わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

まだ大統領になってもいないのに

2017-01-10 | アメリカのニュース
今はまだ大統領はオバマさんですから。指名した閣僚も、まだ、誰も議会の承認得てませんから!

なんだけど、既に天下を取ったように(まぁ、取ったんだけどさ)、言いたい放題でアメリカと世界をかき回しているトランプ次期大統領。ロシアが干渉した選挙で勝ったことが明白となっても、今の法律じゃやり直しも出来なければ、何のペナルティーも課せない。だって、こんな事は前代未聞ですものね。映画のような出来事が、本当になったというか、事実は小説より奇なりというべきか。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、トランプをからかったようなキャラクターが大統領になった、2015年のディストピア的アメリカが描かれていましたが、まさか本当にこうなっちゃうとは…


 アーティストは軒並み、トランプの就任式でパフォーマンス拒否。参加すると表明した、イマイチ聞いたことのない歌手には、非難轟々。就任もしてないのに、不支持率が50%以上。本当に赤っ恥だと思うけど、彼の就任を心待ちにしている国民が多いのも事実。私が住んでる辺りとか、ここに似たとことか、トランプにいっぱい期待してる。どこをどう考えれば、大都会で生まれ育った大金持ちのバカ息子に、寂れた田舎町の低・中所得層を理解していると信じられるのか、私には全く摩訶不思議でならないのですが。

 選挙中の暴言の数々は選挙のためのパフォーマンス、実際には穏健な政治をするのではという期待は全く外れ、今のところ、指名する閣僚は首を傾げるような問題人物ばかりで、オバマ政権を免職になった人種差別主義者まで混ざっている。そして史上最も裕福な閣僚になります。自分の娘婿を上級顧問に据えてネポティズム(縁故採用)が疑われ、自分のビジネスとの利益相反に関しても、会社経営を息子に移管するという、ビジネスと公職の分離とは決して言い難い対応をし、また、納税申告書の公表も拒んでいます。

 アメリカ、本当にこれからどうなっちゃうの?

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