「口語短歌・水曜サロンの会」(その29) 短歌の投稿を歓迎します!!
☆☆☆ 明るく、楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。 ☆☆☆
☆☆☆ 「口語短歌・水曜サロンの会」は2021年9月発足以来、半年を経過しました。
皆様のご尽力とご協力に心から感謝申し上げます。 ☆☆☆
☆☆☆ 緊急連絡!! 最近心無い「スパムメール」等がコメント欄に届いています。
誠に心苦しいのですが、今後コメントは「許可制」にさせて頂きます。☆☆☆
「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている
皆様の詠まれた短歌を掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、
自由に短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと
思っています。皆様の短歌の投稿と、ご意見を歓迎します。
【サロンの運営について】
運営等につきましては、末尾に記させて頂きますので宜しくお願い致します。

「咲き競う桜 大島桜」
「ブログ友の投稿歌 交流コーナー」
【詞書】3月22日朝から午後7時頃まで雪が降りました。翌朝快晴の浅間山を眺めて
いますと一筋の噴煙が立ち上っていました。
☆残雪の 輝く頂き 浅間山 ひと筋白く 噴煙の立つ
浅間山明鏡止水(knsw0805)さん
【詞書】3月26日テレビニュースで東京は千鳥ケ淵公園の桜特集をやっていました。
昔は毎年行っていまして、東京の桜名所では一番好きな場所です。そこで
瞬間的に2首詠みました。
☆花びらを 水面に浮かべ 花筏 お堀を淡い ピンクに染める
浅間山明鏡止水(knsw0805)さん
【詞書】開花時期に合わせてライトアップされる千鳥ヶ淵の桜。暗闇に浮かぶ
夜桜が、千鳥ヶ淵を幻想的な空間に変えます。
☆暗闇に 浮かぶ夜桜 水面には 幻想的な 鏡の世界
浅間山明鏡止水(knsw0805)さん
【解説】
三首の短歌は、浅間山の残雪、千鳥ヶ淵の花筏、夜桜と、今の季節の風物詩を
詩情豊かに詠まれていて、共感を誘います。また、いずれも情景の描写が巧みです。
二首目の「花筏」が良いですが、少し「想い」も籠めてみました。いかがでしょうか。
【ご参考】
★花びらで堀一面の花筏 淡紅なぜか 涙色にも
【詞書】桜は小さく咲いていつの間にか、大きく広がる感じがします。昨日とは違う
桜の花を詠います
☆移り行く桜の花の可憐さよ 無心になりてただ眺めおる
さわやか♪さん
【詞書】曇りの日、雲のすき間から青い空が一瞬ですが見えてきました、桜の花はその
青さの中で微笑んでくれた気がしました。懐かしい友を思い出したことを詠います
☆過ぎし日を 優しき色に 重ねつつ 見上げし桜 空の青さよ
さわやか♪さん
【詞書】桜の花色は刻々と変わっています。ウクライナの戦火やワクチン情報の偏りは
収まりません。命の軽視はいかなる理由があるとしても許されないという思いを詠います
☆桜さえ移りし時を色彩に ただ変わらぬは人の世の罪
さわやか♪さん
【解説】
開花から咲き満ち、そして鮮やかに散る桜は、一瞬とも言えるその過程で、多彩な変化を
見せてくれます。そして、諸々の埋もれた想いや、事柄を思い出させてくれます。
命二つを持つことのない私たちは、このかけがえのない命を抱えて生きているわけですが、
この事実はウクライナの民も同じです。プーチンには、その事実を改めて思い知って欲しい
とも考えます。そんな思いを込めて、これ以上「命を奪うことはやめよ」との想いを詠み
三首目の添削を行ってみました。
なお、「ご参考」の短歌は作者とネット上で幾たびか議論し、その結果をまとめたものです。
【ご参考】
★移ろいを 彩(あやど)り示す桜花 命を奪う世上哀しく
【詞書】プログを開設して4年になります。その間に日本全国の方とブログを通じて
お仲間になれました。そのご縁に感謝して詠みました
☆ブログからご縁いただく
昨春は見知らぬ人の安否きづかう
☆岡山のブログの友の息災を奈良のお寺の薬師に祈る
リコさん
【解説】
ブログの良い点は、今まで知り得なかった遠方の方とも、距離に関わりなく、瞬時に交流
出来ることだと思います。まさに「えにし」が時空を超えて結ばれ、私たちの日々を
少なからず豊かにしてくれます。そこに感謝の念を感じる作者の想いが、素直に詠まれた
詠歌と考えます。ネットのマイナス面も諸々ありますが、それは保留しこのような縁を
大切にして参りたいと思います。
二首目は「岡山」と「奈良」の取り合わせに物語性がありますが、薬師に祈る必然性を
