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四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その176) 

2025年04月16日 05時34分36秒 | 短歌

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その176) 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。

 ☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致して
     いますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 ☆☆☆ 今回ブログの字数制限を超えた為「詞書」等を一部編集させて頂きました。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「咲き満ちる 山桜」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【短歌説明】浅間山明鏡止水さんご自身の説明です。
 「光る君へ」は昨年12月15日を持って終了致しました。昨年1年間
 源氏物語贈答歌の返歌をやって来ましたが、どうにか24帖まで来ました。
 旬を過ぎて行くテーマに続けるかどうか悩みましたが最後の帖まで
 続けようと思いました。何卒よろしくお願いします
「30.蛍(ほたる)」
 源氏の懸想に玉鬘は困惑を隠せない。源氏は玉鬘に告白しながらも、
 蛍の宮を恋の相手として勧める。玉鬘が蛍の宮と対面する日、
 源氏は蛍を用意し頃合いを見て放った。蛍の灯りで垣間見た玉鬘の
 美しさに、蛍の宮は玉鬘への思いを強くする。五月五日、源氏は
 六条院で競射を催す。その夜、源氏は花散里の御殿に泊まるが、
 いつからかふたりは男と女の関係ではなくなっていた。源氏は
 自らの経験から夕霧を紫の上から遠ざけていた。夕霧は雲居雁の
 ことを忘れられずにいたが、内大臣の仕打ちを恨み許しを懇願する
 気にはなれなかった。内大臣は自分の娘たちの不運を嘆き、行方の
 わからない玉鬘を捜し出そうと夢占いをさせる。
〇鳴く声も 聞こえぬ虫の 思ひだに 
       人の消つには 消ゆるものかは  蛍兵部卿宮
註)鳴く声も聞こえない蛍の火のような私の恋は、人が
  消そうとして消えるものでしょうか
〇声はせで 身をのみ焦がす 蛍こそ
            言ふよりまさる 思ひなるらめ   玉鬘
註)声には出さずひたすら身を焦がしている蛍の方があなたの
  ように言葉にするよりもっと深い思いなのでしょう。
(返歌)
☆身を臥して すらりとした お姿に 深く刻まれ 宮の御心
☆軒先の 雨の雫も 辛い思い 夜も明かさず 涙に濡れる
                         浅間山明鏡止水さん
【解説】
 「蛍」の巻は、作者の説明にもありますが、光源氏が玉鬘に対して恋心を
 抱きつつも、彼女の幸せを願い、蛍の宮(兵部卿宮)との縁を取り持とうと
 する場面が描かれています。この巻では、光源氏が放った蛍の光は、恋心の
 象徴としても解釈され、物語全体に幻想的な雰囲気を与えています。
 蛍の宮が玉鬘に向けて詠んだ歌は、蛍の宮の熱い恋心を表現しており、蛍の光を
 恋心に重ね合わせた詩的な表現が印象的です。
 この歌への玉鬘の返歌には、玉鬘の控えめで慎ましい性格が反映されています。
 彼女は蛍の宮の熱烈な求愛に対して、直接的な拒絶や受け入れを示すことなく、
 自分の心情を暗示的に伝えています。蛍の光を恋心の象徴として用いることで、
 彼女の思いが言葉では表現しきれないほど深いものであることを示しています。
 なお、この返歌は、玉鬘が置かれた状況や彼女の立場、つまり光源氏の庇護の
 もとにあり、自由に恋愛を選ぶことが難しいゆえの葛藤が込められています。
 また、この返歌は、彼女の内面の繊細さや、物語全体の美的な表現を象徴する
 重要な要素となっています。
 これらを踏まえて、作者の「返歌」を鑑賞させて頂きましたが、何れも蛍の宮、
 玉鬘、それぞれの想いを肯定し、想いに沿った歌となっています。
 玉鬘の葛藤の果ての想いを、一歩進めて詠んでみましたが・・・。
【ご参考】
 ★想い秘め 身のみを焦がすほうたるの 声なき声の 届くや君に

