わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

国家の非常事態

2019-02-15 | アメリカのニュース
Happy Valentine's Dayの次の日!!いそいそとスーパー行って、半額のハート型の箱に入った、ちょっとお高めチョコレート買ってきました。嬉しい。

 今日が期日だった、再度の連邦政府一部閉鎖を避けるための議会と大統領の合意は、無事に達せられましたが、要求している国境の壁建設費用のための予算が大幅に下回ったトランプは、国境の壁の建設予算確保のために、国家非常事態を宣言すると発表。政府閉鎖を避けるため、予算案に署名はするけれど、大統領権限で別の予算を壁建設費にまわして80億ドル(約8800億円)を捻出するというものです。

 また、フロリダ州の高校での銃乱射事件で、多くの若い命が中断されてから一年経った翌日である今日、イリノイ州オーロラの工場で、またもや銃乱射事件が有り、被害者が出ました。日常茶飯事となった無差別殺人。これは非常事態です。国境で引き離される親子、1ヶ月以上の連邦政府機能停止、鎮痛剤を含む麻薬摂取によって多くの死者が出る、これらは非常事態です。でも私が思うに、この国で最も重篤な非常事態は、大統領が馬鹿すぎること。

 議会を無視して、自分の要求を通そうとするのは、大統領特権の濫用です。個人所有地に、本来は他の目的のために確保されている国家予算を使って、国が無理やり壁を立てるのは、民主主義でもなければ、近代文明社会ですらない。議会は、大統領の国家浮上事態発令を拒否するという態度を示してますが、それをトランプは拒否すると明言しています。で、議会と大統領の根比べが始まる。で、その費用、全部、私達の税金ね。本当に、後2年もこんな状態が続くのかしら… 大統領罷免のためなら、税金使ってくれても全く構わないんだけど…

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