ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

牡丹の寺  ・・総持院

2014-04-22 10:38:56 | 写真と詩歌

                     牡丹の寺・総持院


             牡丹園に咲く、つぼみも多い・・・・

              まだ季節に早いのか、疎ら・・・・    

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                総持院 別名牡丹寺
                住所:さいたま市緑区南部領辻2944
                宗派:真言宗智山派、山号: 阿日山宝袋寺

                ------------------

 

                

                

                 これは、シャクナゲ!?

                

                                    ・・山門は、鐘楼門 鐘が見えます・

 

                                ○風月の 財も離よ 深見艸   ・・芭蕉

                 この場合の”財”は、財産ではなく、才能や才覚のことと読めるが、世渡りの才覚としたい。
                       ”艸”は草のことだが、山に似ているところから、さしずめ山草のことか。
                            そういえば、牡丹は、薬草とも聞いたことがあるが、・・・

                          この句を詠むと、つい思うのは、小笠原長棟と中島明延。
             長棟は、武田信玄と対峙した時、さっさと嫡子長時に家督を譲り、寺に隠棲して、白牡丹を育てたという。
        長棟の重臣、中島明延も、時を遅らせて、武士を止めて小笠原家を去り、京都で、将軍や公家らと”茶”を楽しんだという。
                              ・・・京都呉服屋の豪商・茶屋四郎次郎家の祖。
                    二人とも、風流の道を選んだというが、本音は信玄が怖かったのではないか、と・・・ 
         長棟が、育てた白牡丹は、子の長時が府中(=松本)を去る時、武田に荒らされるのを恐れて、ある寺に隠したという。

                          今は松本城に戻っているというが、もう咲いているのだろうか。

 



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2 コメント

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豊麗な牡丹 ()
2014-04-28 12:01:36
福島県須賀川の牡丹園を(昔)訪ねたことがあります。奈良の長谷寺も有名ですね。

○白牡丹といふといへども紅(こう)ほのか  虚子

○牡丹散つてうちかさなりぬ二三片     蕪村
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RE:蕪村のこと、裕さんへ (庄次郎)
2014-04-29 12:57:25
牡丹を詠んだ歌はかなり多いですね!
蕪村の”絵画的俳句”のことを、少しだけまとめてみます。
分類して特徴を抽出してみると・・・
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