【詞書】クワガタの越冬に失敗したことを詠みました。
☆クワガタの越冬ならず 熱帯のヒラタに今年、寒すぎたよな
【詞書】今年の桜を詠みました。
☆めずらしや 今年の冬は長引いて 入学式に桜、満開
【詞書】兵庫県知事を詠みました。
☆兵庫知事 委員が違法と報告も「適切だった」と言い返すさま
                         西BOOさん
【解説】
 一首目の歌、ここで詠われた「ヒラタ」はヒラタクワガタ(平鍬形)の事で、
 クワガタ属の中で最大種であると言われています。ペレン島等の熱帯で
 生まれたヒラタクワガタにとっては、詠まれているように日本での越冬は
 厳しいものであったことと思います。作者のクワガタに注がれた愛情も虚しく
 越冬が実現しませんでしたが、無念の思いが滲む歌になっていると感じます。
 二首目の歌、まさに詠まれている通りの情景がそこかしこで眺められたことと
 思います。例年は既に桜の散ってしまった中での入学式となりましたが、
 新たな出発を満開の桜が迎えてくれた新入生にとっては嬉しく、誇らしい
 景観となったことと思います。そんな作者の想いも籠った歌と考えます。
 三首目の歌、斎藤兵庫県知事の一連の対応には、いくつかの問題点が
 あります。先ず、公益通報者保護法に明らかに違反している件があります。
 詠まれている「違法」はこの件を指していると考えます。自ら設置した
 第三者
委員会の結論を、自分の都合の良いもののみ受け入れ、他は排除
 するという姿勢は
為政者として誤っていると指摘せざるを得ません。
 今、かの大統領をはじめ
「法の支配」を軽んずる風潮がありますが、
 県政のトップに君臨する知事が
法を無視することは、いかなる背景は
 あろうとも許されないと考えます。

 こんな主張を背景に詠まれた歌には、社会詠としての重さがあります。


     「咲き満る 雪柳」

【詞書】大きな雪柳が揺れている様は壮観です。三首詠んでみました。
☆路地裏の昼を灯せる雪柳 少し揺れゐて かくれんぼの子
☆ひと雨にいよよ白増す雪柳 風にさざ波沸き立つごとく
☆登校の子らの触れゆく雪柳 枝の先までずつしりと白
                         みっちっちさん
【解説】
 今の季節、雪柳がそよ風に揺れる様は絵になりますし、詩情を誘います。
 特に二首目の歌は、春の雨上がりの一瞬を捉え、繊細な言葉で表現し、
 自然の美しさへの深い愛情と、それを言葉にする豊かな感性が光って
 います。
 上の句では、雨によって雪柳がいっそう白く映える様子が視覚的に
 鮮やかに描かれています。雨が自然の景観を変化させる力を感じさせる
 とともに、雪柳の白さが際立つことで清々しさも伝わってきます。
 下の句では、風によってさざ波のような動きが起こる様子が巧みに比喩
 され、この部分は動きと音のイメージを喚起し、静と動が調和した風景が
 浮かびます。また、波のイメージを取り入れることで、自然との一体感が
 感じられます。さらに、これらの自然描写には単なる観察ではなく、
 想いの
深い共鳴が感じられます。
 三首目の歌は、通学路で見かける雪柳の様子と、子供たちの生命力溢れる
 姿を重ね合わせた、温かく優しい眼差しを感じさせます。また、動きのある
 子供たちの様子と、静かに咲き誇る雪柳の白さの対比が印象的です。春の
 生命力と、清らかな美しさが共存する、心和む情景が描かれています。

【詞書】桜の花三首 関西ではいま満開です!!
☆小夜更けて桜の花も眠らんか 宴の後の上弦の月
☆花疲れ宴の空を見上げれば 星も寄り添う花残月
☆桜さくテラスの席のティータイム ひとひらふたひらカップにじゃれて
                         夕庵さん
【解説】
 咲き満ちる桜に寄せて三首の歌を味わい深く詠んで頂きました。
 特に、二首目の歌は、宴の後の静けさの中で、夜空を見上げた作者の
 心象風景を、繊細な言葉で描き出しています。また、「花疲れ」という
 言葉が、宴の賑やかさと、その後の静寂との対比を際立たせています。
 上の句では、桜の花見などの宴の賑やかさの後、ふっと感じる疲労感や、
 過ぎ去った華やかさへの寂しさを暗示し、宴の喧騒から離れ、一人静かに
 夜空を見上げる作者の姿が目に浮かびます。
 下の句では、「星も寄り添う」という擬人化表現が、夜空の星たちが、
 まるで宴の余韻を惜しむかのように、近くに集まっているような印象を
 与えます。なお、「花残月」は、桜の花が散り残った頃の月のことで、
 春の夜の物寂しさや、過ぎゆく美しさを象徴します。月明かりに照ら
 された、わずかに残る桜の花びらの情景も想像させます。
 さらに、この歌は宴の後の寂寥感と、夜空の静けさ、そして春の終わりが
 近づく物悲しさが溶け合い、独特の情感を生み出しています。華やかさの
 後に訪れる静けさ、そして過ぎゆく季節を惜しむ気持ちが、静かに響きます。
 三首目の歌の「カップにじゃれて」の視点と、表現がいいですね。

