「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

石川嘉延、隠蔽責任はこの冬のボーナス30%減という非常識

2008-11-24 13:36:52 | 静岡空港
一応謝罪も終わり、1年以上にわたる空港立木問題の隠ぺいに対する県民の批判にこたえるとかで、静岡県知事石川嘉延は自身の責任の取り方として、この冬のボーナス30%減とする方針を固めたと今日一部マスコミ(テレ静)で報じられたそうである。
現状約330万円らしいのでそれが約230万円になるというが、1億1千万円の損害に対して100万円弱の返上とは・・・
多分今でも内心、自分は悪くないと思っているからなのだろう。
しかし、罪なき民間企業でさえ、この冬のボーナスが出ないかもしれないときに、何とも空気の読めない非常識で厚顔な御人である。
12月議会で提案するようだが、議会はともかく、県民も完全になめられたものだ。
鈴与やスズキのために5選を果たし税金を空港そのものに投入するだけでなく、例の県内最大級の展示イベント施設を島田市に建設するために一刻も早くけじめをつけたいのだろうが、我々の常識を超えたている。
彼を辞めさせたら彼に代われる者がいないというのもうなずけるが、多くの県民には迷惑な話だ。

一方で希望の芽もある。
三島市の小池市長が21日に発した「道州制が導入されるなら県東部は南関東圏に入るべきだ」との意欲である。
現状の県の区割りを前提にしていたら一部企業のわがままで振り回されさらに県民生活は衰退していく。
だからといって、道州制で関東圏と密接な結び付きをもつ県東部まで中部・東海の区割というのも不自然。
既成の枠にとらわれない道を早期に提示し世論をまとめあげていくというのは、今もっとも必要とされる希望への道なのである。
ただし、今後の希望の深化に向けた、県から自律した具体的シナリオの提示が不可欠である。お手並み拝見だ。