Sightsong

自縄自縛日記

アダム・レーン『Full Throttle Orchestra』

2014-11-04 06:52:12 | アヴァンギャルド・ジャズ

アダム・レーン『Full Throttle Orchestra』(clean feed、2012年)を聴く。

Nate Wooley (tp) 
Susana Santos Silva (tp)
Reut Regev (tb)
David Bindman (ts, ss)
Avram Fefer (as)
Matt Bauder (bs)
Adam Lane (b)
Igal Foni (ds)

なにしろ、ケン・ヴァンダーマークやポール・ニルセン-ラヴらと組んだグループ「4 Corners」や、自身のグループでの『Absolute Horizon』におけるプレイが好きになってしまったのだ。奇妙なアウラを発散しまくるベーシストのオーケストラとなれば、リーダーがチャーリー・ヘイデンでなくても、聴かないわけにはいかない。

そんなわけで、ハッタリをかました変化球を想像して聴いてみたのだが、これがまったく違って、真ん中高めに気持ち良く決まる直球だった。管楽器のソロはそれぞれなかなかの役者ぶりであり、それを含めてグループの演奏全体が愉しさに満ち溢れている。

もちろん、レーンのベースはエゴイスティックにどの断面でも目立っていて、重すぎず軽すぎず、聴く者の身体と共鳴する。『北斗の拳』でいえば「雲のジュウザ」か。(たいした根拠なし)

次作にも期待。

●参照
アダム・レーン『Absolute Horizon』
4 Corners『Alive in Lisbon』


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