「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

繰り返される役人の愚行、4月伐採にこだわりその後が見えず。

2009-04-07 22:07:00 | 静岡空港
昨夜、地権者と県の役人との第2回の実務協議が行われたが、1回目に地権者が示した5月伐採では相当困る事情?(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/361.html)(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/363.html)があると見え、再び4月伐採をと県の役人が主張。結局、再び物別れに終わり、その後の完全開港に向けてのスケジュールは見えないままとなった。
振り返れば、立木を地すべり対策として切りたい県とそれはおかしいとする地権者との間で平行線協議を何度となく繰り返したがために1年以上も無為に時を費やし3月開港に手遅れとなったのである。
この役人、「学習」という言葉を知らないのか、石川の厳命に忠実に従っているだけかのどちらかだが、事ここに至って今なすべきは、5月伐採を前提とした完全開港工事のスケジュールをたて、半年後といわれるその時期を県民に報告できるようにすることだ。
石川君が辞任の意向を示してはや2週間が経過した。
予想どおり、4月中旬までとの意気込みとは裏腹に与野党ともに学者先生に断られ候補者がまとまらない状況だ。空港というお荷物を背負わされ、しかも、さらに空港事業に税金投入せよというのでは、手足を縛られた県政運営という先が見えているから辞退したい気持ちは十分分かる。
役人出身者でない候補といっていたが、これも、うそは方便とばかりもう役人出身しかいない、という状況だ。
現状、出馬表明をしているのは無所属の元参議院議員のみ。
先に行われた千葉県知事選挙では政党色を出した候補は惨敗。無所属を前面に打ち出した森田氏が圧勝。政党批判は根強い。
役人出身の政党候補では非常に厳しい。
ここはやっぱり、公認は出せなくても気心の知れた無所属の石川じゃないと、ということになりかねない。
あの麻生でさえ敵失とはいえ支持率が上昇するのが世論というもの。
世論というのは細かい過程まで斟酌して動くものではないからだ。
だからこそ、「まさか」が可能だ。郵政解散のように。
完全開港に道筋をつけた石川となれば、うそも方便への非難もむなしく麻生以上の結果を出すことだったろう。