「病をかかえる友」として明示してみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
★病もつブログの友の息災を 奈良に赴き薬師に祈る

【詞書】放浪の旅で山口の関門海峡でふと色々詩が浮かびましたので、詠んで詩を
書いておきますね。
☆赤鳥居くぐりたびたび祈りたる平和の時をみなに幸あれ
☆まっすぐに伸びたるおもい伝われときづつく人のない世を祈り
☆巌流島眺めて詩を競いたる波の狭間に師匠の笑顔
和輪(warincafe2010)さん
【解説】
「放浪の旅で山口の関門海峡でふと色々詩が浮かびました」とは、風流ですね。
作者の、なにものにも囚われない日々の営みを憧憬を込めて、愛おしく思います。
四首の短歌、確かに拝受いたしました。最初の三首を今回の「水曜サロン」に掲載させて頂き、
あと一首は、次回に掲載ということでご了解頂ければと思います。
二首目は、ロシアのウクライナ侵略戦争を背景に詠まれたお歌と、解釈させて頂きましたが、
戦禍の下で日々傷つき、命を落とす人々の存在を想うと心が痛みます。
一首目の「くぐりたびたび」の表現を少し変えてみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
★赤鳥居くぐりくぐりて祈りたる 平和の今を 愛おしみつつ
【詞書】間違い マイルス・デービス Générique (映画「死刑台のエレベーター」)を聴いて
☆雨がつづく街で独りつぶやく
今日間違いは無かったはずだが。。。
自閑(jikan314)さん
【短歌説明】自閑(jikan314)さんご自身の説明です。
YouTubeの音楽を聴いて、短歌を作っております。
古い1958年の白黒のフランス映画の「死刑台のエレベーター」で、ジャズ・トランペッターの
マイルス・デービスが、映画のワンシーンを見ながら即興で吹いたGénériqueと言う曲。
完全犯罪を目論む男が、殺人を犯した後、ケアレスミスを思い出し、殺人現場に戻ると
エレベーターに閉じ込められてしまう。
それを、完璧に仕事をこなしているはずなのに、ケアレスミスで上手くいかない。連日の雨が
気分を更に押し下げていると言うイメージです。有名な曲なので、マイルス・デイビスの
イメージを下記URLで楽しんで頂き、ついでに愚詠も御覧頂ければ幸いです。
https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/b981234d55071c7eaa4246a871618c49/?cid=25b98705961fd12dd260867ef1e7317b&st=0
【解説】
「死刑台のエレベーター」は、BGMにモダンジャズを使い、ロケ撮影によるリアルな映像で
描いたサスペンス映画です。25歳の新鋭ルイ・マル監督が1957年に発表した、ヌーベルバーグの
先駆的作品と言われ話題になっていました。
ジャンヌ・モローの後ろ姿や、モノクロの映像美、さらに全編で流れる「モダン・ジャズの帝王」
マイルス・デイビスの奏でる、ジャズ音楽に魅せられる作品でもあります。その映画のすべてを
「今日間違いは無かったはずだが。。。」の句で、表現しきった作者の描写力に脱帽です。
短歌の真髄を学んだ想いです。
【詞書】江ノ島、横浜、三嶋と旅をしておりましたが、その折の想い等を詠んでみました。
☆関東は寒の戻りて江ノ島の夜を震へる布団重ねて
☆寒もどる三月尽の寒さには勝てず江ノ島観光やめる
☆鎌倉の観光するも諦めて小田急片瀬江ノ島を離(か)る
水仙さん
【解説】
江ノ島、横浜、三嶋と旅をされたとのこと。気分転換には良かったですね。
この時期の江の島はいいですが、折角の江の島観光も寒さで十分楽しめなかったようですね。
そんな残念な思いが短歌から伺えます。
ここは、本来は温かで富士山と青い海の似合う風光明媚な場所ですので、またのお訪ねを
お勧めします。
いずれの短歌も調べが良く、内容の良く分かる詠歌です。特に二首目の「観光やめる」に
凝縮された想いが感じられます。
☆たのしみは 幼い笑顔のベビーカーに ふいと目が合い「にっ」と笑むとき
☆たのしみは 朝日に光る白蓮の 真白き花を眺むるひととき
☆たのしみは 孤高のごときアオサギを メガネ重ねて 其処に見るとき
shima-千恵子さん
【解説】
いずれも内容の良く分かる独楽吟で、完成度の高い作品と思います。特に三首目の
「孤高のごときアオサギを メガネ重ねて」の表現が光ります。
なお、一首目は情景が良く分かりますが「ベビーカーに ふいと目が合い」の表現が
少し気になりました。「幼い笑顔」と目が合って、との表現に少し変えてみましたが、
いかがでしょうか。
【ご参考】
★たのしみは ベビーカーに乗る 幼子に ふいと目が合い「にっ」と笑むとき
