組合の日教組が対立した。ILOが教師は医師や弁護士、技術者のような専門職だという見解を示したので、両者とも自分の都合のいいように解釈した。教師は人材育成をする。経済成長期は高度の教育で社会的地位が上がったが、高度成長が終わり大学院卒や大卒の就職難で、高度の教育をしても社会的地位が得られず、学校教育の意味がなくなった。学級崩壊や不登校が増えた。学校教員は知識を売る商売人、専門職、公務員、国家の教育代理人である。安月給で授業以外の勤務時間が長いという。
昔は教師は師匠として尊敬されたが、現代では教員がモンスターペアレントに怒鳴られてうつ病になる時代である。
昔は教師は師匠として尊敬されたが、現代では教員がモンスターペアレントに怒鳴られてうつ病になる時代である。