四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「口語短歌・水曜サロンの会」(その99)

2023年09月06日 05時42分34秒 | 短歌

「口語短歌・水曜サロンの会」(その99)  短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 次回は100回記念となります。コメント頂ければ幸甚です。
 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。

 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「未だ咲く むくげ 八重」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】23年7月31日より「フレンチローズとエコルド・パリ」を掲載しています。

  前回は「キース・ヴァン・ドンゲン」「マリー・ローランサン」「アメデオ・
  モディリアーニ」を投稿しました。
  拙くて恥ずかしいですが引き続きエコルド・パリ派の画家たちを詠んでみました。
 註)「モーリス・ユトリロ」
☆風景は不思議な詩情静謐さ 独特の白印象的も
 註)「マルク・シャガール」
☆愛の画家妻への敬愛一途にて 愛や結婚作品数多く
 註)「アンリ・ルソー」
☆いつの世も戦争体験悲惨さで 画家の感性影響受ける
                          浅間山明鏡止水さん
【解説】
 エコルド・パリ派の画家たちは、何れも個性豊かで時代を切り開く活気と
 エネルギー、さらに
夢を持つ方が多かったとの印象を持っています。
 「モーリス・ユトリロ」「マルク・シャガール」
「アンリ・ルソー」も、
 その優れたメンバーの一人でしたね。

 二首目の、「マルク・シャガール」は、詩情あふれる世界を幻想的で色彩豊かに
 描いた作品を
数多く残していますね。生涯、妻ベラ・ローゼンフェルトを一途に
 敬愛し、ベラへの愛や結婚を
テーマとした作品を数多く製作していることから、
 詠われているように、「愛の画家」と
呼ばれていますね。彼と妻ベラとに焦点
 をあて、こんな視点で詠んでみましたが、いかがでしょうか。

【ご参考】
 ★生涯をベラへのまこと貫きて シャガールの愛 絵にも溢れて

【詞書】夕立が降って、冷房をつけずに寝室へ行ったところ、網戸から秋の涼風が
  入ってきて。

☆夕立で 冷房つけず 寝室へ
   網戸からくる 涼風やんわり
【詞書】心の無い発言が続いている農水相であるが、東北の漁民の方は怒りでは
  済まない
だろうと思ったことを詠ませて頂きました。

☆心無き 発言続く 農水相
     東北漁民は 怒りで済まぬ
                          西BOOさん
【解説】
 丁寧にかつ、熱心な推敲をして頂き感謝致します。学びたい姿勢でもありますね。
 一首目、あれほど暑かった炎暑も夕立の後は気温も下がり、これなら冷房も
 いらないかなと
呟く作者の姿が思い浮かびます。そんな映像と、晩夏の涼風が
 無理なく詠われ好感の
もてる詠歌となっています。「網戸からくる」の句が
 リアリティーを添えています。

 二首目は、風評被害に晒されている東北の漁民の方の思いを逆なでするものと
 思いますし、
何より一番真剣に彼らに寄り添わなければならない立場の方の
  「当事者意識」に欠ける言動に情けなさを感じて
しまいます。

 もっとも、核燃料デブリに触れた汚染水には、トリチウムの他、セシウム137、
 ストロンチウム90、
ヨウ素などの放射性物質が含まれています。これらはALPS
 (多核種除去設備)等により、
規制基準未満となるまで浄化処理されていると
 東京電力は広報しています。これらの情報が農水大臣の記憶に残り、あの発言に
 なったのでないかと勝手に推察していますが・・・。

【詞書】酷暑が続きますが、空を見上げると秋が来たのかなと感じる時があります。
☆新涼に机の向きを少し変へ 松の上枝(ほつへ)に鰯雲見ゆ
【詞書】丘に登れば、目の前に淡路島、その左の彼方に関西国際空港が見渡せます。
  秋空はるかに発着の飛行機雲の筋が長く続いて見えます。
☆須磨浦を見下ろす丘に おのころの 天高くなほ機雲はるかに
                          みっちっちさん
【解説】
 連日の炎暑の中にも兆す秋の訪れ。「雲」をテーマに詠んだ二首の歌は、そんな
 季節の
移ろいを味わい深く表現し、素敵に詠っていますね。

