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ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

誕生パーティーのお買いもの

2014-06-16 17:44:03 | Weblog

6月16日 はれ 36℃

久しぶりのフェニックスでのゴルフの日…アッ筍だー、ホールからホールへ歩いているときの藪の中で友達がみつけた

そういえば、いまは筍のシーズン、先日、ベトナム人の友達が、小さい筍はおいしい、といっていた、帰りに市場によってみようよ…ということに

フェニックスはハノイから1時間半くらい、そこに行くまで、ハノイ市をでて、2つの集落を通りすぎてゆく、集落には市場がある

運転手に筍を買いたいから連れてって、とお願いして連れて行ってもらったところは市場というか、路上はすごくワイルド

鳥は生きているのを選んで羽をむしってというところから買わなければならないし、豚肉は体をふたつにさばかれた状態で板の上に置かれている

スイカはおそらく村から出てきて売り切るまで小屋で寝泊りしているようだ 

                   1㌔1万ドン(50円)私が買ったのは4㌔(200円)のもので、重い

   あった、筍だ    でももう少し小さいのがよい (ごろんとしているのは、ジャックフルーツ)

    1本1万ドン(50円)  市場はこんな様子、雨が降ると大変そう

週末はオットのお誕生日と父の日をかねて、同年代のお友達をよんで、お食事会の予定

   旬のものでライチ、筍、結構偏ったものが好きなオットのためのお誕生日メニュー    

今回の新作は、筍の煮物、鮭の味噌漬け、は自分で作ってみた、そしてチジミ、うーん、これは再考の余地あり

あとは、なすとオクラの揚げ煮、たまご焼き、白和え、筑前煮、いかと大根の煮物、パーティーメニューには程遠いけど、年齢的にこんなものが体にやさしい、そしてもれなく、カレーと串カツは我が家のマスト、一口カレー、茶碗カレーと称して、無理やり食べていただく

ケーキは家から一番近いメトロポールのものを買ってくる、やっぱりろうそくも嬉しいよね  お花はゆりと蓮の花

夫婦だけの生活になると、なんだかイベントが少ない、小さな暮らしの中でささやかに生活を楽しむことが、これから必要なことだと思う

 

 

 

 


自転車族

2014-06-11 07:05:00 | Weblog

6月11日 くもり 35℃

ハノイにきてこの一年で自転車に乗る人が増えたと思う、しかも、ロードバイク

ママちゃりも健在だけどこれは、移動、荷物運び専門で肩身がせまくなりながらもよおく働いている

そして、電動自転車は、高校生御用達、免許がいらないので結構幅を利かせている

今回テーマのイタリア製高級自転車は、バイクよりも高価だと聞く

しかも、自転車族の御用達のヘルメット、グラブ、靴等グッズも一式そろえて、目立つし、かっこいい、とみんな思うんだろうな…

いまのベトナム人のお金持ちは、太ることを嫌い、運動のため自転車で走るのがおしゃれみたい

たしかに、この頃のベトナム人は太めの人が多い、男子はお酒、女子はしょっちゅう食べているし…そこに目をつけられたんだろうな…

それはいい、だけど、普通の道路はバイクと車のものにしてほしい

車に乗っていると、そうとう危険、しかも朝のラッシュ時とか、よこに広がり集団で走るので、怖い

              早朝のタイ湖でのスナップ、自転車女子のグループ、お花が可愛い

その時、一緒にいた自転車好きの友達がビアンカだ、しかもビアンカカラーまである、といっていた

いま、ハノイでは、ヨーロッパ車がすごく走っているし、休日はハーレーがオペラハウス前に集結していたりしている

その中で、健康にもよい、場所をとらない自転車が増えてくるのはいたしかたないが、とにかく道路事情が悪いのと、マナーが悪いのとで危ない

これから、自転車の話題も増えてくることと思うが、いい話題になるといいな、と思う

今回もタイ湖の蓮の写真を少しだけ      

            一束7万ドン(350円)

 