お訊ねの白蓮は、白い蓮の花を本来は呼んでいたようですが、白木蓮(ハクモクレン)の
別名としても存在していますので、この表現でよろしいかと思います。
なお、木蓮の花はハス(蓮)の花と似ており、ハスは本来水辺ですが、白木蓮は樹木の
ハスということで「木蓮」となったとのことですね。
☆風をよび荒磯越える白波と 舞い散る桜 ふたたび空へ
ポエット・M
【解説】
岬の荒磯に連なる断崖の上に山桜の群生があり、ちょうど散り時を迎えていました。
海に向く微かな風にのり桜の花びらは舞い、群青の海とのコントラストを見事に
演出していました。その時、荒磯を越える波しぶきとともに、桜の花びらが巻き
上げられ、まさに一幅の名画を見る心地がしました。
そんな様子を詠ってみましたが、自然の織り成す一瞬の現象の前に、自らの
言語表現の未熟さと、限界を感じました。

「五行詩」「痛みの変奏曲」鑑賞 (30)
7.折々の歌 (4)
あるおりおり、ふと心におぼえしを、・・・・
「建礼門院右京太夫」
君の名に
ミスプリされし
初校ゲラ
コーヒー飲みて
校正惜しむ
カフェーにて
キルケゴールや
サルトルと
君が話を
交わす夜の夢
万智ちゃんは
ふいに後から
やってきて
はるか彼方へ
翔けゆく人か
クリムトの
ダナエに君の
裸体をば
浮かべて愛し
世紀末展
哀しみの
涙も清く
輝けり
愛と赦しの
光を受けて

【短歌入門・質問・提案コーナー】
この「水曜サロン」に集う皆様の直近のコメント等に記された、短歌を作るうえでのヒント、
さらに質問、諸々の疑問点等にいて、触れていきたいと思います。
皆様からのご提案、歌評、さらに素朴な疑問も含めて、コメント欄にお寄せいただければ幸いです。
なお、私の「質問への回答」は、あくまでも一つの「解」でありますので、他の回答、反論、
ご意見等もありましたら、このコーナーで大いに議論して参りましょう。
それが学びに繋がれば嬉しいです。
【万葉集以降の歌集】引き続き掲載致します。
「万葉集」前回説明していますので、概要のみ記します。
〇作成時期:奈良時代
〇特徴:現存する日本最古の歌集(全20巻 約4500首)で、天皇から防人、農民まで
様々な階層の人々に関わる和歌が収録されています。
なお、元号「令和」の出典元となったのが万葉集第5巻で、そこに収録されて
いる「梅花の歌(梅花歌三十二首并せて序)」から引用されました。
「古今和歌集」
〇作成時期:平安時代
〇特徴:日本最初の勅撰和歌集(天皇や上皇の勅命によって編集された和歌集)
(全20巻 約1100首)醍醐天皇の勅命で,紀貫之らが編集。
古今和歌集は勅命により国家の事業として和歌集を編纂する伝統を確立した作品であり、
八代集・二十一代集の第一に数えられています。平安時代中期以降の国風文化確立にも
大きく寄与しました。
また、古今和歌集は仮名で書かれた仮名序と真名序の二つの序文を持ちますが、仮名序に
よれば、醍醐天皇の勅命により万葉集に撰ばれなかった古い時代の歌から撰者たちの
時代までの和歌を撰んで編纂し、延喜5年(905年)4月18日に奏上されました。
ただし現存する古今和歌集には、延喜5年以降に詠まれた和歌も入れられており、
奏覧ののちも内容に手が加えられたと見られ、実際の完成は延喜12年(912年)ごろと
の説もあります。撰者は紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑の4人です。
「新古今和歌集」
〇作成時期:鎌倉時代
〇特徴:勅撰和歌集(約2000首)後鳥羽上皇の勅命で,藤原定家らが編集
新古今和歌集は鎌倉時代初期、後鳥羽上皇の勅命によって編まれた勅撰和歌集。
古今和歌集以後の8勅撰和歌集、いわゆる「八代集」の最後を飾っています。
古今集を範として七代集を集大成する目的で編まれ、新興文学である連歌・今様に
侵蝕されつつあった短歌の世界を典雅な空間に復帰させようとした歌集でもあります。
古今以来の伝統を引き継ぎ、かつ独自の美世界を現出しました。
「万葉」「古今」と並んで三大歌風の一である「新古今調」を作り、和歌のみならず
後世の連歌・俳諧・謡曲に大きな影響を残しました。
参照: ウィキペディア日本語版 等

【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
(1) 投稿期間は毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
注)投稿に当たっては、ご自身のブログのアドレス(url)も記入願います。
(2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
