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同じ情報公開日本一の公約でも口先だけの川勝とは違うさいたま市長

2011-01-13 21:22:00 | 川勝知事公約寸評
就任からすでに1年半近く経過した川勝平太。
情報公開日本一の公約とは裏腹に、情報公開の仕組みの改善姿勢もなく(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/703.html)、先日の隠蔽姿勢(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/705.html)や請求放置(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/713.html)を見ても責任感・使命感の希薄さは明らかだ。

一方で同じく情報公開日本一を公約に当選し、就任からまだ半年余りのさいたま市長、早速制度改正に着手し、今月から運用を開始した。
主な内容は行政情報の写しの交付を、ファクシミリでも行えるように規則改正したこと。
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1292235883090/files/kisyateikyousiryou.pdf
<リンク切れの場合は以下に写し>
kisyateikyousiryou.pdf

しかも文書にあるとおり、これは改革の序章で今後メールでの交付まで実施予定という。

この対象的な二つの自治体の違いはどこからくるか。
もちろんトップの姿勢である。

川勝は就任直後から口先だけは迅速だが実際の行動が伴っていなかった。
搭乗率保証の見直しが顕著な例だが、結局見直しもしないまま面度末を迎え、結果として保証金の増大を招き、その支払いが嫌だといって訴訟に税金を投じる始末。
あちこち出向いて口先だで解決できることは得意だが、行政における仕組みの改革といった制度設計は素人以下だ。だから両副知事に役人上がりを添え任せきり。
これでは何もしないのと同じで、改革など進むはずもない。
他県の方から本県自慢のひとり一改革について聞かれたが、日本一と称する件数は水増しそのものだ。
例えば一人が「デスクの上を片づけて仕事の能率があがった」というレベルの改革成果をデータベースに入力して、これを見た他の職員が、わたしも実施とパソコン上のボタンを押した数が100人とすれば101件の改革提案件数があったとカウントするのが静岡県流だからだ。
他の真面目に取り組んでいる県からしたら、こんな水増しで薄められた件数と比較されたくないだろう。
まさに、誰のために何をするのかという本来あるべき使命感を見失い、組織の表面を取り繕うことに汲々とした末期症状の現れだ。

昔は新たな政権には批判を抑え長い目で見るというべきというアメリカ由来の考え方もあったが、今は時代のスピードが違う。
実成果はともかく、それに向けた行動は迅速かつ正確でなければ成果は上がらない。

それができるのは組織のトップであり、その姿勢こそが肝要だ。

巧言令色鮮し仁。
多弁で中身のない者よりも、国民生活を第一に考える言行一致の士が望まれる時代だ。

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