 


タイ湖の蓮茶

2014-06-08 12:09:04 | Weblog

6月8日 くもり 32℃

タイ湖の蓮は古くからその美しさと香りで名高く、高級な蓮茶に用いられ、かつては王侯貴族への献上品であった

この蓮は「百葉蓮」といわれタイ湖にしかない特別な種類とよばれているが、資料がないのでどこがどう違うかわからない

しかし、このお茶は贈答品や、特別なときの飲み物としてハノイの人の誇りとなっている

おみやげ用の乾燥した茶葉を使うのとは違う飲み方があり、それは、ニャッタンの一部のカフェで供せられると資料にある

とにかく、行ってみようと土曜日の早朝でかけた

竹竿を繰りながら編み舟が蓮池を巡り花を集めている様子は、とりわけわたしの好きな風景で、網み舟のザーと葉をかきわける音もいい

編み舟が小屋につくと四方から手が伸び、蓮の花が売られてゆく、一抱え7万ドン(350円)、これは花束になったり、蓮茶につかわれるようだ

             

おばさまの左手がハス茶、この方は家で蓮茶をつくるからと花のお持ち帰り

蓮の葉でくるまれたものが蓮茶で、一つ3万ドン(150円)で小屋で売っているし、ここで飲むこともできる

                 蓮池の縁台にござを引き、こんな感じで供してくれた

このお茶は早朝作ってその日に飲むものらしいので、持ち帰った蓮茶のつつみをひらいてみると、まだ花びらも美しい

        

早朝、つぼみかがひらきかかった花を摘んで、その花のなかに茶葉をいれ、黄色いおしべの香りが茶葉に移るようにもみ、

そっと花びらでくるみ、もう一度蓮の葉っぱで包んで、そのまま数時間おくと茶葉に花の香りが移り、それをお急須にいれていただく

ほんのりとしたやさしいかおりのお茶ががからだを包んでくれ、こころが落ち着き、幸せな気持ちになる

しかし、心配なこともある、人口香料を使った安い蓮茶がでまわり、伝統的な蓮茶づくりは年々縮小している

そして、わたしの記憶にある蓮池が様変わりしていて、蓮池の将来があやぶまれるもする

いまでは、蓮池のなかに土手やはしをつくり、入場料3万ドン(150円)をとって、おおぜいの人が写真撮影できるようにしている。

そのことで、ごみは捨てるし、土手は踏み荒らされるし、池は汚れていく

つぶされてお花畑になっている蓮池もあり、ここでも写真撮影できるようにして、入場料をとっている

さびしいなあと思いながら、現金収入は生活にそっけつするものなので、わたしはとやこういえない

 


フーヒップのアクセサリー

2014-06-05 08:11:25 | Weblog

6月5日 くもり 34℃

昨日のトールのレッスンの時、「フーヒップを扱っている人に来てもらうようにしているけどいいでしょう?」といわれる。

若い人たちがいると、情報が早いし、行動もはやいので嬉しい

このところ、よくフーヒップの話題がレッスン中にでていて、どんなものかとわくわくして待っていた。

フーヒップとは、

ベトナムの中部の都市フエに「フーヒップ」と呼ばれる地区に暮らす子供たちは貧しさゆえに学校には通えず、家計を支えるためにゴミ拾いをしたり、時に人身売買の脅威にさらされています。

この子供たちが不当な労働に就かないように。

学校に通い教育をうけられるように。

そして、夢を持ち自分の足で人生を歩めるように。    (パンフレットから抜粋)