(5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了
☆☆☆ 明るく、楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。 ☆☆☆
☆☆☆ 「口語短歌・水曜サロンの会」は2021年9月発足以来、半年を経過しました。
皆様のご尽力とご協力に心から感謝申し上げます。 ☆☆☆
☆☆☆ 緊急連絡!! 最近心無い「スパムメール」等がコメント欄に届いています。
誠に心苦しいのですが、今後コメントは「許可制」にさせて頂きます。☆☆☆
「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている
皆様の詠まれた短歌を掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、
自由に短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと
思っています。皆様の短歌の投稿と、ご意見を歓迎します。
【サロンの運営について】
運営等につきましては、末尾に記させて頂きますので宜しくお願い致します。

「咲き競う桜 大島桜」
「ブログ友の投稿歌 交流コーナー」
【詞書】3月22日朝から午後7時頃まで雪が降りました。翌朝快晴の浅間山を眺めて
いますと一筋の噴煙が立ち上っていました。
☆残雪の 輝く頂き 浅間山 ひと筋白く 噴煙の立つ
浅間山明鏡止水(knsw0805)さん
【詞書】3月26日テレビニュースで東京は千鳥ケ淵公園の桜特集をやっていました。
昔は毎年行っていまして、東京の桜名所では一番好きな場所です。そこで
瞬間的に2首詠みました。
☆花びらを 水面に浮かべ 花筏 お堀を淡い ピンクに染める
浅間山明鏡止水(knsw0805)さん
【詞書】開花時期に合わせてライトアップされる千鳥ヶ淵の桜。暗闇に浮かぶ
夜桜が、千鳥ヶ淵を幻想的な空間に変えます。
☆暗闇に 浮かぶ夜桜 水面には 幻想的な 鏡の世界
浅間山明鏡止水(knsw0805)さん
【解説】
三首の短歌は、浅間山の残雪、千鳥ヶ淵の花筏、夜桜と、今の季節の風物詩を
詩情豊かに詠まれていて、共感を誘います。また、いずれも情景の描写が巧みです。
二首目の「花筏」が良いですが、少し「想い」も籠めてみました。いかがでしょうか。
【ご参考】
★花びらで堀一面の花筏 淡紅なぜか 涙色にも
【詞書】桜は小さく咲いていつの間にか、大きく広がる感じがします。昨日とは違う
桜の花を詠います
☆移り行く桜の花の可憐さよ 無心になりてただ眺めおる
さわやか♪さん
【詞書】曇りの日、雲のすき間から青い空が一瞬ですが見えてきました、桜の花はその
青さの中で微笑んでくれた気がしました。懐かしい友を思い出したことを詠います
☆過ぎし日を 優しき色に 重ねつつ 見上げし桜 空の青さよ
さわやか♪さん
【詞書】桜の花色は刻々と変わっています。ウクライナの戦火やワクチン情報の偏りは
収まりません。命の軽視はいかなる理由があるとしても許されないという思いを詠います
☆桜さえ移りし時を色彩に ただ変わらぬは人の世の罪
さわやか♪さん
【解説】
開花から咲き満ち、そして鮮やかに散る桜は、一瞬とも言えるその過程で、多彩な変化を
見せてくれます。そして、諸々の埋もれた想いや、事柄を思い出させてくれます。
命二つを持つことのない私たちは、このかけがえのない命を抱えて生きているわけですが、
この事実はウクライナの民も同じです。プーチンには、その事実を改めて思い知って欲しい
とも考えます。そんな思いを込めて、これ以上「命を奪うことはやめよ」との想いを詠み
三首目の添削を行ってみました。
なお、「ご参考」の短歌は作者とネット上で幾たびか議論し、その結果をまとめたものです。
【ご参考】
★移ろいを 彩(あやど)り示す桜花 命を奪う世上哀しく
【詞書】プログを開設して4年になります。その間に日本全国の方とブログを通じて
お仲間になれました。そのご縁に感謝して詠みました
☆ブログからご縁いただく
昨春は見知らぬ人の安否きづかう
☆岡山のブログの友の息災を奈良のお寺の薬師に祈る
リコさん
【解説】
ブログの良い点は、今まで知り得なかった遠方の方とも、距離に関わりなく、瞬時に交流
出来ることだと思います。まさに「えにし」が時空を超えて結ばれ、私たちの日々を
少なからず豊かにしてくれます。そこに感謝の念を感じる作者の想いが、素直に詠まれた
詠歌と考えます。ネットのマイナス面も諸々ありますが、それは保留しこのような縁を
大切にして参りたいと思います。
二首目は「岡山」と「奈良」の取り合わせに物語性がありますが、薬師に祈る必然性を