【詞書】YouTube短歌:明日も生きていたら 
  吉田拓郎「今日までそして明日から」を
☆明日いきている
    かどうか
      起きた時に考えよう
       桜も咲いてる
【詞書】蛍の浮橋
☆やり水のほたるの思ひ絶えせぬに
   なをうきはしを渡るともし火
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 一首目は、生きると活きるは、違う物です。吉田拓郎は、この
 「今日までそして明日から」の曲を発売
したのは、25歳の時ですが、
 大学時代に作ったそうです。
だから「生きてみました」と試行的に
 歌っています。

 この歳になると、明日生きているかどうか?は分からなくなりましたし、
 活きているかどうかも不確かです。
もし、明日起きた時に、生きていたら、
 活きてみたいと
思います。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/17f1890957eb88e5adc735b90b0306e4
 二首目は、源氏物語の夢の浮橋を勉強中です。源氏物語の本説取りで、
 掛詞、縁語を使うので、歴史的仮名遣いですが、
御容赦願います。
 本説 源氏物語 夢の浮橋
 小野には、いと深く茂りたる青葉の山に向かひて、紛るゝ
 ことなく、遣水の蛍ばかりを、昔覚ゆる慰めにて眺めゐ
 給へるに、例の、遥かに見やらるる谷の軒端より、前駆心
 ことに追ひて、いと多う灯したる火の、のどかならぬ光を
 見るとて、尼君たちも端に出でゐたり。
 夢の浮橋の題名は、なぜこの名なのか?なぜ突然終わるのか?
 千年間謎のままです。
 天の浮橋とは、神話の伊弉諾と伊弉冉が日本国を生む時にいた橋です。
 古來ここから発想しており、行き詰まっております。
私は、橋ではなく、
 端だと考えました。憂き端の掛詞では?
もちろん千年間誰も唱えて
 いませんが。

 浮舟にとって、一番恐れていたのは、薫に自分が生きていて、居場所を
 知られる事。その為、出家までしたのに、その憂き
事が、小野の山荘の
 軒端で見えたと思いました。
夢は、夢の浮橋では、「夢のやうなる事ども」、
 「夢のやうなり」、「夢語り」、「いかなりける夢」とあり、また「夢の心地」
 と手習帖と同じ、薫が死んだと思った浮舟と
逢う事は、夢の心地として
 います。
本説取とは、物語などの場面を利用して和歌を作るものです。
 物語の情景をそのまま利用したものとして有名なのは、藤原定家の
 源氏物語の須磨の情景を和歌とした

  見わたせば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮
 です。
 思ひの火(蛍火)、ともし火の掛詞、水、渡るは橋の縁語です。
                         自閑さん
【解説】
 一首目の歌、力強い生命力と、ふとした瞬間に感じる生の儚さ、そして
 身近な自然の美しさが凝縮された、味わい深い歌だと感じました。
 上の句の未来への不確かさやそれでも生きていくという力強さが、
 自由律で詠うことで、よりダイレクトに伝わってきます。なお、
 「生きているかどうか」という問いかけが、短いながらも重みを持ち、
 「今日まで」生きてきた連続線上に「明日」があるとは限らない、
 という意識が強く感じられます。それは、吉田拓郎の歌にも通じる、
 未来への絶対的な保証はないという感覚かもしれません。
 しかし、その不確かさを受け止め、明日への意識を強く持とうとする
 意志も感じられる歌となっています。
 二首目の歌、上の句の「やり水のほたる」という表現は儚く幻想的です。
 この光景は、流れる水の中で短命な命を燃やすほたるに重ねて、愛や
 思慕のような感情が絶え間なく流れ続ける様子を繊細に表現しています。
 下の句の結びですが、ここでは浮橋という不安定で揺らめく存在が、
 「ともし火」と重ねられていますが、「ともし火」は希望の光とも
 受け取れます。同時に儚く消えやすいものでもあり、この対比が、
 無常観をより鮮明に描き出していると感じます。
 なお、「橋ではなく、端だと考えました。憂き端の掛詞では?」との
 作者の説は検討に値するものと考えます。「源氏物語」の最後の巻である
 「夢の浮橋」のエンディングの物足りなさを解く、一つの解になるかも
 知れませんね。

