「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

川勝平太に節操なし

2009-07-14 22:29:00 | 川勝知事公約寸評
先週8日に行われた川勝平太殿の県幹部職員向け訓示。
その中に注目の一節があった。
「こういうャXトがありますと。そこに能力のある方は応募されればいいという形で、決して天下り禁止といっても、それが杓子定規にということではなくて、誰もが誤解を持たない形でやっていこうということに尽きます。」
何のことはない。
やはり始めから容認の意向だったのだ。http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/424.html
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/427.html
県民には「県庁OBの外郭団体への天下りをなくす」(選挙管理委員会選挙公報)とのみ明記し、あたかも天下りがなくなるかのように言いながら、いざ県幹部職員の前に出ては表向き「誰もが誤解を持たない形」、すなわち公募という儀式を経てこれまでどおり天下りしてください、と言っているのだ。
八方美人というより節操のない御仁だ。

空港問題に関しても親分石川と同じ発想。
「県内外の専門家や文化人に、搭乗率保証も含めた空港問題を検討してもらう諮問会議」を設ける考え(毎日新聞2009.7.14)とのこと。
住民投票に代わる御用委員を集めた静岡空港専門会委員会で自らの責任回避を仕組んだ石川そっくりだ。まさに歴史は繰り返す。

8日の初登庁からはや一週間。
未だ日々の搭乗率を県民には明らかにせず、一日130万から140万円程度、1週間で1千万円程度が搭乗率保証放置のおかげで、空席補填としてJALに垂れ流されている。
彼は1円たりともと県民には言ったが、1千万円も1円も彼のお金ではないから同じで、税金というものに不感症なのだろう。

今日の全国知事会では道路直轄事業負担金などで国、すなわち官僚と戦っている橋下ら知事に向かって「国とは争うべきではない」「和を持って尊し」などと異論を述べたとのことだが、さすが国土審議会委員や国交省圏域部会委員などの御用委員を歴任してきただけあって官僚の味方である。橋下知事の言うところの国の「ぼったくりバーの請求書」にもニコニコ顔で支払いに応じるのだろうか。しょせん自分の金ではないということか。

川勝の無作為によって億単位の保証金を支払うことになったとき、期待は完全に失望に変わるだろう。なぜあの時手を打たなかったのかと。