「病をかかえる友」として明示してみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
★病もつブログの友の息災を 奈良に赴き薬師に祈る

【詞書】放浪の旅で山口の関門海峡でふと色々詩が浮かびましたので、詠んで詩を
書いておきますね。
☆赤鳥居くぐりたびたび祈りたる平和の時をみなに幸あれ
☆まっすぐに伸びたるおもい伝われときづつく人のない世を祈り
☆巌流島眺めて詩を競いたる波の狭間に師匠の笑顔
和輪(warincafe2010)さん
【解説】
「放浪の旅で山口の関門海峡でふと色々詩が浮かびました」とは、風流ですね。
作者の、なにものにも囚われない日々の営みを憧憬を込めて、愛おしく思います。
四首の短歌、確かに拝受いたしました。最初の三首を今回の「水曜サロン」に掲載させて頂き、
あと一首は、次回に掲載ということでご了解頂ければと思います。
二首目は、ロシアのウクライナ侵略戦争を背景に詠まれたお歌と、解釈させて頂きましたが、
戦禍の下で日々傷つき、命を落とす人々の存在を想うと心が痛みます。
一首目の「くぐりたびたび」の表現を少し変えてみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
★赤鳥居くぐりくぐりて祈りたる 平和の今を 愛おしみつつ
【詞書】間違い マイルス・デービス Générique (映画「死刑台のエレベーター」)を聴いて
☆雨がつづく街で独りつぶやく
今日間違いは無かったはずだが。。。
自閑(jikan314)さん
【短歌説明】自閑(jikan314)さんご自身の説明です。
YouTubeの音楽を聴いて、短歌を作っております。
古い1958年の白黒のフランス映画の「死刑台のエレベーター」で、ジャズ・トランペッターの
マイルス・デービスが、映画のワンシーンを見ながら即興で吹いたGénériqueと言う曲。
完全犯罪を目論む男が、殺人を犯した後、ケアレスミスを思い出し、殺人現場に戻ると
エレベーターに閉じ込められてしまう。
それを、完璧に仕事をこなしているはずなのに、ケアレスミスで上手くいかない。連日の雨が
気分を更に押し下げていると言うイメージです。有名な曲なので、マイルス・デイビスの
イメージを下記URLで楽しんで頂き、ついでに愚詠も御覧頂ければ幸いです。
https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/b981234d55071c7eaa4246a871618c49/?cid=25b98705961fd12dd260867ef1e7317b&st=0
【解説】
「死刑台のエレベーター」は、BGMにモダンジャズを使い、ロケ撮影によるリアルな映像で
描いたサスペンス映画です。25歳の新鋭ルイ・マル監督が1957年に発表した、ヌーベルバーグの
先駆的作品と言われ話題になっていました。
ジャンヌ・モローの後ろ姿や、モノクロの映像美、さらに全編で流れる「モダン・ジャズの帝王」
マイルス・デイビスの奏でる、ジャズ音楽に魅せられる作品でもあります。その映画のすべてを
「今日間違いは無かったはずだが。。。」の句で、表現しきった作者の描写力に脱帽です。
短歌の真髄を学んだ想いです。
【詞書】江ノ島、横浜、三嶋と旅をしておりましたが、その折の想い等を詠んでみました。
☆関東は寒の戻りて江ノ島の夜を震へる布団重ねて
☆寒もどる三月尽の寒さには勝てず江ノ島観光やめる
☆鎌倉の観光するも諦めて小田急片瀬江ノ島を離(か)る
水仙さん
【解説】
江ノ島、横浜、三嶋と旅をされたとのこと。気分転換には良かったですね。
この時期の江の島はいいですが、折角の江の島観光も寒さで十分楽しめなかったようですね。
そんな残念な思いが短歌から伺えます。
ここは、本来は温かで富士山と青い海の似合う風光明媚な場所ですので、またのお訪ねを
お勧めします。
いずれの短歌も調べが良く、内容の良く分かる詠歌です。特に二首目の「観光やめる」に
凝縮された想いが感じられます。
☆たのしみは 幼い笑顔のベビーカーに ふいと目が合い「にっ」と笑むとき
☆たのしみは 朝日に光る白蓮の 真白き花を眺むるひととき
☆たのしみは 孤高のごときアオサギを メガネ重ねて 其処に見るとき
shima-千恵子さん
【解説】
いずれも内容の良く分かる独楽吟で、完成度の高い作品と思います。特に三首目の
「孤高のごときアオサギを メガネ重ねて」の表現が光ります。
なお、一首目は情景が良く分かりますが「ベビーカーに ふいと目が合い」の表現が
少し気になりました。「幼い笑顔」と目が合って、との表現に少し変えてみましたが、
いかがでしょうか。
【ご参考】