     「咲き盛る 花桃の花」

【詞書】いや~、たいがい「だいぶ先やなあ」なんて思ってたんですが、
  あっと言う間やったなあ…
前は何だかんだ聞こえてましたけど、始まる
  以上は盛り
上がって、いい万博になったらいいなあと思います。“地球に
  落ちて来た物”だそうですが、「火星の石」なんて直に見てみたいけどな~
  なんて…。
今日12日(土)なんて、午前11時から30分、在阪民放5局の
  アナウンサーが集合して、同じ時間に民放5局が同じ番組を放送していて、
  なかなか賑々しく楽しそうに明日から始まる
万博をアピールしてはりました。
  大阪での開催は3回目ですね。
’70年のは私は小1で、1回だけ父に連れて行って
  もらった記憶が
あります。
  
今回のも学校から行くの行かんのの話ありましたね)まあ、何のかんの
  問題はあるようですが(終了後の事云々も含めて)
今はただ、皆さん楽しんで、
  無事に終わる事を祈ります…。…

  ’90年の大阪花博のテーマ曲はALFEEさんでした。(大好きな曲!)それは関係
  ないですが、ALFEEの高見沢さんは縁あってサンマリノ
共和国から“騎士
  (ナイト)”に認定されています。確かサンマリノ
は参加している筈ですが
  “高見沢さんのワイン”はパビリオン
(ブースかな?)で買えるんやろか…。

☆「まだ先や」と思っていたら
    もう明日(あした)
      大阪・関西万博開幕!
【詞書】昨日(4/14)のネットニュースやTHE ALFEEさんのX(旧ツィッター)で
  見ました。4/12・13に福岡サンパレスでの
コンサートがあったALFEEさん
  の楽屋に、同じく12・13日にドーム
ツアーで福岡PayPayドーム公演だった
  サザンオールスターズから
見事なフラワーアレンジメントが届いた
  という…。「わ~、すごい
なあー。年もキャリアも近いバンド同志、エール
  の交換みたいな…
お互い頑張りましょうみたいな感じかなあ…。
  
😅まあ、昔桑田さん主催の番組、「メリークリスマスショー」にALFEEさん
  も、(3人で、ではなかったですが)
皆出てはったりしてましたから、まあ仲は
  悪いことはないと
思ってましたが…。サザンも長いキャリアのバンドだし、
  今だに
老若男女に熱心なファンが多く居ます。
  まあ、
双方熱いエールを交換した、ということですよね。ALFEEの坂崎さんも
  Xで喜びの投稿してはったみたいですし…。
私はサザンのナンバーでも
  好きな歌は多いです。どちらも元気に
キャリアを重ねていっていただき
  たいものです。サザンからの
フラワーアレンジメントはなかなかの色使い
  というか…かっこ
良かったです。

☆ALFEE(アルフィー)とサザンが花を贈り合う
              ベテラン2組福岡に居て
【詞書】4月15日の朝のニュースでした。アメリカの歌手、ケイティ・ペリー
  さんが、アマゾンのジェフ・ベゾス氏設立の
宇宙企業ブルーオリジンの
  ロケット「ニューシェパード」で
地表から100㎞の宇宙空間に女性だけ
  6名で上がり、無重力体験を
楽しんだ後、わずか11分後に地球に無事
  帰還しました。映像で
見ていると、地表から100㎞に到達した6名は、
  遠くに月を見たり、
髪をふわふわとなびかせて宙返りしたり、宇宙空間で
  皆とびきり
の笑顔でした。カメラに向けてケイティさんは白い花(私は
  最初
判りませんでしたがデイジーでした)を持って微笑んでいました。

