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「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

ふじのくに教団、いったい何がしたいのか、独り歩きする数合わせ目標

2011-02-08 20:25:00 | ノンジャンル
旅客、路線ともにじり貧傾向に歯止めがかからない静岡空港。
搭乗者数は、毎年10万人ずつアップという川勝の期待とは真逆の傾向だ。

ここにきて県が目を付けたのが北海道と沖縄を静岡空港経由で結ぶANA路線。
北海道の観光客を沖縄に運ぶことを想定しての路線設定であったことは既述(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/185.html)したが、搭乗者数を増やすには効率的な顧客である。
つまり、一人のパック観光利用で4人分の搭乗者数となるからである。
「利用者が伸び悩む静岡空港の活性化に向け、県が乗り継ぎ客の取り込みを図っている。今月中旬には札幌から静岡空港経由で沖縄へ行く搭乗者に、静岡名産の弁当をプレゼントするキャンペーンを開始」(産経ニュース2/4)というのがそれで、豪華弁当を1000人程度にばらまくようだ。(もちろん、税金が原資)

知事から利用者増という具体的目標を示された役人は搭乗者という数字が上がればよいだけなのだが、これは本来の目的とは明らかにずれている。
北海道沖縄乗り継ぎ30分程度では静岡県への経済波及効果はないに等しい。
県外の利用者にあっては、来県してもらって、お金を落としてくれてこその旅客数であり空港の存在価値であろう。
県のやっていることは数字への執着であり単なる数合わせである。

およそ、宗教は非合理性を信じる集まりだが、川勝のふじのくに教団は行政の皮をかぶって信仰を広めているからたちが悪い。
明日9日朝8時からは富士見の祭典PRを静岡駅で行うそうだが、税金使ってそんなものを布教して県民が豊かになると信じているのだろうか。
信じるからこそ信仰だと言われれば返す言葉もないが、なんともやりきれない。

昨日の朝日新聞では、静岡県の障害児一人当たりの教育予算が全国最下位で、1位の佐賀県のほぼ半分、全国平均からも程遠いとされ、廊下で授業をしたり教員も不足していたりと静岡県の障害児教育の現場の悲惨な状況が紹介されていた。
聖域の空港関連事業のためにしわ寄せがいったとしか思えない現実だ。
さすがに最近は医療環境については社会問題として大きく取り上げられたこともあって、県も人材確保など取り組む姿勢は見せてきているが、空港利用促進やら友好訪問などと異なりこれとて動きは鈍い。
まして、前述のようなあまり陽の当らない少数弱者の分野の悲惨は加速していくのが現状だ。
病気で自力運転で病院に行けない人のためにバスを運行するよりも空港への空バスを税金で運行するような行政がまともな行政たりや。
ふじのくに教団信者達には全国の伊達直人達の気持でさえ到底理解不能に違いない。