神楽坂方面へ、日雇い労働に行ったときのこと。
昼休みに、界隈をプラプラと散歩していたら、かわいらしいお店を発見。
緑色した外観をした、こちらのお店の名前は『亀井堂』さん。
神楽坂のパン屋なんて、フランス語だかなにかの横文字屋号で、いかにも金持ちマダム御用達的な、
雰囲気も価格的にも入りにくいお店ばかりなので(←偏見)、こういう庶民的なお店の存在はうれしい。
昼メシを喰ったあとだったので、デザートになにか買ってみようと思い、入店してみた。
小さな店舗内には所狭しと、手作り感あふれるパンが並んでいる。
その売場の中でも、かなりのスペースを割いているのが「クリームパン」。
こちらの一番人気商品らしく、先客たちも他のパンと一緒に、複数個買っていった。
昔ながらのグローブ型をしたクリームパンのお値段は、当時は税抜き220円で、現在は230円。
一般的なものより少しだけ割高な印象だが、そのぶんサイズが大きく、トングで挟むとなかなかの重量。
お会計を済ませてから、近くの公園に移動し、適当にしゃがんで食べることにした。
こちらが、亀井堂さんのクリームパン。
この写真ではわからないだろうが、けっこう大きめのサイズで、繰り返しになるが重量感がスゴイ。
かぶりつく前に半分に割り、中身のクリームを撮影。
うほっ、クリームがぎっしり詰まっているではないか。なるほど、これなら重いはずだ。
食べてみると、パンはちょっと硬くなっていたが、クリームの柔らかさが、かえって引き立つ。
ケーキ屋さんのカスタードクリームとは違う、玉子と牛乳と砂糖の素朴な風味をいかした、自然な甘さがたまらない。
「こりゃウマいね~」とパクついていたら、公園内を通って帰宅する、小学校低学年くらいの男児と目が合った。
しばし見つめ合ったあと、お互いに言葉を発することなく、目で会話した。
児童「おいしそうだね」 私「うん、おいしいよ」 児童「ひと口ちょうだい」 私「やーだよ」
上記会話は私の推測だが、直後に児童が無念そうに走り去ったため、だいたい合っているはずだ。
あの子はきっと、帰宅してすぐお母さんにおこづかいをせびり、亀井堂さんに向かったに違いない。
それから数日後、また神楽坂で仕事があった日のお昼に、亀井堂さんを再訪。
この日はクリームパンと一緒に、「目玉焼きマヨネーズトースト」を購入。
「目玉焼き~」は正式名称と価格を忘れてしまった。ごめん。
目玉焼きが意外と大きめなのは、レジへ持っていったとき、女性店員が「少々お待ちください」と告げ、
レジから離れてパン売場でわざわざ他のパンを選び、「こちらの方が玉子が大きいですよ」と取り換えてくれたからだ。
たぶん、「コイツはデブだから、玉子は大きい方が喜ぶはず」と、気を利かせてくれたのだろう。
お姉さん、あのときはどうもありがとう。玉子の黄身も好きだが、キミも大好きだよ。
…気持ち悪い告白はさておき、目玉~パンは、マヨネーズとキャベツの千切りが好相性。
そして、クリームパンは相変わらず、中のクリームがたっぷりで、重くて甘くて美味しくって、大満足。
調べたら、クリームは150グラムも入ってるらしい。「てりやきマックバーガー」とほぼ同重量だ(←わかりづらいよ)。
甘~いクリームパンと、ほろ苦いコーヒーとの組み合わせは最高だね。
「コーヒーじゃなくてコーヒー牛乳かよ」「そもそもコーヒー牛乳は苦くねえだろ」という批判は受け付けない。
私が亀井堂さんのクリームパンを気に入った理由は、ただ美味しいだけでなく、
愛しさ、やさしさ、懐かしさ、さらにパン職人の情熱や、さっき書いた女性店員の真心とか(笑)、
食べるたびにいろんな想いがこみ上げてくるからなんだよ。
↑ナニ書いてるのか、自分でもよくわかんねえけど。
そんなクリームパンのファンはかなり多いようで、連日400個作り、閉店時間前に完売しているらしい。
先日なんて、ランチタイムを過ぎたばかりの13時45分には、もう売り切れていた。
せっかくなので、他のパンを店内のイートインスペースで試してみることに。
店内には、ギンガムチェックシートが敷かれた、丸いテーブルがふたつ&座席が4つほどあるのだが、
お店の規模と同様、かなり小さいテーブルなので、4つの座席は密接しており、
だいたい先客(しかも女性)がいたため、いつも相席を遠慮してきた。
私みたいな、デカい図体で人相の悪い男が隣に来るのは、女性客には脅威だろうからね。
この日は惣菜パンもほぼ売り切れており、どうにか「カレーパン」(正式名称・値段やはり失念)と、
レジのショーケース内に入っている、「神楽坂ロール」のフルーツ(250円くらいだった)を選択。
カレーパンは普通の味だったが、ロールケーキにはまたまた驚かされた。
「の」の字型でなく「○」字型というか、中心部にスポンジはなく、ほぼクリーム。
クリームパンのカスタードも素晴らしいが、こちらの生(シャンティ)クリームも、適度な甘さで絶品!