そんな想いで、2007年から、日本・ベトナムを拠点にアクセサリーブランドとして立ち上げられた、フェアトレードのアクセサリーブランドである

日本人のデザインで手先の器用なベトナムの女の子たちが作っているアクセサリーはカラフルで繊細、日本のデパートでも販売されているとか

楽しくってきれいで、手に取るとわくわくするものを、買うことによって、子供たちの生活支援、教育支援につながる

作っている子供たちも、きれいな色をみて、きっと想像の翼を広げてくれていることと思うし、楽しんでくれているものと思う

ある日本人の駐在員夫人がこれをボランティアで販売している

ネックレス、イヤリング、ブレスレット、たくさんの種類があり、たくさんの色があふれていて選ぶのに迷ってしまう

                わたしが選んだものの一部

ここで少し、ボランティアにかかわっているとベトナムの貧困家庭の子供たちの将来にはなかなか明るいものがない

DVなどでシェルターに避難している女性の年齢がこのところ低下しているという

シェルターにいった友達の感想は、こんないたいけな明るい少女たちがどんな苦労を負っていまにいたったのかと思うと切ないといっていた

日本語スピーチコンテストでもエイズや売春をテーマにしている学生がいた

先日は、きちんとした知識を身につけてほしいと漫画を学校に無料で配布するための印刷代の寄付をボランティアで検討した

教育による知識と自立がひっすうなのは子育てを経験している世代にはよく理解できる

自分ではプロジェクトを立ち上げる力がないが、協力したり、買ったりすることで、こころの落としどころをもつことにしている

いま、こんな事業を立ち上げ、実行している人たちは、たぶん若い世代だと思うし、協力している人も若いママだった

世の中すてたものではないと、嬉しい思いでいっぱいになる

 


ライチでまわり始めました

2014-05-29 10:21:36 | Weblog

5月29日 くもり 31℃

    ライチ発見!        いつもの果物やさんで、一束20万ドン(1000円)ちょっとお高い

果物が豊富なベトナムだけど、みんながライチの季節をまっているのは、ハノイ近郊が産地、地場の季節を感じさせるおいしい果物だから

はしりなので、おいしくないと迷っていたら、味見をさせてくれる、これがみずみずしくておいしい、で、さっそく購入

ビタミンCが豊富、葉酸も豊富、だけど食べ過ぎると、体を冷やしてしまうので要注意

   同じ日に買ったマンゴー、ソフトボールよりも大きな球形をしている        

いつものがないのでどうしようと迷っているとこれがおいしいとすすめられる、大きいので1個を2日で食べなくてはならない

マンゴー3個と、マンゴスチン1k、ドラゴンフルーツ1個で、10万ドン(500円)、やっぱりライチは少し高め

数日後、夕方遅くにいったら残り物か、小さな束2つで、10万ドン(500円)、これも迷わず買ってきた

このマンゴー、バンコクにいた友達がアップルマンゴーと呼ぶと教えてくれた

マンゴーは一年中あるけれど、すこしづつ種類が変わっている、いまはマンゴスチンの季節でもあり、これもおいしい。

ハノイの夏は果物のおいしい季節、こんなことでも気持ちがたかぶり、元気のもととなる

 

 

 


