9月6日
ハノイの松茸は中国の雲南省から入ってくるらしい。
南の国で日本より早くに松茸が食べられるのは、高い山が連なる雲南省は秋がもう始まっていて、そこの季節が山を越えてまだ暑いハノイに運んできてくれるからだろう。
ランチの「松茸玉〆丼」の松茸は、あわせていた鶏肉と同じ大きさで、口に入れて「アレッ鶏肉だった」なんていう勘違をしながらいただいた。
その時メニューに松茸会席があるをみつけ、最初から最後まで松茸ずくしなんて、飽きちゃわないかしらとか、とても興味をもちながらも、前日までの予約が必要だし、夜しかないので無理かなあとあきらめていた。
香港の出張先から、「紀伊の松茸会席を予約したので土曜日に行こう」というオットからのメールはとても嬉しかった。
松茸の和え物、
土瓶蒸し、 (スープは飲んでしまってごめんなさい)
松茸にぎり、
宝楽焼き、
松茸と鶏肉の炊き合わせ、焼き松茸、 (ちゃんと焼いてくれます)
松茸ご飯などなど、まるで飽きることなく最後までいただくことができた。
以前、カナダのカルガリーというロッキー山脈のなかにある町に赴任していた時、 パインの木がたくさんあるので、日本とは少し種類が違うが、松茸がここでもとれ、日系人の方にビニール袋いっぱい頂いたことがある。
かさの開いた白いしいたけのようなものであったが、ほのかに松茸の香りがして、その時も、ご飯にいれたり、炭焼きにしたりしたことなどを思い出して、会話がはずんだ。
今回の松茸はわたしのイメージどおりだけど、日本の八百屋さんの店先でみかけるものより数段大きく、りっぱで、オットに感謝、感謝である。