  無事に宇宙船が帰還し、元気に地上に降り立った彼女は地面にキスを
  した後、インタビューに応じていました。そこで「…もの
すごく愛を
  感じた」と言うてはりました。…「地球を外から
見ると人生観が変わる」
  みたいな事を昔から聞いたこと
ありましたが、もしかしたらその
  始まりはそういう風に感じる
ことなんだろうかと、ふと思いました。
  ところで他の5人の女性
ですが、ジェフ・ベゾス氏の婚約者の方、米CBSの
  司会者の方、
元NASAの科学者の方、人権活動家の方、映画プロデューサー
  の方
…だそうです。女性で初めて宇宙へ飛んだのは、旧ソ連の宇宙

  飛行士テレシコワさん(ご健在だとか)。(後に続いて女性宇宙飛行士は
  何人か居て、ISSにも行ってはります。この間もお一人
還って来てはり
  ましたね)彼女の飛行から約60年、複数で宇宙に
行ったのは初めてとの
  こと。あの弾けるような笑顔を見ていたら
何となく、宇宙の時代の希望を
  かんじました。ケイティさんは
娘さんがデイジーさんといい、花の
  デイジーを携えて行ったのは、
“娘さんも一緒に行く”という気持ちが
  あったのだと思います。
…デイジーの花言葉は“平和”や“希望”…。きっと、
  逞しく、
可憐に咲くデイジーにその思いも託しはったんかな…そんな

  気もしました。とにかく無事の帰還に拍手!次はもっとたくさん
  行けるといいですね。

☆デイジーを宇宙(そら)へ携えケイティさん
               5人の仲間と笑顔はじけて
                         ちがやねこさん
【解説】
 一首目の歌は、「1首だけ、今日限定の歌を」とのことで4月12日に
 前もって出詠頂いた歌です。
 大阪・関西万博は4月13日から10月13日までの183日間、大阪市此花区の
 夢洲で開催され、150以上の国と地域、企業・団体が参加し、最先端技術
 や文化を体験できる展示が行われています。
 万博は、当初予算の大幅増額、展示会場が開会に間に合わず、メタンガス
 の爆発等々の問題はありましたが、詠まれているように4月13日に開会され
 ましたね。歌には、作者の開会にあたっての率直な期待感が滲んでいます。
 二首目の歌は、熱烈なALFEEフアンの作者が、サザンオールスターズから
 ALFEE宛て贈られたフラワーアレンジメントについて、心をこめて詠った
 歌ですね。変転著しい歌謡界に在って常に、その最先端で活躍してきた
 二つのグループは、お互いをリスペクトする熱い心と、志を備えた方達と
 考えます。淡々と詠みながらも、そんな想いが溢れる良い歌と感じます。
 三首目の歌、ここで詠まれた事柄は、混沌とした世界情勢の中で、久し
 ぶりに聞く明るいニュースでしたね。「地表から100㎞の宇宙空間」に
 女性だけ6名で挑んだ経験は「人生観が変わる」体験であったことと
 思います。デイジーの花言葉「平和」が一日も早く実現される「希望」
 を持ち続けたいと思います。

☆走水(はしりみず) 弟橘媛(おとたちばな)の哀しみも
                   秘めて凪いる 卯月の海よ
                         ポエット・M
【解説】
 走水海岸の畔にある公園の桜も早や散り時を迎え、花吹雪が海に向かって
 舞い散っています。海は、珍しく
凪いでいました。走水はその名前の通り
 荒ぶ海で有名で、弟橘媛の
哀しい入水伝説も、そこから生まれたと伺った
 記憶があります。
そんな海は、卯月の花曇りを映しどこまでも凪いで、
 弟橘媛の伝説が嘘の
ような様相を呈しています。
 しかし、穏やかに見える海の底深くに、弟橘媛の
深い悲しみがひっそりと
 息づいている想いをぬぐい切れず、そんな想いを
詠ってみました。

「一握の砂」石川啄木 鑑賞(13)
 ブログの文字数制限により割愛致します。
 

【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】
 ブログの文字数制限により割愛致します。  

【運営にあたって】
 (1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。

  なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
  なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
  場合もありますのでご容赦願います。 詞書は一首200文字以内にまとめて
  頂きたくご協力願います。
 以下の項はブログの文字数制限により割愛致します。 
                    