結婚式

2014-05-24 07:56:56 | Weblog

5月24日 はれ 38℃

なにもこんな暑い中に結婚式をやらなくても…

今日も40℃を超えていると、ハウスキーパーさんがいった昨日のこと…

40℃越えであろうと38℃であろうと、体温より高い外気はサウナ状態で花嫁さんは大変だったと思う。

前の駐在の時のオットの運転手の御嬢さんの結婚式に招待された。

金曜日、午後5時半開始7時半終了、平日の勤務時間中、しかもご案内は1週間前、オットは打ち合わせが入っているが、出席しないわけにはいかない。

7時前にやっと会場についたが、帰り始めたひともいる。

ベトナムの結婚式は、時間にばらばらにいって、空いた席で食事をいただいて帰りたいときに帰るというシステムで、平服でいいのも楽

だからこそ平日、勤務時間でもやれるのだろうが、勤務中なのに結婚式にスタッフが出席して戻ってこないとオットはよくこぼしている

ウェディング専門の会場は、長ーいテーブルが何列も並んで何百人も席があると思われる    

とりあえず私たちは会社関係の人と一緒に手を付けていない料理が並んだテーブルにつく      

料理はスープ、牛肉、川魚の揚げたの、エビの蒸したの、蒸し野菜と炒め野菜、カインチュア、フランスパンとご飯、デザートのプリン、と飲み物

エビはごちそうなのかなあ…4月にベトナム語の先生の義理の弟の結婚式があった時、

レッスンでエビが非常に高くなったという話をしたら、

そうなのよ、義母が結婚式のエビが高くなったので、一人1尾見当しか買えないといっていたというのを思いだし、オットと1尾だけにしようねとはなした。

オットは昔のスタッフたちと一緒、依然のわたしの運転手さんもいたりして、なんだかだと話をして、気が付くと残ったのは私たちだけ、みんな帰ってしまっていたのが7時半

    あわてて記念写真をとらせていただき、お開きにした   

この頃、年齢のせいかなんでも頭にのこらない、英語もベトナム語もなかなか口からでてこない

特に、今の工場がある地方の人と話をすると、なかなか通じないので、この頃は落ち込むことがおおい

昨日、みんなの英語がよくわかり、わたしもスムーズに言葉がでて、いったいどうしたのだろうと思っていたら、

ベトナム人スタッフたちは日本語英語に慣れているので、わたしにもわかるように言葉を選んでくれていたのと、私のいいたいことをいち早く察知してフォローをしてくれているのだと気が付いた。

結局そういうことなのよね、コミニケーションって、想像力と思いやり、相手がなにを考え、どう表現したいかを察知して、相手に接する。

このことは、環境と、教育と、なによりも人間性、つくづく、高等教育と人格が必要で、そのことで、私みたいな人が救われていると思った。

 

 


