Sightsong

自縄自縛日記

スティーヴン・ガウチ+サンディ・イーウェン+アダム・レーン+ケヴィン・シェイ『Live at the Bushwick Series』

2019-05-06 11:02:57 | アヴァンギャルド・ジャズ

スティーヴン・ガウチ+サンディ・イーウェン+アダム・レーン+ケヴィン・シェイ『Live at the Bushwick Series』(gaucimusic、-2019年)を聴く。

Stephen Gauci (ts)
Sandy Ewen (g/electronics)
Adam Lane (b)
Kevin Shea (ds)

ブルックリンのブッシュウィックにある「Bushwick Public House」における、毎週月曜日夜の「Bushwick Improvised Music Series」。これを取り仕切っているのがテナーのスティーヴン・ガウチで、ここに登場するアダム・レーンも、ケヴィン・シェイも毎週のように演奏している。いちどだけ観に行ったが、その後も毎週の案内メールを読んでは再訪したいと思わされる。

本盤はその演奏を3曲集めたものである(長さから言っても複数回のギグだろう)。つまりこれがかれらの日常のインプロなのだと思えば納得できる。

ガウチは高音域を精力的に攻めまくり、ときにノイズを含めていてユニークだ(ガウチ自身は、高音が耳に入るとテンションが上がるだろう?と言っていた)。レーンは細かく強いピチカート音をカンフーのように繰り出し続ける。シェイは目の前にある存在を音に変え、なんであろうと公平に扱う。サンディ・イーウェンははじめて聴いたが、ギターを横置きにしてエレクトロニクスとともにさまざまな音を出すスタイルのようで、この人がいたからサウンドにグラデーションが付加されている。

なってるハウスの小林さんがNYに行くというのでこのシリーズをプッシュしたところ、一昨日、ガウチ会ったよガウチ、と話していた。どんなふうに聴いたのか興味津々。

●スティーヴン・ガウチ
Bushwick improvised Music series @ Bushwick Public House(2017年)
スティーヴン・ガウチ+クリス・デイヴィス+マイケル・ビシオ『Three』(2008年)
スティーヴン・ガウチ(Basso Continuo)『Nidihiyasana』(2007年)

●アダム・レーン
Bushwick improvised Music series @ Bushwick Public House(2017年)
アダム・レーン『Full Throttle Orchestra』(2012年)
アダム・レーン『Absolute Horizon』(2010年)
アダム・レーン『Oh Freedom』
(2009年)
4 Corners『Alive in Lisbon』(2007年)

●ケヴィン・シェイ
タリバム!+今西紅雪@本八幡cooljojo(JazzTokyo)(2019年)
タリバム!&パーティーキラーズ!@幡ヶ谷forestlimit(2019年)
MOPDtK@Cornelia Street Cafe(2017年)
Pulverize the Sound、ケヴィン・シェイ+ルーカス・ブロード@Trans-Pecos(2017年)
Bushwick improvised Music series @ Bushwick Public House(2017年)
Talibam!『Endgame of the Anthropocene』『Hard Vibe』(JazzTokyo)(2017年)
ヨニ・クレッツマー『Five』、+アジェミアン+シェイ『Until Your Throat Is Dry』(JazzTokyo)(2015-16年)
クリス・ピッツィオコス『Gordian Twine』(2015年)
PEOPLEの3枚(-2005年、-2007年、-2014年)
MOPDtK『Blue』(2014年)
MOPDtK『(live)』(2012年)
MOPDtK『The Coimbra Concert』(2010年)
ピーター・エヴァンス『Live in Lisbon』(2009年)
MOPDtK『Forty Fort』(2008-09年) 
 


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