 二首目の「おのころ(自凝)」は、ご存知の方も多いかと思いますが「国生み神話」
 に
登場する「おのころ島」伝承地の1つとされて、イザナギノミコト、イザナミノ
 ミコトの国生みの
聖地と伝えられる場でもありますね。そんな歴史ある地で
 「飛行機雲の筋」を見上げ、
秋の予兆を詠んだ歌は過去・現在・未来を繋ぐ
 スケールの大きな歌に仕上がっています。

 こんな詠いぶりにも学んで参りたいと思います。

【詞書】長らく続いてきた兄妹5人の旅もコロナと高齢になったため、今は誰からも
  誘いの
連絡はない。3首は能登半島巡りの最後の旅行の時に詠んだもの。

☆カニの身を取りだし兄の取り皿に今日だけ私は母さんになって
☆足重き遅れがちなる兄の背に手を添えのぼる社寺の階(きざはし)
☆夏帽子とれば白髪波うちて兄は静かに笑顔かえしぬ
                          夕庵さん
【解説】
 ご兄妹5人そろっての旅とはいいものですね。仲の良さの証明であり、それぞれが
 幸せの
ひと時を存分に味合われたことと思います。

 三首とも、お兄様と作者の人となりと信頼感の滲む、ほのぼのとした良い歌と
 思います。
 特に一首目の「今日だけ私は母さんになって」の下の句は、お兄様への思いやりと、
 妹としての自負も覗かせる心憎い歌となっています。
 このような絆を確認し合う貴重な催しをコロナ禍は、世界的な規模であまたつぶして
 きたと考えます。その意味では歴史的にも「負」の時代と位置づけられると、大げさ
 かも
知れませんが考えてしまいます。こんな感慨を誘う素敵な旅行詠でもあります。


     「夏の名残のひまわり」

【詞書】YouTube短歌:Thriller night
☆人の心に住む欲望
 すべては満月のほんとうのスリラー
                          自閑さん
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 スーパームーンが、8月30日夜から31日朝に見られたとの事。気温30℃、湿度75%で
 スーパームーンも湿気に霞んでいました。
 死者のゾンビでも、魔物でも無い、人の心こそ、本当恐怖を生じさせるものであると
 思います。
 マイケル・ジャクソンのスリラーは、1982年12月の映像で、プロモーションビデオに
 革命を
もたらし、MTVの躍進に付与したもので、マイケル・ジャクソンを世界
 アーティストにしました。

 下記URLに動画を貼り付けていますので、御覧戴ければ幸いです。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/547470a8ac8fdece02bacb6c6f5545c6
【解説】
 今回もご紹介頂いたユーチューブを視聴させて頂きました。
 「Thriller night」は、マイケルジャクソンのアルバム『スリラー』の表題曲で、
 1983年に
ミュージック・ビデオが公開されました。このビデオは、ホラー映画の
 パロディで、マイケルが
狼男やゾンビに変身して踊るという内容で、特殊効果や
 ストーリー性が高く、音楽専門
チャンネルMTVで大ヒットしました。このビデオは
 ミュージック・ビデオの歴史において画期的
な作品として評価されており、1999年
 にMTVが発表した「今まで作られたビデオの中で
最も偉大なベスト100」で1位に
 選ばれました。その意味では作者が「短歌説明」
でも述べられていますように、
 「世界アーティスト」に押し上げた作品とも言えます。

 「人の心に住む欲望」が「本当の恐怖を生じさせる」Thrillerである旨が詠われ、
 人の心に潜む闇の存在を示唆した、表現の深さに学ばせて頂きました。

【詞書】自閉さんの「気だるい夏の夕暮れ」を鑑賞していたら、少し書きたくなり
  ました。
短歌はまったく初めてつくります。

☆心なき 君のことばに 沈黙す
    あの青春は 夢のごとしか
                          tokinosekimoriさん
【解説】
 初めての出詠を心から歓迎したいと思います。
 折角出詠して頂けましたので、僭越ながら少し細かな点も含めてコメントさせて
 頂ければと
思います。的外れがあったらご容赦願います。

 冒頭の「心なき君のことばに」の君は、おそらく恋人もしくは、密かに心を
 寄せていた方で
しょうか。その方の鋭い言葉が心に刺さり、思わず沈黙して
 しまう、そんな場面が想像されます。