犬料理、はたまた、豚料理…

2014-05-21 20:18:57 | Weblog

5月21日 晴れ 38℃

非常に暑い、ベランダにたっているだけで汗がながれてくる

同じように暑かった日曜日、ホーチミンさんの124回目の誕生日を祝って、交流サッカー大会と称し、取引先の会社とオットの会社のサッカーの試合の応援にいってきた

場所はハノイから30kほど離れたバクニン省にあるサッカーグラウンド

あらっ人口芝のサッカー場と…、よおくみると人工芝には黒ずんだかびがはえ非常に滑りやすい、

が、そんなことはお構いなしの熱戦で、結果は1-1の引き分けでちょっと安心

驚いたのは、サッカー解説付き、マイクをもったプロの人が試合の間中しゃべっていて、ベトナム人は普通かもしれないけど、わたしにはうるさい、

みんなおおきな音が大好き、 解説者はやとわれのプロの人、日がでると傘をさして大熱唱  

で、交流戦のあとはおきまりの懇親会、これはさけたかったのだけど、時間を勘違いして遅くいったものだから、無理やりレストランにつれていかれる

      今回もありました   血のゼリー

             この料理が問題なのだけど、    

翌日ベトナム語の先生にこんなの食べたと写真をみせたら、犬料理だね、という、

なんか違うと思いながら豚肉といいきかせて食べていたのだけど、内臓のゆでたのや腸詰、この写真の奥とか、豚肉にしてはちょっと違う感じ

写真の煮込みも豚肉にしては肉と脂肪のバランスが違うし、肉も豚にしてはいつもと違うとは思っていた

この煮込みはいろいろなスパイスがはいっていて、ベトナム料理にしては珍しく味が濃い。

ベトナム語の先生に言わせれば、犬肉は臭いので臭い消しが必要、茹で肉もマムトームというエビペーストのソースをつけてたべるようになっている

たしかにそう…

立場的に、大丈夫なんでも食べられるよ、というポーズをとりながら、すこしずつ口に運ぶけど、

ヤギの血のゼリーのほうがまだまし、これは変、とかおもいながら…

翌日、あーあ犬だったんだ、やちゃった、とオットにメールして確認してもらったら、豚肉を犬料理ふうにアレンジしたものだから安心して、との返事。

そうかな?…どうしてもそうはおもえない、肉の質が違っていたもの、でも、いわれるように豚肉料理だったのかも…とあやふやな気持ち

食事会は地酒をショットグラスにいれて、一気飲み、お酒はなくなったら自分でこうして継ぎ足す

お酒がはじまるとすぐにカラオケも始まり、モッハイバーヨーのかけ声の一気飲みと、大音響のカラオケにお話しもできないので、早々に退出する。

帰りに国宝級の大仏様がいるファッティック寺にいったけど、さんざんお酒を飲まされているオットのお寺参りに、ご利益はないと思う。

今回は犬料理だったのか豚料理だったのか…… 犬肉、とうとうたべちゃったのかなあ…      


ソンタイしょう害者作業所

2014-05-17 21:28:23 | Weblog

5月17日 はれ 30℃

このところハノイと中国の問題がニュースに取り上げられていて、みなさまからご心配のメールをいただくが、わたしのまわりは穏やかです。

毎日中国大使館の前を車で通るけど、タイコの音がしたり、人が少しいる程度、それもお昼前には静かになっているように思える。

ハノイ以外地方の工場とかで、労働問題などでくすぶっていたものが、これを契機に爆発している模様だといわれているが…

皆様にはご心配をおかけしていますが、静かにくらしてゆくぶんには 当方の生活にいまのところ支障はありません。

はなしは変わって…

わたしがかかわっている、ソンタイの作業所が暑いので扇風機を寄付してほしいといってきた。

この施設は、ハノイから車で1時間半ちかくののどかな田舎にある   この日の気温42℃くらい

ベトナム語なので、聞いても読んでもよくわからないが、枯葉剤の影響やその他のしょう害を持っている人たちのために誰かが支援をしてミシンを買ったが、その後頓挫してしまったのがこの施設。

雨漏りがひどいので屋根の修理の支援をしてほしいというのが最初だったようで、その時まだわたしはハノイにきていなかったが、ご縁があってかかわりを持つことになった。

いま、わたしはハノイで布地を買って、エコバッグとかエプロンとかを縫ってもらい、仕立て代を払うことで彼らの自立支援をしている。

ガラスの入っていない窓や、埃っぽいでこぼこの土間の作業所は、整理整頓の必要があるが、何度行ってもなんとかならいものかと気の毒になる。

ボランティアで扇風機を買うことにしたが、1代42万ドン(2100円)のものが12台必要といわれ、作業所にそんなにいらないでしょうと、すこし驚く。

彼らにとって、ここよりほかにいくつか同じような作業所があるのでそこにもという気持ちらしい

期待に応えるのは難しいが、とりあえず10台分のお金を渡して、受領手続きをしてきた。

   作業所      使っている扇風機  

気温40℃を超えた日、午後ハノイを出発、暑さのためバイクも走っていず、思いがけなくはやく着いたが、作業所の蒸し暑さは半端なものでなかった。

冷房がなければたしかに扇風機の力をかりないと暑さはしのげない

代表者がただいま入院中とのことで、代理の人と話をしたが、代表者も苦しんでいて

枯葉剤の後遺症を持っているので軍の病院で格安の治療費で入院できているらしいが

4ベッドの病室には、1つのベッドを患者は2人で使うので、患者8人、

患者の世話は家族がすることになっているので、1人の患者にお世話の家族が数人、これでは冷房のない人口密度の高い病室の暑さは想像を絶するものと思う。

その上、治療はお金のある人から順番なので、お金のない人は痛みをこらえて暑いベッドの上で治療の順番を待たなければならない

とはそのとき通訳を通してのはなしで、扇風機は当然必需品だが、作業所のはなしにもどって

わたしにとっては、必要なのはわかるけど、予想以上のものを要求してくるので、不信感の方が先にたち、私たちは言えばなんでもでてくる打出の小槌と甘く見られているのではないかといつも心配になる。