たっぷりなのにクドくなく、甘いのにさわやか。外側のスポンジも具材のフルーツも当然美味しい。
写真のように輪切りタイプでなく、丸ごと喰えばよかった。
「神楽坂ロール」は、今の季節は栗入りも売っているが、季節によっては他の食材も使用するとか。
クリームパンだけでなく、今後はロールケーキもチェックしなくてはな。
最後に、亀井堂さんに行ってみたいと思った方へ、僭越ながらアドバイスを。
クリームパンとロールケーキ、どちらを買うか迷ったときは、両方買うべし!。
なお、売り切れにはくれぐれもご注意を。
亀井堂
東京都新宿区神楽坂6-39
神楽坂駅から徒歩約90秒、江戸川橋駅から徒歩約7分、飯田橋駅から徒歩約10分、牛込神楽坂駅も近い
営業時間 月~金8時半~19時、土9時半~18時
定休日 日・祝ほか
※クリームパンは予約購入がおすすめ
※残念ながら、2021年6月14日で閉店なさったようです
昼休みに、界隈をプラプラと散歩していたら、かわいらしいお店を発見。
緑色した外観をした、こちらのお店の名前は『亀井堂』さん。
神楽坂のパン屋なんて、フランス語だかなにかの横文字屋号で、いかにも金持ちマダム御用達的な、
雰囲気も価格的にも入りにくいお店ばかりなので(←偏見)、こういう庶民的なお店の存在はうれしい。
昼メシを喰ったあとだったので、デザートになにか買ってみようと思い、入店してみた。
小さな店舗内には所狭しと、手作り感あふれるパンが並んでいる。
その売場の中でも、かなりのスペースを割いているのが「クリームパン」。
こちらの一番人気商品らしく、先客たちも他のパンと一緒に、複数個買っていった。
昔ながらのグローブ型をしたクリームパンのお値段は、当時は税抜き220円で、現在は230円。
一般的なものより少しだけ割高な印象だが、そのぶんサイズが大きく、トングで挟むとなかなかの重量。
お会計を済ませてから、近くの公園に移動し、適当にしゃがんで食べることにした。
こちらが、亀井堂さんのクリームパン。
この写真ではわからないだろうが、けっこう大きめのサイズで、繰り返しになるが重量感がスゴイ。
かぶりつく前に半分に割り、中身のクリームを撮影。
うほっ、クリームがぎっしり詰まっているではないか。なるほど、これなら重いはずだ。
食べてみると、パンはちょっと硬くなっていたが、クリームの柔らかさが、かえって引き立つ。
ケーキ屋さんのカスタードクリームとは違う、玉子と牛乳と砂糖の素朴な風味をいかした、自然な甘さがたまらない。
「こりゃウマいね~」とパクついていたら、公園内を通って帰宅する、小学校低学年くらいの男児と目が合った。
しばし見つめ合ったあと、お互いに言葉を発することなく、目で会話した。
児童「おいしそうだね」 私「うん、おいしいよ」 児童「ひと口ちょうだい」 私「やーだよ」
上記会話は私の推測だが、直後に児童が無念そうに走り去ったため、だいたい合っているはずだ。
あの子はきっと、帰宅してすぐお母さんにおこづかいをせびり、亀井堂さんに向かったに違いない。
それから数日後、また神楽坂で仕事があった日のお昼に、亀井堂さんを再訪。
この日はクリームパンと一緒に、「目玉焼きマヨネーズトースト」を購入。
「目玉焼き~」は正式名称と価格を忘れてしまった。ごめん。
目玉焼きが意外と大きめなのは、レジへ持っていったとき、女性店員が「少々お待ちください」と告げ、
