横断歩道を渡るときに、曲って来る自動車は怖い。大人が怖いのだから、子どもはもっと怖い。突っ込んでくる車、早く進みたいがためにじわじわと進んでくる車など日常茶飯事である。ドライバーが人間である以上、間違いはある確率で起きる。その間違いを抑制するのが罰則などの法制度だが、それよりも根本的に道路のシステムを改善することのほうが望ましいことだと思う。
「歩車分離式信号(ほしゃぶんりしきしんごう)」を推進している方による本「子どもの命を守る分離信号-信号はなぜあるの?」(長谷智喜著、生活思想社)では、交差点で右折・左折してくる自動車による交通事故の事例を多くとりあげている。あまりにも痛ましくて、読み進めないほどだ。
私も、浦安・市川の歩車分離式信号について調べてみた。
千葉県警察資料により作成
浦安・市川には8箇所しか設置されていない。千葉県全体では134箇所である。
なお、歩車分離式信号には、車が全部止まって歩行者が縦横斜めに渡ってよい「スクランブル式」、左に似ているが歩行者は斜めに渡れない「歩行者専用現示方式」、その他がある(千葉県警察の分類)。スクランブル方式は、ちょっと横からくる自転車が危ない。
実際に、歩車分離してほしい交差点はいくつもある。市川市の公表資料(「平成15年度総合交通計画調査」など)では、部分的に歩車分離の推進を謳っているものの、信号設置を具体的に示しているわけではない。また、信号の所管は千葉県警察であり、行政としても縦割りであるから、なかなか推進の責任が見えにくくなっている。
ただ、少しずつ設置箇所が増えてはきており、千葉県警も力を入れているようだ。プッシュするならチャンスかもしれない。
ついでに、個人的に歩車分離にしてほしい交差点として、以下の2箇所を想定している。(赤は既設置場所)
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ちなみに、ここから400メートルくらい浦安に行ったところが、先日、新成人による無免許・ひき逃げ死亡事故が起こった場所ではないかと思います。
千葉県資料を参照すると、更新されていました(2006年3月現在の資料)。ご指摘の場所(富美浜小学校前)と市川大野の駅前の2箇所が、市川市・浦安市内の増設場所です。本文も更新しました。
増える方向にあるなら住民としての意見が反映されるチャンスでもありますので、順次、意見出しの行動に移したいと思います。
今後もよろしくお願いします。
個人的意見です。
当代島は、ほとんど通らないので、なんとも言えないです。
(もともと、あの道は嫌いなので。でも、それは危険を感じているからかもしれません。)
相之川の歩車分離式信号は、ぜひとも実現していただきたいです。
若くて健康な自分でも、あの交差点の大きさにはいつも圧倒されます。
GoogleMapで改めて見ても、やはり大きい!
http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&q=%E5%8D%97%E8%A1%8C%E5%BE%B3%E9%A7%85&ie=UTF8&z=18&ll=35.676032,139.89678&spn=0.002915,0.005343&t=h&om=1
(それなのに、あっさり却下とは。)
子供の頃から歩車分離式信号を利用していましたが、それでも、あまり通らない場所で出会うととまどいます。
これからは、どこででも「あー、ここは歩車分離式ね」という感じで、歩行者もドライバーも“当たり前”に利用できるようになったらいいなと思います。
本当に大きいですね。渡るときには、自動車に存在をアピールしながら小走りになってしまうほど怖いです。
市のハザードマップではこの周りの交差点や道路のほうが危ないとされていますが、ちょっと納得できない点ですね。
千葉県警からの「渋滞」という理由もよくわかりません。うーん。
そうそう、私のバイク通勤ルートの見難い信号、私がどこかに連絡したわけではありませんが、つい先日見やすく改善されました。
問題の信号機は国道357本線脇に支線が合流する交差点の本線上に設置されていました。本線の信号機の光が隣の支線を走る車両に見えないようにするための斜光版(? 信号のランプ部分にスリット状に設置する板)を、本来は地面に対して垂直に設置するべきところを水平に設置していたため、本線上で停止線にて停車すると斜光板が邪魔をして信号機のランプの色が確認できなかったわけです。
工事誤りの可能性が高そうです。
ありがとうございます。当代島、相之川ともに、このあたりの声をあらためて警察に伝えたいと思います。
信号の工事ミスがあるのですね。自分の身は自分で守らなくては・・・。