★たのしみは ベビーカーに乗る 幼子に ふいと目が合い「にっ」と笑むとき
お訊ねの白蓮は、白い蓮の花を本来は呼んでいたようですが、白木蓮(ハクモクレン)の
別名としても存在していますので、この表現でよろしいかと思います。
なお、木蓮の花はハス(蓮)の花と似ており、ハスは本来水辺ですが、白木蓮は樹木の
ハスということで「木蓮」となったとのことですね。
☆風をよび荒磯越える白波と 舞い散る桜 ふたたび空へ
ポエット・M
【解説】
岬の荒磯に連なる断崖の上に山桜の群生があり、ちょうど散り時を迎えていました。
海に向く微かな風にのり桜の花びらは舞い、群青の海とのコントラストを見事に
演出していました。その時、荒磯を越える波しぶきとともに、桜の花びらが巻き
上げられ、まさに一幅の名画を見る心地がしました。
そんな様子を詠ってみましたが、自然の織り成す一瞬の現象の前に、自らの
言語表現の未熟さと、限界を感じました。

「五行詩」「痛みの変奏曲」鑑賞 (30)
7.折々の歌 (4)
あるおりおり、ふと心におぼえしを、・・・・
「建礼門院右京太夫」
君の名に
ミスプリされし
初校ゲラ
コーヒー飲みて
校正惜しむ
カフェーにて
キルケゴールや
サルトルと
君が話を
交わす夜の夢
万智ちゃんは
ふいに後から
やってきて
はるか彼方へ
翔けゆく人か
クリムトの
ダナエに君の
裸体をば
浮かべて愛し
世紀末展
哀しみの
涙も清く
輝けり
愛と赦しの
光を受けて

【短歌入門・質問・提案コーナー】
この「水曜サロン」に集う皆様の直近のコメント等に記された、短歌を作るうえでのヒント、
さらに質問、諸々の疑問点等にいて、触れていきたいと思います。
皆様からのご提案、歌評、さらに素朴な疑問も含めて、コメント欄にお寄せいただければ幸いです。
なお、私の「質問への回答」は、あくまでも一つの「解」でありますので、他の回答、反論、
ご意見等もありましたら、このコーナーで大いに議論して参りましょう。
それが学びに繋がれば嬉しいです。
【万葉集以降の歌集】引き続き掲載致します。
「万葉集」前回説明していますので、概要のみ記します。
〇作成時期:奈良時代
〇特徴:現存する日本最古の歌集(全20巻 約4500首)で、天皇から防人、農民まで
様々な階層の人々に関わる和歌が収録されています。
なお、元号「令和」の出典元となったのが万葉集第5巻で、そこに収録されて
いる「梅花の歌(梅花歌三十二首并せて序)」から引用されました。
「古今和歌集」
〇作成時期:平安時代
〇特徴:日本最初の勅撰和歌集(天皇や上皇の勅命によって編集された和歌集)
(全20巻 約1100首)醍醐天皇の勅命で,紀貫之らが編集。
古今和歌集は勅命により国家の事業として和歌集を編纂する伝統を確立した作品であり、
八代集・二十一代集の第一に数えられています。平安時代中期以降の国風文化確立にも
大きく寄与しました。
また、古今和歌集は仮名で書かれた仮名序と真名序の二つの序文を持ちますが、仮名序に
よれば、醍醐天皇の勅命により万葉集に撰ばれなかった古い時代の歌から撰者たちの
時代までの和歌を撰んで編纂し、延喜5年(905年)4月18日に奏上されました。
ただし現存する古今和歌集には、延喜5年以降に詠まれた和歌も入れられており、
奏覧ののちも内容に手が加えられたと見られ、実際の完成は延喜12年(912年)ごろと
の説もあります。撰者は紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑の4人です。
「新古今和歌集」
〇作成時期:鎌倉時代
〇特徴:勅撰和歌集(約2000首)後鳥羽上皇の勅命で,藤原定家らが編集
新古今和歌集は鎌倉時代初期、後鳥羽上皇の勅命によって編まれた勅撰和歌集。
古今和歌集以後の8勅撰和歌集、いわゆる「八代集」の最後を飾っています。
古今集を範として七代集を集大成する目的で編まれ、新興文学である連歌・今様に
侵蝕されつつあった短歌の世界を典雅な空間に復帰させようとした歌集でもあります。
古今以来の伝統を引き継ぎ、かつ独自の美世界を現出しました。
「万葉」「古今」と並んで三大歌風の一である「新古今調」を作り、和歌のみならず
後世の連歌・俳諧・謡曲に大きな影響を残しました。
参照: ウィキペディア日本語版 等

【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
(1) 投稿期間は毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
注)投稿に当たっては、ご自身のブログのアドレス(url)も記入願います。
(2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