 また、その言葉を思い浮かべることで、作者の青春の思い出が、一瞬にして
 切なく物悲しい
夢のように思えてしまったことを表していると考えます。

 この短歌の優れたところは、作者の心の痛みや、その痛みによって失われた
 青春の輝きを、
鮮やかに表現しているところだと思います。

 特に、冒頭の「心なき」という言葉の使い方が秀逸です。この言葉は相手が
 意図的に
傷つける言葉を言ったかどうかは明示されていませんが、その言葉が
 どれほど作者の心に
深い傷を残したかが、この詠歌から十分に伝わってきます。

 また、結句の「夢のごとしか」という表現も印象的です。この言葉は作者の
 青春の
思い出が、すべて一瞬にして消え去ってしまったような、儚い感覚を
 表現しています。

 この短歌は、青春の日の恋愛や友情の痛みを経験したことがある方なら、誰もが
 共感
できるのではないでしょうか。初めて短歌を詠まれたとのことですが中々の
 出来栄えと感じ
ます。これからも、このサロンで共に学んで参りましょう。

【詞書】2019年7月18日のあの日からまる4年余り、ようやく「京都アニメーション放火
  殺人事件」の公判が始まりました。ニュースを色々見ましたが、ただただ無事に結審
  までいくこと、被告自身によって動機、「放火殺人」に至る気持ちの変化が語られる
  ことを願っています。ただ、「こうしか言いようがないんやろうなあ」と思わんでも
  ないですが、被告側の弁護人の「建物の構造に問題があった」というのは…。
  「誰が放火されると思って建物を建てんねん!」と突っ込まずには居られません
  でした。大勢の方の命や平穏な人生が奪われたこの事件の裁判を京アニのアニメ
  によって“聖地”となった地から見守っていきたいと思います。事件の被害者の
  遺族の方で先月亡くなられた方がいらっしゃるそうです。4年という月日の長さを
  思わずに居られません…。
☆4年経ち ようやく裁きの場が開く
        月日を思い 祈り 見守る
【詞書】9月1日の午前中だったですか、見ようとしたら「サービス停止」って…。皆さんの
  ブログに出会って楽しみも知識も増えましたし、ポエットMさんのブログに投稿
  (出詠)する楽しみ、うちで読む新聞の俳壇・歌壇もよく読んでいる私には、他の
  方の歌を読むのも楽しみでした。個々の方々のブログなどはそのまま見られる
  ようですが、いやー、びっくりしました。今後ともよろしくお願い致します。
☆いきなりのさよなら「みんなの花図鑑」
          寂しいってば!サービス停止は
【詞書】スーパームーンめちゃめちゃ綺麗でした。輝きというか、光量がすごかった
  です。猫たちの集会とかありそうだなとかちょっと妄想してました。
  (「ねこのダヤン」のシリーズにそんなシーンがあったような…)
☆「何となくパワーをもらえそうやなあ」
          スーパームーンに手を伸ばしてみる
                          ちがやねこさん
【解説】
 「京都アニメーション放火殺人事件」の公判、「みんなの花図鑑」のサービス停止、
 さらにスーパーブルームーンと、いつもホットな時事にスポットを当て、新しい
 切り口で詠んで頂き私たちにも学びとなっています。
 一首目、36人の方が犠牲となった京都アニメーション放火殺人事件で、殺人などの
 罪で起訴された青葉真司被告の裁判が9月5日始まりました。初公判で青葉被告は
 「私がしたことに間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。
 詞書にもありますように「大勢の方の命や平穏な人生が奪われたこの事件の裁判」を
 私たちも痛みをもって見守っていきたいと思います。
 二首目、詠われている通りで「寂しいってば!」ですね。
 goo blogから連携できた「みんなの花図鑑」は2023年8月31日(木曜)をもって
 サービスを終了しましたね。いきなりでしたので、私もびっくりしましたが、
 人気のコンテンツでしたので終了は寂しい限りです。思えば、作者もこのサイトを
 経由し、水曜サロンを訪ねて頂いたんですよね。幸運な出会いに感謝しつつ、
 これからも末永いお付き合いをして頂ければ幸いです。
 三首目、月が1年で最も大きく見える「スーパームーン」と、ひと月に2回目の
 満月となる「ブルームーン」が重なる、「スーパーブルームーン」が9月31、
 観測されましたね。2010年以来、実に13年ぶりとのことですが、千葉県の犬吠埼
 では月明かりが太平洋を照らし、幻想的な世界が広がったとのことでした。
 まさに「パワーをもらえそう」な神々しさであったと思います。
 「手を伸ばしてみる」の表現もいいですね。