こんな時、ボランティアって難しいと思うけど、病院の様子などを聞くと、なんとか普通に病気治療をうけることができないものかと、心配してしまう。

今回、病気と作業所のはなしが一緒になって分かりにくいけど、ベトナムの田舎には、私たちの常識を超えるものがまだある、と思う。

 


いよいよです 気温40℃

2014-05-11 21:00:42 | Weblog

5月11日 晴れ 39℃

      先週金曜日から朝    いきなりこんな青空、なんといっても数か月ぶり

        で、今朝、    朝日があたって、壁に影ができるなんて… 嬉しすぎ…

金曜日は気温が高くなることが予想されていたので、前日から心と体調を整えて、ゴルフにいった、気温37℃、しかも歩いてのラウンド

それをキャディーさんにみせると、ドンモーは、まわりが水に囲まれているので、気温は2度は高いという、39℃…?ということ?

ただ、久しぶりの青空とさわやかな風、日影はすごしやすく、気持ちのよい一日、

しかもボート乗り場にはよい香りの木、もしかしてイランイランのような…調べてみたらそんな花だったので

昨日は、朝から外にでると、いたっ、と感じる熱波が体を覆ってくる、気温40℃、とうとういきました

街路樹のバンランも咲きはじめ、火炎樹も一輪、二輪、みかけた

とにかく、今年にはいってほとんどといっていいほどお日様をみていないので、この青空は嬉しいけど、いきなり青空が夏をもってきたとしかおもえない

5月になって暑さが、いつ来るか、いつ来るかと怖さ半分、期待半分、で、こうなると逆に吹っ切れて、夏に向き合う気分になれる

さあ、今年もハノイの暑い夏が始まりました、元気にすごしてゆきたいものと思っています。

 


フランスに勝利した日…ディエンビエンフーの戦いから60年

2014-05-08 05:28:49 | Weblog

5月8日 くもり 28℃

5月7日は、ディエンビエンフーの戦いでベトナムがフランスに勝利し、フランスからの独立を勝ち取った日だそうだ。

ディエンビエンフーは、ハノイから飛行機で約1時間のラオスとの国境近くにある小さな街

ここが、ベトナム独立戦争の分岐点ともなった、フランス植民地郡とベトミン軍(ベトナム独立同盟軍)との最後の激戦地であり

100年以上ベトナムを支配してきたフランスはこの戦いで敗北、これによって西欧の植民地政策が終了した、ということで有名となっている。

そして今年はその日から、60年という記念の年で、セレモニーが大々的に行われ、ずっとテレビ中継をしていたというが、それはみていない。

ベトナムは社会主義国なので、国民の意識を統一する必要から、プロパガンダによる宣伝行為が常套的におこなわれている

この日のため         

    道路     ホアンキエム湖 

フランスの植民地だったベトナムは、第1時大戦でフランスの国力が落ちた1943年から日本とフランスの二重統治を受けていたが1945年の日本の敗戦で日本軍が撤退すると、

1945年9月2日にホーチミンがベトナム民主共和国独立を宣言したものの、その年再びフランスが植民地政策をとりはじめた。

独立を勝ち取るためベトナムは、陸軍学校を建て、残留日本兵から、基本動作、兵器の取り扱い方などの軍事技術、戦い方を教育、訓練してもらい、

残留日本人軍属から、病院等の管理運営などを指導してもらうなどをやった。

苦しみながらも勝利を得たベトナムではあったが、フランス軍にくらべて亡くなったかたは倍くらいもいるし、負傷者も圧倒的に多い

1954年7月、ジュネーブ協定を締結し、フランス軍の極東遠征軍は撤退した

その後ベトナムは南北に分かれ、ベトナム戦争を経験して、統一後も中越戦争とか戦争をくりかえしながら、いまの平和にいたっている。

昨年、一連の戦いに貢献したザップ将軍が102歳で亡くなり、ホーチミン廟に眠るホーチミンとともに建国の英雄がなくなってしまった。

国民の良心といわれている方がいなくなったこの国は、これからどんな風に成長してゆくのか、楽しみでもある。