ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

西光寺 ・酒樽の庵(いおり)の大黒様 札所十六番 ・・・秩父巡礼

2013-07-15 20:47:41 | 史跡

西光寺 札所十六番

                           山門 

本堂

 

廻廊堂・・・残念ながら、内部の撮影禁止のため、写真はありません。

廻廊堂とは、四国巡礼寺の本尊を四十八体勧請し、建てられた回廊型のお堂であります。

天明三年(1783)浅間山の噴火により秩父地方は10センチに及ぶ降灰で農作物や家畜は大被害を被り、また多数の犠牲者が出ました。その時の飢饉と百姓一揆で世相は乱れました。時の住僧・法淳はその供養と後難加護、天下泰平を祈願し、尊像を奉安したと言います。実際の四国巡礼は距離的にも困難であるため、写しの霊場は、この地方の人々や観音巡礼から歓迎され、多くの参拝者がありました。

この廻廊堂に隣接して、四国より金比羅大権現を勧請した小堂があります。

                            金比羅大権現

廻廊堂に囲まれた中に、江戸時代より打ちつけられた札堂があり、無数のクギ跡が残っています。

                       札堂 

 

次は、酒樽大黒・・・・

 

 召福!酒樽大黒の・・・   大黒様 

 

大きな酒樽に、草葺屋根の珍しいお堂があります。

 酒樽大黒:この酒樽は一日三合飲んでも30年分は飲めるお酒が入るという大きなものであります。この中に酒樽大黒様が鎮座しておられます。この大黒様に祈願して名刺を貼っておくと、お金が倍になるそうです。・・・それは、嬉しいことです。ですが、いまは名刺を持ち合わせていません・・・

 
昔の札番・西光寺 札所十三番
     ちなみに今の二十四番は、昔の十二番
           今の二十三番は、昔の十四番になっています。・・・古番付(法性寺蔵)

           

住所;秩父市中村町4-8-21

 

 



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