     「芙蓉の花」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆須磨浦を見下ろす丘に おのころの 天高くなほ機雲はるかに
                         みっちっちさん
★須磨浦に住みゐし過去のあるわれは須磨浦詠ふ歌に返しを
                         水仙さん

☆夕立で冷房つけず寝室へ
   網戸からくる涼風やんわり
                         西BOOさん 
★破(や)れ網戸に体当たりするカナブンよ 何を見たのか今朝の残骸
                         夕庵さん
★悲しきや カナブン遺骸 見てもなお 生きたクワガタ 網戸に来ぬか
                         西BOOさん 
★クワガタを網戸に這わせ運動会負けて悔しきおとうとの涙
                         夕庵さん
★悔しさの残る運動会とても クワガタ餌と戯れを待つ
                         西BOOさん
★待たされて 待たすことへの悔恨は 五分早めの癖が身につく
                         夕庵さん

☆新涼に机の向きを少し変へ 松の上枝に鰯雲見ゆ
                         みっちっちさん
★国産と明記の鰯が並んでる数えて夕餉の一品とする
                         夕庵さん

☆カニの身を取りだし兄の取り皿に今日だけ私は母さんになって
                         夕庵さん
★病む母の口へ茶粥のスプーンを運びし我は母の母とぞ
                         みっちっちさん
★いつまでもかあさんと呼ぶ二人子よ 白きの混じるを見るにつけても
                         夕庵さん
★いつまでもパパと呼ぶ我 優しくも君はわたしの父ではなくも
                         みっちっちさん
★父と我 何処で繋がっているのだろう 足の爪さえ愛おしく思(も)ゆ
                         夕庵さん
【詞書】今は亡き両親は優しくいつも笑ってくれました。ほくほくとした笑顔に
  助けられ、
亡くなった今も助けられてます。

★父母は右肩の辺にふはとゐて 守りてくるる笑みほくほくと
                         みっちっちさん
★シャボン玉ふわふわ飛んで幼らは消える不思議に大き口あく
                         夕庵さん

☆蝉時雨 移ろいゆくやひぐらしに 闇にはすでに虫しぐれして
                         ポエット・M
                                           
【詞書】夏から秋の季語を使って季節の移ろいを感じさせるというお話が興味深く、
  私も詠んでみました。
★空蝉のひとつ狭庭の草の上 暮れそめばなほ虫しぐれやまず
                         みっちっちさん
★空蝉も生きたる証し 狭庭にも落蝉ひとつ 虫しぐれして
                         ポエット・M

☆蝉時雨 移ろいゆくや ひぐらしに 闇にはすでに虫しぐれして
                         ポエット・M
【詞書】ポエット・Mさんの本歌取りから、下の句は視点を変えてみました。
  風鈴は鳴らずともかすかな風に揺れています。
★蝉時雨移ろいゆくやひぐらしに しのびの風は風鈴揺らす
                         夕庵さん
★ままならぬ恋知り初めし黄昏に カナカナの音(ね)のさらに切なく
                         ポエット・M

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆

☆闇に咲き闇に閉じゆく月下美人 命のかぎり その香その花
                         ポエット・M
【解説】
 この短歌は、我が家で二度目に咲いた月下美人の花を詠んだものです。月下美人は、
 ご存知のように夕刻に蕾を開き始め、深夜に満開となり翌朝には花が萎み閉じて
 しまいます。
この歌では、そんな月下美人の花を「闇に咲き闇に閉じゆく」と
 表現し、その儚さを強調
してみました。

 また、この歌は下の句で「命の限りその香その花」と詠いましたが、これは、
 月下美人の
花が、その短い命をまっとうする中で、精一杯香りを放ち、神々しい
 までの花を咲かせていることを表現してみました。

 月下美人の花に寄り添いつつ、その生きざまと花の潔さを讃え詠ってみました。

 
     「満開に咲いた 月下美人」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(7)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め、小説、
  短歌等を著者により厳選されものを集めた著書です。つまり著者の個人的な
  好みが濃厚に反映された著作渾身の著書でもあります。
  私の短歌の師の一人で人間的にも尊敬する方でもありましたが、その著書から、
  短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。
     
2.「短歌の章」 浅間山(2)

