「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

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ダメ勝知事、改革は役人と二人三脚でやるのが筋!?

2009-07-25 21:49:00 | 川勝知事公約寸評
野党となった自民党県議から「がっかりした。知事の答弁は当局側の原稿を読んでいるばかりで、今までと何も変わらない。」などと挑発された知事。
何を言い出すかと思えば、「部長、局長会議を頻繁に開き、県幹部に私の政治姿勢を学んでいただいている。改革は県庁の優れた人材と二人三脚でやるのが筋」と事務方との協力姿勢を強調した(読売新聞2009.7.25)、とのこと。
改革の衣をまといながらもその裏で役人の手のひらの上というのは単なる答弁棒読みよりも罪深い。
役人を使いこなすといって、いいように使われている世間知らずの麻生太郎のミニチュア版を見ているようだ。

さらに自民党県議から、知事が自治労静岡県本部との間で政策協定を結んでいることを筋書きのない再質問の中で暴露され、公務員制度改革に疑念を糾された川勝平太、「まず隗より始めるということで、7時にくるつもりですが県庁のドアが閉まっていて8時にきている」などとわけの分からない答弁で狼狽ぶりを露呈。
要は、自分はがんばってるんだから県職員もがんばって改革してくれるはず、と言いたいらしいが、二人三脚の役人が作った原稿なしではとてもやっていけないことは事実のようだ。
結局、メディアの報じた初答弁の評価は、

本人:
川勝平太「無事に終わったことを考えて60点」(毎日)
与党:
岡本護県議(平成21)「最初だから及第点をあげていい。」(中日)

野党:
小楠和男県議(自民党)「議会答弁のデビューがあの棒読みでは知事として汚点。理想ばかりで、答弁の中身はまだまだ不十分」(読売)
阿部時久県議(公明党)「郷に入って郷に従ったら改革はできない。現実に直面し、戸惑いを感じているかもしれないが、県民へのメッセージとしては落第点」(中日)
花井征二県議(共産党)「評価すべき点もあったが、前の石川県政と変わらないという印象も持った。今後も是は是としながら厳しい目で臨みたい」(中日)

など自他ともに厳しい評価が、期待はずれを象徴している。

せめて答弁原稿に自分なりの考えでも加えていれば棒読みでも多少は評価されただろうに、FDAの就航記念のトップセールス旅行にお忙しくて、答弁書に手を入れる暇がなかったようだ。
「空路は地域と地域、互いの文化をつなぎ、ビジネスチャンスが拡大すると実感できた」というトップセールス後のせりふも身銭を切らない御仁のたわごと。
今後、県政は役人任せでトップセールス名目の税金旅行に御執心となるのか。

石川の方がまだマシとだけは言われないよう、経済史ばかりではなく少しは現実の政治・行政・経済を勉強してがんばってもらいたいものだ。

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1 コメント

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Unknown (元県民)
2009-07-27 10:33:40
アメリカ大統領だって就任後100日は批判しない暗黙の了解があるのだし、もう少し長い目で見てあげてもよいのではないでしょうか。
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