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「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

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不正経理で取得した物品名、開示請求では全て非公開の怪

2010-12-17 23:41:00 | 近況活動報告
開示請求していた不正経理問題に関する証拠書類(http://navy.ap.teacup.com/applet/hikaritoyami/677/trackback)が開示された。

主な目的は「差替え」として購入されたもの、すなわちA物品として発注しながらB物品を納入させたようなケースについて、すでに県が報告書で例示した個人用印鑑やしょうゆ・ソースなどのほかに不適切なものが隠されていないかを確認することであったが、開示された公文書の実際に納入された物品名の欄は全て黒塗りの非開示であった。

全てというのは静岡県全庁会計調査結果報告書(知事部局)の中で既に公開されている前述しょうゆや、公用であると判断したしたデジカメや冷蔵庫や備品の数々も含めて非開示としてきたのである。

つまり、税金で実際に購入したものが何であるのかは一切公開しないということだ。
これでは、静岡県全庁会計調査結果報告書(知事部局)の中で「等」や「など」として伏せているものが私的に使われた物品でないということは確認のしようがない上、同報告書に記載されている公用とされる「ルクスハイテスタ」「書庫固定一式作業」「パソコンソフト」も(少なくとも同報告書で明らかにされているものさえ公開しないという姿勢からは)本当に事実なのかも疑わしい。

残念ではあるが公金で購入した真の物品名が確認できないとなれば、これらが公用に使われたといっても説得力はない。

よって、県民としてはこれら「差替え」不正を行った職員に真の納品を確認するか返還を求める以外に闇を晴らすすべはないわけで、検収した職員(契約内容に合致した納品があったかを確認した職員)の氏名を公開すべく支出票等の新たな公文書開示請求を行うこととした。(なお、これら「差替え」に係る所属、年度、支出票番号、同内訳番号は既に入手済みである。)
加えて今回の非開示についても近々に異議申し立てを行う。

税金で何を買ったのか位公開しても普通なら支障はないだろうに、相変わらずの隠蔽体質でますます傷口を広げる県。懲りない面々だ。
もしかしたら、しょうゆやソースはダミーで本当に隠したい私的流用物があったのかもしれない。