   浅間嶺路 天押し開き打ち立てる
           紅は燃ゆ 夜のしじまを
            
   うつしみの いのちいたわり 寝ねぬ夜を 
           浅間のよなは さはやかに積む  ※

   火の山の幾日を燃えて夜も赤し
           心つつしみ独り寝むとす

   註) よな: 火山の噴煙とともに噴き出される灰


      「未だ咲く 酔芙蓉」

【短歌入門・質問・提案コーナー】
 ブログの文字数制限(ソースコードレベルで30,000文字)により割愛致します。

【ネット歌会について】
 「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式ではなく、
 「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」するという自然発生的な
 歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響くものがありましたら、それへの
 返歌として大いに詠んで頂き、コメント欄に記入して頂ければ幸いです。

【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。なお、ブログの
    字数制限(コード30,000字)によりコメント等編集させて頂く場合もあります。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


コメント (36)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 炎暑の8月を凌ぎ | トップ | 夏祭りへ »
最新の画像もっと見る

36 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
短歌投稿 (knsw0805)
2023-09-06 06:29:33
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」23年9月2日土曜日BSNHKスペシャルライブ「おわら風の盆」の生中継をやっていました。おわら風の盆は富山県富山市南西部八尾の盆踊りの一種ですが、踊りと曲調に心奪われました。300年の歴史があるそうです。盆踊りとは思えない歌と踊りで風土の哀愁を感じました。是非詠んでみたいと思いました。ご指導願います。

「哀愁に満ちた曲調風の盆 豊作祈るそろいの浴衣」

「民衆の神をしずめる法被姿 美しい振りに歴史を忍ぶ」

「風の盆独特な踊り切なくて 男女の恋も炎みえかくれ」
返信する
Unknown (西BOO)
2023-09-06 08:35:17
おはようございます。
また、次回で100回記念という事で、少し早いですがおめでとう御座います。

ポエット・Mさんへ
感謝! 感謝!

早速ですが、出詠させて頂きたいと思います。

撮る手汗 触れるレンズの収納に
増すシリカゲル 待つ秋の風

カメラを撮る手汗がレンズに触れるこの頃ですが、収納時にシリカゲルが増えると同時に、乾いた秋の風を待つ気持ちを詠ませて頂きました。

よろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (risukurumi48は)
2023-09-06 09:25:59
リコです。
おはようございます
100回記念の投稿は別の機会にさせていただきます。

今回は「水曜サロン」を「あけび歌会」の新企画「コラム」で紹介させていただきたいとのお願いです。

紹介はもちろんポエットMさんで書きますが、匿名ばかりでは現実味がありませんので、主催者の貴方は日本歌人クラブの会員さんですか?
「水曜サロン」はレベルが高く、楽しいサロンなので短歌をする人たちの勉強になると思います。
今日の月下美人の写真と詠草を添えてサロンの紹介記事を書こうと思いますが、よろしいでしょうか。

ただ、著作権への配慮等で記事が編集部で採用されるか分かりませんが、その節はご容赦ください

記事は20行x28字のあけび誌の半ページ分です。

よろしくお願いします。
返信する
Kenさんへ (ポエット・M)
2023-09-06 19:40:06
Kenさん こんばんは。
いつも早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。
「おわら風の盆」を詠った作品は、何れも「風の盆」の歴史と、本質を踏まえて情趣豊かな
作品になっていると感じます。

詞書にもありますように、八尾町で毎年9月1日〜3日に開催される「おわら風の盆」は、
日本三大盆踊りの一つに数えられる伝統行事ですが、江戸時代の元禄年間に始まったと
伝えられています。豊作と五穀豊穣を祈願する踊りとして、ユネスコ無形文化遺産に今年の
7月に登録され、今もなお多くの人々に愛されていますね。

また、富山県を代表する観光イベントとして、毎年約100万人の国内外からの観光客が
訪れますが、おわら踊りは、鮮やかな色合いの衣装が特徴で、踊り手たちは、三味線や
胡弓の伴奏に合わせて、軽快なステップで町を練り歩きますね。当然新たな恋も芽生えるかも知れませんね。
三首目の歌を、少しフォーカスし詠んでみましたが・・・。
 ★風の盆 胡弓の調べ切なくて 踊りにまぎれ君を見つめる 
これからも200回を目指してよろしくお願いいたします。
返信する
西BOOさんへ (ポエット・M)
2023-09-06 19:40:51
西BOOさん こんばんは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。また、100回記念へのメッセージも
寄せて頂き感謝申し上げます。これも皆さんのご協力の賜物と思っています。

