Sightsong

自縄自縛日記

大ロボット博、「うさぎや」のどら焼き、イルフォードのモノクロ印画紙、環境アセスメント学会

2007-11-26 23:41:14 | もろもろ
週末、上野の科学博物館に、息子と「大ロボット博」を観に出かけた。朝早いのに、親子連れでもう結構混んでいる。展示は、ロボットの玩具、大学・企業などによる産業用や民生用のロボット、からくり人形、それから本田技研のアシモが目玉。



ガンプラを見ると平静ではいられなくなり、「いいねえ」を連発してしまう。周りの大人からも、連鎖して「いいねえ」が聞こえてきた。自分が小学生のころに作った、144分の1モデルのプリミティブさはもうない。ただ、半田ごてでパーツを溶かし、可動域を広げてエポキシパテなんかで何とかリアルな世界を再現しようとした(他愛もない)体験から言えば、ここまで完成されていることによって、楽しさが減っているのではないかと思った、悔しさで。

からくり人形は、工夫と精緻さが職人技で実現されていて、やはりこういったものが楽しい。お茶運び人形をはじめとして、西鶴が絶賛していた遊女・吉野太夫が所有したという「蟹の盃台」、からくり儀右衛門こと田中久重が製作した「弓曳童子」など、眼を奪われてしまう。貴重なものなので実演は難しいのか、ヴィデオ映像でその動くさまが流されていた。


遊女・吉野太夫が所有した「蟹の盃台」


田中久重「弓曳童子」

本田技研のアシモは凄い。いつの間にか進化しまくっており、ダンスどころか走ることさえできる。実演ショーが盛り上がっていた。会場には、アシモ前史ともいうべき「P2」(1996年、世界初の自律型歩行ロボット)やその後の「P3」(1997年)も展示されていて楽しい。


アシモの実演 ダンスし、走る


プレアシモ「P2」「P3」、アシモ


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帰りに、上野の「うさぎや」で、どら焼きを買って帰った。学生時代からときどき買った店だが、久しぶりに訪ねた。銅鑼の部分がさくさくしてとても旨い。この界隈では、上野の小倉アイスの店「みつばち」と、谷中のバニラアイスが旨い店「芋甚」が、自分にとっての甘味御三家だった。



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上野から秋葉原まで歩いて、ヨドバシでモノクロ印画紙を買った。倒産したハンガリーのメーカー、フォルテの製品を買おうと思ったら、もうカビネ判の在庫がなくなっていた。それで、使ったことがなかったイルフォードの印画紙を試してみようと思った。イルフォードのRCペーパーはすべて多階調で、光沢、サテン、パールの3種類がある。友人の結婚式の写真をプリントするので、何となくサテンを選んだ。しかし、帰宅して暗室でプリントしてみると、変に半光沢だからか、黒のしまりが悪く、眠い仕上がりになってしまった。3号フィルターを使ってこれだから、今度は4号か5号を調達して再挑戦してみようと思う。少しがっかりだ。



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環境アセスメント学会で、排出権や森林のことについて話すことになった。といっても、テーマ自体が環境アセスに関係するわけではない。この延長上にある緑地の保全策を考えるための手がかりとしてである。私もアセスについては素人なので、これをきっかけに、辺野古での環境アセス法破壊をもたらした根本的な欠陥について勉強しようと思っている。

環境アセスメント学会生態系研究部会第10回定例会「地球温暖化対策の枠組みにおける森林