ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

ニンビン 舟編

2008-10-19 21:12:18 | Weblog

11月19日

ハノイは大昔、海であったからか、このあたりは、どこにいっても湿地帯が広がる。

池や湖とともに暮らすための必需品、交通手段としても、小舟が必要になるのは想像できる。

海に出ることはないので、手軽、簡便なものでよいからか、身近な素材で小舟を作るため、地域によって形が違うようである。

このあたりは、岩山なので、木は思うように育たないので、竹を使うようになったのであろう。

ニンビンの観光の目玉は、この竹舟にのる舟遊びだ。

竹舟の製作日数は、およそ2週間、一艘の舟に約15本の竹を使い、舟の寿命は1年半位といわれる。

しかし、チャンアンで洞窟めぐりに使われる舟は、鉄舟であった。

こぎ手は後部にのり、これでは舟を進ませるのに力が必要だろうと、オットは心配したが、客にとっては、漕ぎ手と顔を合わせることもなく、見晴らしがよく好都合であった。チャンアンでも竹舟を見つけた。

漆喰のようなものを塗っていて、こんな舟は、はじめて。

おそらく、防水とか、腐食防止とかのためであろう。

南のニャチャンでみた、竹のざるを大きくしたような舟も印象に残っている。

生活のかたわらに水辺があり、そこに生きる人たちの知恵とたくましさを感じる。

手入れが簡単で長持ちする材料が手に入るこの時代に、まだまだ残っている自然素材のやさしいものに出会えることに、わたしはひかれてしまう。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
( ´ ▽ ` )ノ タダイマァ (まっきー)
2008-10-20 01:01:57
先程飛行機3時間遅れて着きました・・・

しかし、かずちゃんは、お勉強熱心で感心しちゃい
ます!w ハノイの先生ですねw 

また明日から★⌒(@^-゜@)v ヨロシクネ♪

あ、そうそう坂○さんが帰って来られたそうで
日本に携帯メールが来ましたw 
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おかえり、まきちゃん (kazu)
2008-10-20 12:23:43
またにぎやかになってよかった。嬉しいな。
よろしくね。
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