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ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

テト休暇 チェンマイ

2011-02-09 12:10:49 | Weblog

2月9日晴れ

テト前はあんなに寒かったのに、休暇が終わって帰ってくるとハノイはもう春、気温は25度を越え、汗ばむくらいな陽気になった。

チェンマイはバンコクから北へ約700㎞、飛行機で約1時間の、北タイ一帯で栄えたランナータイ王朝の首都として栄えていた北部山岳地帯に位置する街。

市内の人口およそ16万人、街中にあるたくさんのお寺や城郭がランナータイ王朝時代の面影を残していて、バンコクと違った文化、言語、習慣が残っているとガイドブックにある。

バンコクに比べて、安い物価と高原地帯のさわやかな気候が過ごしやすいのか、登録している人だけでも3000~3500人、登録していない人も加えると10000人を越える日本人の長期滞在者がこの街にいるらしい。

現地の居酒屋さんでの情報では、住居費が2万バーツ(約6万円)くらい、その他の生活費いっさいで4万バーツ(約12万円)をあわせたくらいが一般的な生活にかかる費用ということで、日本に比べて割安感が人気なのだろうということ。

市内はこげ茶色の高床式のチーク材の家とそれを囲む緑の木立が通りに並び、青空を背景に光と影の色合いが街に落ち着いた雰囲気を与えている。

タイはバイクから車社会に切り替わっているので、この街はバイクの喧騒がなく静かで落ち着いていて、朝夕は涼しく日中は30℃をこえても日陰はさわやかで過ごしやすかったし、毎日美しい青空に会えて幸せを感じた……こんなことも人気の原因かな…

早朝散歩でいった、ワット・スアン・ドーク。

お寺への供物を中に入れたバスケットを下げた人があつまり、静かにお参りする姿が印象的。 

バンコクなどの寺院と違う様式で、ラオス、ビルマ、スコータイ、アユタヤなど様々な文化を取り入れた独自のスタイルとあるが、さすがにタイのお寺は絢爛豪華、違いはそんなにわからない。

バンコクに帰る飛行機は、連なった山の様子が手にとるようにみえ、青空とところどころに浮かぶ白い雲のコントラストを楽しめたが、バンコク上空に差しかかると白い雲が二分されて、下が灰色になった。 

 これはもしかして、灰色部分が問題になっているバンコクの大気汚染層…?

本当だったら…と思うと、少し心配になってきた。