(5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。
「詞書」全国各地で桜満開情報ですが、今年は悲惨なウクライナ情勢もあり、私の胸にはどこかもの悲しさが去来します。
「花吹雪 桜を愛でる 気持ちこそ あれど今年は なぜか寂しく」
「詞書」4月2日日曜日NHK18時ワールドニュース、ウクライナで行われる国際コンサートが中止になるも有志が地下鉄ホールでコンサートを開催し、感動しました。客も涙、涙です。
「地下鉄に 音楽の調べ 鳴り渡り 涙を誘う 有志コンサート」
「詞書」4月2日BSNHKで復活・加山雄三特集」をやっていました。1年9か月前に脳梗塞を患い過酷なリハビリを克服してのコンサートでしたが、その陰にめぐみさんの献身的な支えがありました。
「若大将 復活かけての リハビリに 支えてくれた 妻への感謝」
今週も素晴らしくて感動しています。短歌は「世情や心情まで映す」素晴らしい歌の世界ですね。毎週水曜日は楽しみと共に励みになります。私の短歌が細字ですので緩やかに訂正お願いします(笑)「平和の叫び」アップしました。
解説ありがとうございます
この季節は、桜の美しさ自然の美しさに感動をしています
毎日が吟行のようなものになっていますので、短歌もたまりにたまっています
そこから3首選ぶのも お勉強とのこと、短歌を作るよりも選ぶ方に時間がかかります
その中で選んだ3首を投稿いたします
詞書
いつもの散歩道を歩いていると、今シーズン初鳴きのウグイスの声
ホーホケキョとは程遠い、寝起きのような鳴き方を蕾を開きかけた桜の花と共に詠いました
初々し春知らせおる鶯に 目覚めの時と桜綻ぶ
詞書
近所の方が 自宅の庭に出てきたフキノトウを持って来てくださいました
料理をするときに広がる香りを思い出し詠みました
早春の緑やさしや蕗の薹 友届け来る春の香りよ
詞書
国会でもワクチン接種の副反応が審議されています
多くの有志医師や専門医が警鐘を鳴らしていまが、マスコミ情報はあおり情報に傾くばかり
自分で調べることが今の時代は特に大切なことだと痛感しています。そのことを詠いました
故事成語 覆水盆に返らずと 後の祭りは命の軽視
以上3首
よろしくお願いいたします
いつも、早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。
二首目の「地下鉄ホールでコンサート」は、改めて「音楽の力」を感じさせる感動的なシーンでしたね。
春爛漫と桜が艶やかに咲けば咲くほどに「悲惨なウクライナ情勢」が、心をよぎり、
「なぜか寂しく」の心情になりますね。一首目にそんな思いが滲みます。
なお、短歌の「細字表示」すみません。謹んで訂正させて頂きました。
いつも、早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。
「初音の鶯」「蕗の薹」といずれも、早春の象徴を詠った爽やかな詠歌と思います。
三首目の「覆水盆に返らず」は、故事成語ですので、あえて五音を用いるのは
もったいないと思いますので、少し検討してみましょうか。
一例ですが…いかがでしょうか。
★ワクチンに警鐘鳴らす 声あまた 隠ぺいの果て命軽視か
千恵子の独楽吟の一首目ですが、私も「ベビーカーに目が合う・・」という表現に違和感があり、目が合ったのは幼子なのに・・・と思いましたが直していただいた形ですっきりと落ち着きましたね。
本人も今後の推敲のために勉強になったと思います。ありがとうございました。
コメントありがとうございます
リコメはしてあります・・・はじめの時に申し上げましたよね 習慣です(*^-^*)
「覆水盆に返らず」と、この場合の「故事成語」は同じだということですね
この時期「吹雪のように舞うピンクの花びら」を「桜吹雪」というような感じですね
決められた文字数なのだから もったいないということは 確かにそうだと思いました
ご指摘ありがとうございます
今回「覆水盆に返らず」を使ったのは
自然界に存在する明確な時間を示唆した言葉として使いたかったのです
過去と現在と未来を明確に区別する映像効果とでもいうのでしょうか
元に戻らない現象、つまり不可逆性のことを真剣に検討することの大切さが
イメージできるかなと思いつかいました
私の頭の中では 砂にこぼしてしまった水は砂の中にしみ込んでしまい 元に戻すことができない
こぼした後の黒々とした部分がイメージできます
この場合は砂ではなく 体の中の細胞です
細胞の中にしみ込んだ 武漢がた薬物製剤を無かったことにはできないのだから
水をこぼす前に しっかり検討して欲しいと詠いたかったのです
短歌の中でことわざを引用するのは やらないことなのでしょうか?