レジから離れてパン売場でわざわざ他のパンを選び、「こちらの方が玉子が大きいですよ」と取り換えてくれたからだ。
たぶん、「コイツはデブだから、玉子は大きい方が喜ぶはず」と、気を利かせてくれたのだろう。
お姉さん、あのときはどうもありがとう。玉子の黄身も好きだが、キミも大好きだよ。
…気持ち悪い告白はさておき、目玉~パンは、マヨネーズとキャベツの千切りが好相性。
そして、クリームパンは相変わらず、中のクリームがたっぷりで、重くて甘くて美味しくって、大満足。
調べたら、クリームは150グラムも入ってるらしい。「てりやきマックバーガー」とほぼ同重量だ(←わかりづらいよ)。
甘~いクリームパンと、ほろ苦いコーヒーとの組み合わせは最高だね。
「コーヒーじゃなくてコーヒー牛乳かよ」「そもそもコーヒー牛乳は苦くねえだろ」という批判は受け付けない。
私が亀井堂さんのクリームパンを気に入った理由は、ただ美味しいだけでなく、
愛しさ、やさしさ、懐かしさ、さらにパン職人の情熱や、さっき書いた女性店員の真心とか(笑)、
食べるたびにいろんな想いがこみ上げてくるからなんだよ。
↑ナニ書いてるのか、自分でもよくわかんねえけど。
そんなクリームパンのファンはかなり多いようで、連日400個作り、閉店時間前に完売しているらしい。
先日なんて、ランチタイムを過ぎたばかりの13時45分には、もう売り切れていた。
せっかくなので、他のパンを店内のイートインスペースで試してみることに。
店内には、ギンガムチェックシートが敷かれた、丸いテーブルがふたつ&座席が4つほどあるのだが、
お店の規模と同様、かなり小さいテーブルなので、4つの座席は密接しており、
だいたい先客(しかも女性)がいたため、いつも相席を遠慮してきた。
私みたいな、デカい図体で人相の悪い男が隣に来るのは、女性客には脅威だろうからね。
この日は惣菜パンもほぼ売り切れており、どうにか「カレーパン」(正式名称・値段やはり失念)と、
レジのショーケース内に入っている、「神楽坂ロール」のフルーツ(250円くらいだった)を選択。
カレーパンは普通の味だったが、ロールケーキにはまたまた驚かされた。
「の」の字型でなく「○」字型というか、中心部にスポンジはなく、ほぼクリーム。
クリームパンのカスタードも素晴らしいが、こちらの生(シャンティ)クリームも、適度な甘さで絶品!
たっぷりなのにクドくなく、甘いのにさわやか。外側のスポンジも具材のフルーツも当然美味しい。
写真のように輪切りタイプでなく、丸ごと喰えばよかった。
「神楽坂ロール」は、今の季節は栗入りも売っているが、季節によっては他の食材も使用するとか。
クリームパンだけでなく、今後はロールケーキもチェックしなくてはな。
最後に、亀井堂さんに行ってみたいと思った方へ、僭越ながらアドバイスを。
クリームパンとロールケーキ、どちらを買うか迷ったときは、両方買うべし!。
なお、売り切れにはくれぐれもご注意を。
亀井堂
東京都新宿区神楽坂6-39
神楽坂駅から徒歩約90秒、江戸川橋駅から徒歩約7分、飯田橋駅から徒歩約10分、牛込神楽坂駅も近い
営業時間 月~金8時半~19時、土9時半~18時
定休日 日・祝ほか
※クリームパンは予約購入がおすすめ
※残念ながら、2021年6月14日で閉店なさったようです