Sightsong

自縄自縛日記

ジョセフ・ジャーマン『Sunbound Volume One』

2017-09-05 23:18:09 | アヴァンギャルド・ジャズ

ジョセフ・ジャーマン『Sunbound Volume One』(AECO Records、1976年)を聴く。

Joseph Jarman (as, bcl, fl, sopranino, cymbals, gongs, bell, vib)
 
この人はあまりサックス奏者として上手いとも思えないし(特にアート・アンサンブル・オブ・シカゴでは個性派のなかで損をしている)、さして奇抜な音を出すでもなくまっすぐだし、また、野心的なサウンドを作るとも思えない。

しかし、ひとりでしみじみと吹いたり、頑張って音を重ねていったりするのを聴くと、やはり悪くないのだ。特にバスクラが好きである。

これは、AECOから出された完全ソロシリーズの2枚目である(「Volume One」とあるがたぶん「Two」は出ていない)。1枚目がドン・モイエ(未聴)、3枚目がマラカイ・フェイヴァース。3枚セットでCD化すべきだ。

●ジョセフ・ジャーマン
ESPの映像、『INSIDE OUT IN THE OPEN』(2001年)
ジョセフ・ジャーマン(2000年)
アート・アンサンブル・オブ・シカゴの映像『LUGANO 1993』(1993年)
アート・アンサンブル・オブ・シカゴ『苦悩の人々』(1969年)