3月6日 くもり 20℃
ドンアイン村のぶらぶら歩きのあと、ランチは村長さんのお宅で歓談しながらいただくという予定、到着するとすでに、庭にセティングされている。(ペットボトルの中身はお酒)
この日、人数が増えたのでお知らせしたら、問題ないと一蹴されたという、それもありだね、みんなでつまむのだから。
席に着いて、各自お椀がひとつとお箸をもらう、そんな時の会話…
写真クラブのお世話役さんが、こんど日本むけラジオで、ベトナムの食卓というテーマで話すという。
ベトナムはテーブルでいただきますか?という質問の答えは、NO!
家庭にテーブルはありません、おおきなお盆におかずをおいて、手にしたお椀に、ご飯もおかずもいれていただきます。
これは合理的だよね、人数が増えても各自が食べる量を調整すれば何人でもいける。
お椀がひとつだけなので、洗い物が少なくてすむ、しかもご飯にはスープをかけていただくので、お椀もたいしてよごれず、一石二鳥。
そういえばむかし日本も箱膳で最後のお茶でお椀をきれいにして洗わずにしまうという文化があったよね、といえば、参加者に子供のころ、そうだったというひとがいる。
そうこうはなしているうちにスープがでてくる。
でもおわんはひとつ、急いで中のものを平らげ、スープを注いでのんだら、ぬるい。
スープはごはんにかけてたべるので、最後になるから暖かくてもおいておくと冷たくるのは普通といわれる。
ハノイではコーヒーも、お茶もラーメンのスープさえぬるいので、ベトナム人は熱いのが苦手なのだ…とはわかっているが、暖かいものは暖かいままいただきたい。
日本は器も食事の楽しみのひとつ、つぎ分けて配膳するので、急なお客様に対応できないし、洗い物も多くなる。
ベトナムはフレキシブルでお椀一個で対応できるし、洗い物もすくなくてすむ、だけど、暖かいものは暖かくとか、冷たいものは冷たくしてという料理の基本から外れる。
左手はお椀をもつか、常にハエを追い払っているかで忙しい、さすが農家さん、ハエもかっているんだという会話もあったかな。
このおかずの量ならお皿を各自1枚づつ欲しいよね~
日本にいるとそれが当たり前と思っているけど
所変われば・・ですね
食はその国の文化を表しているといわれます
3月になっても寒い日の続く福岡はあったかい味噌汁がお・い・し・い・ですよ
そんなこんなことも、笑ってやり過ごせるようになりました。
すめば都となろつつあります。