この季節にカメラ撮影の大変さを「撮る手汗」に焦点を当て、詠んだ詠歌は具体的な
映像がイメージとして立ち上がり、「秋の風」にうまくつながり、心憎い歌となっています。

カメラの収納にはカビ除けのため、乾燥材のシリカゲルが欠かせませんが、そんな事柄も
一首の中に無理なく詠み込んだ手並みも鮮やかと思います。

これからも、200回に向けてよろしくお願いいたします。
返信する
リコさんへ (ポエット・M)
2023-09-06 19:43:31
リコさん こんばんは。

「水曜サロン」を「あけび歌会」の新企画「コラム」で紹介して頂けるとのこと。ありがとうございます。
Kenさんともお話し、了解の旨連絡頂きましたので、よろしくお願い致します。

なお、私は現在「日本歌人クラブ」会員であります。かつて「短歌周辺」「靑靑短歌会」の同人として
30数年にわたって短歌を学んで参りました。最も厳しい業務の傍らですから、まじめに同人としての
役割は果たしてこなかったと悔いています。現在は「日本歌人クラブ」のみに所属し他の短歌会には
所属しておりません。ペンネームは「ポエット・M」にして頂ければ幸いです。

「水曜サロン」は所属する短歌会や結社を超えて、フラットな立場で短歌を交流し、学び合う
自由な広場を目指してKenさんと共に立ち上げ、リコさんを始め皆さんのご協力を頂き、
お陰様で細々ではありますが、なんとか100回まで継続することが出来、今日に至っています。

結社や短歌会によっては他流試合と言うか、他の短歌会や、メディア等への出詠を制限している
所もあると伺ってきました。しかし、このサロンは短歌を自由な発想の下で作成し、交流し、学び合う
広場を目指してやっていきたいと考えています。

31音の短詩系は、SNS全盛の時代の潮流の中で、自らの思いを表現し相手に伝える手段として
有効な手段である旨が見直され、若者たちも含めて密かなブームになっていると考えています。
短歌の専門家や、先生と言われる方から見たら「短歌でない」と言われるものもありますが、
自らの表現手段として5、7、5、7、7の31音は、日本人のDNAに刻まれた表現手法として
それぞれの方が根源的に備えられている資質とも考えています。

社会の潮流に迎合することは必要ありませんが、自らの思いの表現手段として、また伝達、
記録手段として、さらには言語芸術の作品として短歌を紡いでいければと思っています。
とりとめもなく書かせて頂きましたが、リコさんの紹介文を楽しみにしております。
よろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (risukurumi48は)
2023-09-06 20:30:32
ポエットMさん、
リコです。
「水曜サロン」紹介をあけび誌に掲載を快諾していただき、ありがとうございます。

小笠原嗣朗代表に「水曜サロン」の紹介しましたら、ブログを見られて、「こんな方があけびに入会して活躍してくれたら良いな」とサロンに感心されていました。

原稿は工夫をこらします。
gooブログは匿名的なので、
ポエットMさんと日本歌人クラブの会員さん位しか個人情報は書きません。

貴方の短歌に対するコメントがとても素晴らしいので、それを参考に原稿を書きます。

掲載は基本、2ヶ月後ですから採用されれば、早くて、11月号になります。
今年は4年ぶりに10月に東京であけび全国大会がありますので、記事の量が通常より増えますので、「水曜サロン」の掲載が遅れる場合がありますので、ご了承ください。

よろしくお願いします。
返信する
Unknown (みっちっち)
2023-09-06 23:10:41
こんばんは
水曜サロンが次回100回という事でおめでとうございます。
毎回楽しく参加させて頂けるのはポエットMさんのお陰と感謝しております。
そこでそんな水曜サロンの事を即興で詠んでみました。
百福とは百の幸い、たくさんの幸せという意味です。

⭐️百回を迎へ瑞雲沸き立ちて 百福集ふ水曜サロン

よろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (みっちっち)
2023-09-07 09:55:41
おはようございます。
もう一首出詠します。

⭐️ワンピース着て丁寧語 街角で 君と初めて会いし夏の日

よろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (みっちっち)
2023-09-07 10:42:43
すみません
書き間違えました。
正しくは

⭐️ワンピース着て丁寧語 京洛に 君と初めて会いし夏の日

いつもおっちょこちょいですみません。
よろしくお願いいたします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

短歌」カテゴリの最新記事