Sightsong

自縄自縛日記

『ツ・ナ・ゲ・ル・ヒ・ト』@千歳烏山TUBO

2020-01-21 00:47:03 | アヴァンギャルド・ジャズ

千歳烏山のTUBO(2020/1/19)。

Ryotaro Yahagi 矢萩竜太郎 (dance)
Taiichi Kamimura かみむら泰一 (sax)
Minako Arai 荒井皆子 (voice)
Yu Kimura 木村由 (dance)
And many guests.

「いずるば」に集まる面々による、ダンスと即興音楽のギグ。

ファーストセットは4人のみ。まるで水中の世界で自分の棲息域を模索し、出逢った者との関係のかたちを模索し、その都度あらたな社会を創っているようで、あたたかくもあり、人間的でもあり、おもしろかった。もちろん演者たちがどのようなことをイメージしていたのか、あるいは物語的なものではなく抽象的な感覚を追っていたのか、確認などしていないからわからないが、共通項や差異を見出したところでそれはひとつの側面に過ぎないだろう。

セカンドセットには多くのゲストが自発的に参入した。テーマは「透明な未来の駅から」と決められたが、これもまたイメージのとっかかりである。思わぬところから声や音が聴こえ、観客と演者との境が溶け、参加する意思の揺らぎが感じられて、これもまたおもしろい。自発的という手段だったはずのものが自発的コミュニティを創りだしていて、これは「いずるば」での活動の延長線上にあるからにちがいない。

Fuji X-E2、XF60mmF2.4

●矢荻竜太郎
『今・ここ・私。ドイツ×日本 2019/即興パフォーマンス in いずるば』(JazzTokyo)(2019年)
徹さんとすごす会 -齋藤徹のメメント・モリ-(2019年)
ジャン・サスポータス+矢萩竜太郎+熊坂路得子@いずるば(齋藤徹さんの不在の在)(2019年)
齋藤徹+久田舜一郎@いずるば(2019年)
齋藤徹+沢井一恵@いずるば(JazzTokyo)(2019年)
近藤真左典『ぼくのからだはこういうこと』、矢荻竜太郎+齋藤徹@いずるば(2019年)
即興パフォーマンス in いずるば 『今 ここ わたし 2017 ドイツ×日本』(2017年)
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2015-16年)
齋藤徹、2009年5月、東中野(2009年)

●かみむら泰一
長沢哲+かみむら泰一@東北沢OTOOTO(2019年)
李世揚+瀬尾高志+かみむら泰一+田嶋真佐雄@下北沢Apollo(2019年)
かみむら泰一+永武幹子「亡き齋藤徹さんと共に」@本八幡cooljojo(2019年)
クリス・ヴィーゼンダンガー+かみむら泰一+落合康介+則武諒@中野Sweet Rain(2019年)
徹さんとすごす会 -齋藤徹のメメント・モリ-(2019年)
かみむら泰一+齋藤徹@喫茶茶会記(2018年)
かみむら泰一+齋藤徹@本八幡cooljojo(2018年)
かみむら泰一+齋藤徹@本八幡cooljojo(2018年)
かみむら泰一session@喫茶茶会記(2017年)
齋藤徹 plays JAZZ@横濱エアジン(JazzTokyo)(2017年)
かみむら泰一+齋藤徹@キッド・アイラック・アート・ホール(2016年)
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2015-16年)
かみむら泰一『A Girl From Mexico』(2004年) 

●荒井皆子
徹さんとすごす会 -齋藤徹のメメント・モリ-(2019年)

●木村由
徹さんとすごす会 -齋藤徹のメメント・モリ-(2019年)
齋藤徹+長沢哲+木村由@アトリエ第Q藝術(2018年)
庄田次郎トリオ@東中野セロニアス(2018年)
宙響舞@楽道庵(2017年)
河合拓始+木村由@神保町試聴室(2016年)


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