2月22日
4泊7日のケアンズ旅行の印象は、東南アジアからオーストラリアは遠いということ。
行きはハノイ~シンガポール、シンガポール~シドニー、シドニー~ケアンズで翌朝の11時着。
帰りはケアンズ~メルボルン(3時間半)、空港で8時間待ち、メルボルン~シンガポール(7時間半)空港で5時間待ち、シンガポール~ハノイ(3時間)と、27時間もかかってしまった。
直行便で日本から合流した息子は、料金も安いし、時間もそんなにかからない。
ケアンズの印象は、雲。
さかいのない空と海の間の手が届きそうなところに、圧倒的な量で広がっている。
オーストラリア全体の人口が2000万人、人口425万人のクイーンズランド州の片田舎の町ケアンズには、高い建物がなく、頭の上には青くてひろい空がいっぱいに広がる。
そしてこの空とつながった海がグレートバリアーリーフとなっていくので、体がコバルトブルーに染まってしまいそうな気持になる。
海が大好きなオットが、世界最大のさんご礁群の海に潜って、この先これ以上のものがないかもしれないと思うと寂しくなると、この先の不安を口にした。
大陸を南北に横断したメルボルンで、待ち時間8時間を使ってダウンタウンをのぞいてきた。
からりとした空気と清潔な街並の都会は、ハノイに住む私にとっては夢の街だった。
88階のビルをみつけ昇ってみると、まあるい地球が足の下に広がっている。
ジミーコナーズが戦ったオーストラリアオープンの会場をみつけた。
総じて素敵な印象をもったが、ベトナムから出かけていったので、物価が高いのには参ってしまい、ビール好きのオットが、メルボルンで8ドル50セントのビールのお変わりができなかったのには笑えた。