わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

Star Trek Into the Darkness スタートレック・イントゥ ダークネス

2013-05-17 | 映画・ドラマ・本
 スタートレック最新作、観てきたよ!しかも、IMAX3Dで、いい席で見るために、上映時間の一時間前に劇場行って並んだ。ちょっと張り切り過ぎなのではないのか?舞い上がるにも程があるだろう、どこまでオタクなんだ?とは、本人たちも痛く自覚しております。IMAX3Dは、切符代が20ドル近くもするのですが、金曜日はビザカードを使って、オンライン・チケット購入サービスのファンタンゴから切符を買えば、一枚無料になります。で、わにおくんと私が、それぞれ自分のカードを使えば、息子達の分の切符は手数料のみになるというカラクリ。



並んでいる間に周りを見回せば、テレビのコメディー番組に出てきそうなほど典型的すぎるおたくカップルや、色んなアイアンマンが並んだ大看板を見ながら、どのアイアンマンがBestかを熱く語り合う大学生くらいの男の子たちのグループ、きっと熱心なスタトレ・ファンを半世紀やってるに違いない初老の男性、コミコンは毎年かかさず参加します!って気合をビシビシ感じさせる男性二人組、etc…と、いかにも、スタトレ初日に並んでそうな観客ばかり。かくいう自分たちも傍から観れば、「いかにも!」一家なんだろうか…orz

 映画はもう、大大大満足でしたよ。音響と画像の迫力を思えば、IMAXは正解だと思いました。3Dも上手く使われていたので、出来れば3Dで見るのがオススメです。そして何より、本人がスタトレのファンだというJ.J.Abramsの作品への愛が伝わってくるような作りでした。小物にも、「おっ、これは?」な楽しい発見があり、USSロッデンベリーなんて艦名もちらりと。なんだかカッコ悪いレトロなスターフリートの制服は、そこがスタトレらしくていいな、なんて思ったし(なんて甘いんだ、自分)、ブリッジ乗務員以外はボコボコ吹っ飛んじゃうのも、主要人物以外のアウェイ・チームが全滅するのも、旧作のお約束をしっかり継踏てたしwww

 カーク、スポック、ボーンズ、チェコフ、ウーラ、スールー、そしてスコットの、主要登場人物それぞれに見せ場が用意されています。カークのムチャぶり、未だ論理と感情の間で揺れる若きスポック、既にボーンなマッコイは勿論、サイモン・ペッグが好きなのでスコティーの活躍は嬉しかったし、チェコフは可愛いし、凛としたスールー、ホットなウーラ、そして金髪の彼女は「あの人」ですよ!アレが出たり、アノ人やアノ人が登場したり、そしてアレまで!?!と、旧作ファンには嬉しい仕掛けが沢山ありましたが、前知識がなくとも十分に楽しめる上質な作品だったと思います。なるべく前情報をシャットアウトして、レビューも内容を読まずに我慢していたので、いちいち「おおーっ」と、驚いちゃいましたよ。下は、上息子がフェイスブックに書いた映画の感想。ネタばれしてやがんので、一部、白抜きにしますが、興奮が伝わるかと思います。ほーんと、みてる間中ずっと、席から身を乗り出して画面を凝視していました。

I go to see STAR TREK: INTO DARKNESS. The greatest thing ever: ONE OF THE PREVIEWS WAS ENDER'S GAME AND I WAS LITERALLY OVERHEATING AND HYPERVENTILATING AND I DON'T KNOW HOW I STAYED QUIET IT LOOKS SO AMAZING I THINK I MAY JUST PASS OUT DUE TO OVEREXPOSURE TO AMAZINGNESS. Star Trek itself was pretty freakin' awesome as well. GREAT plot. FANTASTIC graphics. AMAZING acting. It constantly kept you RIGHT ON THE EDGE OF YOUR SEAT for the ENTIRE time. Well done, J.J. Abrams. Well done. Heroic moments. Romance. Action. Explosions in space. Space battles. Hot actresses. Treachery. And best of all. "KHHHAAAAAAAAAAANNNNNNN!!!!!!!!!!!!"

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』を観た。過去最高。予告の一つは(上息子のバイブル的な本の映画化)エンダーのゲームで、まじ興奮しすぎて呼吸過多になった。あんまり素晴らしそうなので、このまんま死ぬんじゃないかと思ったほど。自分でも、一体どうやって静かにしていられたかわからないよ(たしかに彼は、椅子の上で一人で悶絶しておった)。スタートレックそのものも同様にクレイジーなほど素晴らしかった。最高のプロット、とにかく凄い画像、演技も素晴らしかった。鑑賞中はずっと、椅子から身を乗り出してしまうこと請け合い。J.J.エイブラムはグッドジョブ。ヒロイックなシーン、ロマンス、大爆発、セクシーな女性達、裏切り、そして何より…   !!!!


 日本のポスターでは、「人類の弱点は愛だ!」なんて煽りがでかでかと入ってるけど、実際に観たら「なんじゃ、そりゃ?」ですよ。今回の悪役、ジョン・ハリソンを演じたベネディクト・カンバーバッチは本当に巧いですね。ドラマの「シャーロック」でも、表情に乏しいキャラクターなのに、しっかり鉄面皮の下の感情が感じられるような演技はすごいなと思っていたのですが、今回もまるで作り物のような冷たい顔、平坦な話し方、高慢なブリティッシュ・アクセントが、エニグマ的なハリソンにピッタリでした。アクセントといえば、ジーン・ロッデンベリーが冷戦下の60年代に最初のシリーズを制作した時の意図と理想のままに、様々なアクセントの英語が飛び交う艦内にも、なんだか感慨深かったですよ。DVD出たら、絶対買っちゃいそうです。



興奮冷めやらず!

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