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21 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ポエット・Mさんへ (西BOO)
2025-04-16 06:10:14
おはようございます。
早速、三首出詠させて頂きたいと思います。

満開の桜を詠ませて頂きました。
古(いにしえ)に歌に詠まれし龍田川 川辺の桜風情極まる

スーパーのお米を詠ませて頂きました
スーパーで外国産とのブレンド米 値札を確認 少し安堵す

テレビで世界遺産の番組を見て詠ませて頂きました。
輝けるドナウの真珠ブダペスト 世界遺産の夜景 圧巻
よろしくお願い致します。
返信する
Unknown (みっちっち)
2025-04-16 07:19:24
おはようございます。
春の様子を三首、出詠いたします。

⭐️六甲のこのもかのもに木の芽風 色鮮やかにいのちの息吹

⭐️ふるさとの山河は寂と鐘霞み 神話の国に立つごとく春

⭐️万博に知らぬ名の国 地球儀を回し春夜の旅を遊ばむ

よろしくお願いいたします。
返信する
短歌投稿 (knsw0805)
2025-04-16 08:15:06
25年4月16日分短歌「水曜サロン175」に投稿致しました。よろしくお願いします。
返信する
今週の詠草です。 ( 夕庵)
2025-04-16 19:23:44
こんばんは。

しだれ桃 さくらの三首です。

☆初孫の記念樹なりしはなももは 月の雫に濡れて垂るる

☆水ぬるむ池に万朶のさくら花 影の揺らげば鴨の寄り来る

☆散りしきる終のさくらの儚しよ この道ピンクの
絨毯を敷く

よろしくお願いいたします。
返信する
Kenさんへ (ポエット・M)
2025-04-16 19:46:16
Kenさん こんばんは。

いつも、早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

本作品の、歌評・解説は4月23日(水)付け「水曜サロン(177)」に
掲載させて頂きます。

これからも宜しくお願いします。
返信する
西BOOさんへ (ポエット・M)
2025-04-16 19:47:36
西BOOさん こんばんは。

いつも、早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

本作品の、歌評・解説は4月23日(水)付け「水曜サロン(177)」に
掲載させて頂きます。

これからも宜しくお願いします。
返信する
みっちっちさんへ (ポエット・M)
2025-04-16 19:48:38
みっちっちさん こんばんは。

いつも、早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

本作品の、歌評・解説は4月23日(水)付け「水曜サロン(177)」に
掲載させて頂きます。

これからも宜しくお願いします。
返信する
夕庵さんへ (ポエット・M)
2025-04-16 19:49:32
夕庵さん こんばんは。

いつも、早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

本作品の、歌評・解説は4月23日(水)付け「水曜サロン(177)」に
掲載させて頂きます。

これからも宜しくお願いします。
返信する
Unknown (ちがやねこ)
2025-04-17 03:01:40
ポエットMさん、こんばんは。
えらい時間にすんません。😰(AM2:24😓)
急ぎ出詠致します。

*何ですと?!11月でgoo blog
サービス終了 Oh my god!!😨
◎…嘘でしょ?!と言いたくなりました。
いきなり…いや、予兆はありました。「教えて!goo」っていう、質問(「お題」と言いたくなる時も有りますが)にコメント(答え)を返すのが、終了するという告知がありましたから、その時にポエットMさん達のgoo blogの方が終わったりせえへんやろうなあ…?😥っていう漠然とした不安はよぎったんですよね…。うわあ~…。😫😱😭
…一番最初に出詠したのっていつやったんかなあ…。サービス終了になったら見返すことが出来なくなるんで、もう一度見ておきたい…。(書いて控えてなかったと思うんで、“その何番”かを覚えてないんです。ISSを歌ったものだと記憶はしているんですが…😰)「みんなの花図鑑」が無くなった時からうっすらと感じていた…拭いきれなかった嫌~な予感が現実になってしまいました…。ううう…悲しい…残念です…。😿
返信する
とても勉強になります! (takagi)
2025-04-17 09:35:53
このページに出会えてよかったです。
ありがとうございます!
返信する

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