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ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

おはぐろ?

2007-12-15 10:26:05 | Weblog
12月15日暑いような、少し涼しいような  アッ田植えしているのをみかけました。

昨日、歴史研究会の遠足に参加し、イラン元妃とかいう李朝の有名な皇妃が祭っている、1115年建立のお寺に行きました。ハノイから、車で30分程の、まだロバの荷馬車が活躍しているような郊外です。

お寺自体は、さすがに歴史の重みと風格、静けさがただよい、よい雰囲気でした。たった、少しの郊外で、こんな静けさがあるのに、ハノイ市中のお寺の猥雑さは、なんだろうということだけど、旧市街の人口密度が、4万5千人ならば、お寺でも、どこでも、空間さえあれば、まずは、生きている人間が一番、生活の場になってしまうはず、という感想をもちました。

お世話をしてくれる、70代位の女性の口元が黒いので、あれは、鉄漿かしら、ときくと、そのようなものといいます。
ビンロウジュの実とキンマーという葉っぱと石灰を一緒に口に入れ、ガムみたいに、くちゃくちゃ噛むと、口の中が、真っ赤になり、一種の覚醒作用が生まれ、しゃきっと元気になったように思えるそうです。。それが歯について黒くなり、虫歯予防にもなるようです。年配の方達には、この風習が一部残っているそうです。

こちらに来たころ、オットが、キャディーさんが、木の実を見つけて、お婆ちゃんがこれを食べたら元気になると喜ぶ、といってもって帰ったけど何だろうといっていたけど、そういうことだったんだ。市場でもセットにして売られているそうです。

ベトナムは歴史のある国ですし、仏教国ですから、お寺とかに行くと、日本と通じるものがあって、ああ繋がっていると気持ちが楽になります。柳川の「さげもん」、ベトナム流みたいなのもあって、懐かしく思いました。

この国もきれい、便利になるようにと、どんどん変わっていっているようです。どこの国も、おなじような姿になってしまって、つまらない、とは思うけど、快適に暮らしたいとみんなが思うのが普通で、私達が変わらないでというのもおこがましいですよね。