2月9日
なんと今日の気温は30℃を越えて32℃になってしまった。
昨日、ベトナム語の先生が、暑すぎる、テトはテトらしく少し寒いほうがいいとこぼしていた。
いまの季節はまだ冬という既成概念があるので、そんな気になるのだろうが、街を歩く人は完全に夏服姿である。
テトの飾りはハノイでは桃の花ときんかん、ホーチミンでは黄色のホアマイという梅の花というのが定番のようだ。
去年まであまり見かけなかった、黄色のホアマイを今年はすごくハノイでみかけるというと、ベトナム語の先生はあの花はホーチミンから運んでくるのでこの暑さでは花が弱ってしまいよくないし、そもそもハノイのテトに飾る花は桃の花なんだからと、このホアマイについては譲れないという雰囲気がむんむんだったが、わたしはきれいだと思っている。
通常,,桃やきんかんは、門松のように対で置いたり、
ホールみたいなところでは大きい鉢でひとつ置かれている。
ビンコムタワーの正面は、夜はライトアップされるのだろうが、昼間はトラ年がテーマになり、木の幹がトラ模様になっている。
ホアンキエム湖の横をはしる道路のセンターラインには、フラワーボールが並んでいる。
球状のものに花だけをさして作る努力と根気に頭が下がるけど、この暑さの中、いつまで花がもつのかとか、桃の花は、テト前には暑さで咲ききってしまいなくなるのではないかとか、きんかんは、実が熟して落ちてしまうのではないかとか心配になってしまう。
そうはいっても、今年はハノイ遷都1000年の記念でビックイベントが予定されているので、いつもの年と違い、伝統的なものや、新しいもので、新年を祝おうという気持を感じることができる。