●イメージを 覆水盆に返らずと 薬物製剤 水のごとしよ
「薬物製剤」はこの前の説明の破調を使ってみました
よろしくご指導お願いいたします
※今は騒がしいので あえてURLは消しました
私はフォロワーではありませんけれど※
コメント頂きありがとうございます。
提案させて頂いた句の修正を受け入れて頂き、嬉しいです。
千恵子奥様の想いもありますので、「すっきりと落ち着きました」と
おっしゃって頂きホッとしました。
千恵子奥様の独楽吟には、いろいろ発見もあり、私も学ばせて頂いています。
これからもよろしくお願いします。
コメント頂きありがとうございます。
今回「覆水盆に返らず」を使ったのは「元に戻らない現象、つまり不可逆性の
ことを真剣に検討することの大切さ」を主張したかったとのこと。
ワクチンが人の細胞に一度取り込まれたらどうなるか、その結果について
十分検証も無く使ってよいのかとの問題意識。この主張の緊急性は十分理解出来ます。
この問題意識を短歌の表現空間で、納得のいくものに詠み切ることの困難さも同時に感じます。
あえて、この表現に挑戦してみましたが、現在のワクチンに問題意識を
持たない方に、理解して頂くことの難しさも同時に感じます。
「検討 その1」として詠んでみました。
★ワクチンは 「覆水盆に返らず」の 例えにも似て 人をむしばむ
なお、短歌の中でことわざを引用する件ですが、引用することはあると
思っています。その際最低限のマナーとして、その語句を「」でくくって
示す等の配慮はあっていいのではと思っています。しかし、決まりは
特になく、「本歌取り」の延長と理解しても良いと思っています。
早々の検討ありがとうございます
はい ことわざの引用のことはよくわかりました
ありがとうございます
ワクチンの問題はおっしゃる通り 2極化しているのが現状だと思っています
さらに今だ治験中で まだ本当のことはわかっていない段階です
なので接種をした人々が心を傷めないように この問題を詠む時は、心を配っているつもりです
「検討 その1」(ひとをむしばむ)の表現が強いと感じました
接種済みの人々の気持ちを考えると もう少し抑えて
あくまでも 接種を検討している方へのメッセージ性のあるものとして詠みたいと思います
接種をされた人はその方の自己判断で それはそれだと思っています
選択の正しさがわからないからこそ 政府も自己判断だと言っていますので
接種を決める前にはせめて メリットとデメリットの比較をして欲しいと願っていることを詠みたいと思っています
「検討 その1-1」として
●ワクチンは 「覆水盆に返らず」を 肝に銘じて 検討ありき
よろしくお願いいたします
コメント頂きありがとうございます。
「接種済みの人々の気持ちを考えるともう少し抑えて、接種を検討している方への
メッセージ性のあるものとして詠みたい」とは、おっしゃる通りですね。
最近ようやくマスコミも、ワクチンの問題点等についても報道を始めましたが、
「自己責任」における選択肢の正確性を期すため、情報提供は必須と思っています。
なお、「検討ありき」は「検討が既にされた」、また「かつて検討された」との
意味になりますので、主張することの方向が少しずれるのではないかと思っています。
注)ありきとは・・・、
〇文語ラ変動詞「あり」に文語過去の助動詞「き」の付いたもので、名詞などに付いて、
そのことが既に存在した、また、かつてそこにあったの意を表す文語的表現です。
例 「初めに言葉ありき」「故宮ここにありき」
強い表現となってしまいますが…、いかがでしょうか。
●ワクチンは 「覆水盆に返らず」を 肝に銘じて 検討すべし