わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

リチャード3世サーガは終わってなかった!

2013-07-30 | 時の話題
 ここで何度も取り上げてリことからも明らかなように、私はイングランド王リチャード3世の遺骨発掘に興味津々なのですが、一旦、決着が着いたかと思われた発掘調査に新たな進展が!なーんと、昨年8月、発掘を始めたその日に、後に第3代ヨーク公リチャード・プランタジネットと確定される遺骨を見付けた例の駐車場を、もっかい引っ剥がしてみたら、新たに棺(ひつぎ)が発見され、この棺の中に更に別の鉛の棺が入っているのが見つかったんだって。うひゃー(*゜∀゜)=3!!

 誰?誰なの?いつの人??すっごくワクワクする!レスターの市役所の駐車場を掘り返して、今年2月に、遺骨がリチャード3世のものであることが確認され、同じ場所の発掘をさらに進めていたら、先週、遺骨の発見現場近くから石棺が出土したんだって。で、ふたを開けたら、二重棺で、中側の鉛の棺は穴が1つ開いているほかは密封されていて、穴から人の足が見えるだけ。でも、少なくとも足の骨は入ってるんだから空ではないと。調査責任者のマシュー・モリス氏によると、この棺が埋葬されたのは、リチャード3世の死の1485年からは100年以上前と思われ、今のところ候補としては、同じグレイフライアーズ聖堂に地に埋葬された記録のある2人のフランシスコ会指導者、1272年に死んだピーター・スウィンズフェルドか1330年に死んだノッティンガムのウィリアム、もしくは、1356年から1362年の間に死んだペッケルトンのウィリアム・デ・モトン卿と呼ばれた中世の騎士ではないかと予想されているそうです。ロマンだわぁ…

 これが、その棺だって

 でも、同地では既に7つの墓所が発見されており、リチャード3世の下に埋められていた、この人物の正体は永遠に謎のままになるかもしれないそうな。発掘チームは、今度は、ヘンリー4世によって絞首刑にされた3人のフランシスコ会托鉢僧、ロジャー・フリスビー、ウォルター・ワルトン、ジョン・ムーアの首なし遺体発見を目指しているのだそうです。駐車場を掘り返したら、色々と記録に残る人物の遺骨が出てくるなんて、歴史のある国ならではですね。しかし、こんなにゴロゴロお骨の埋もれる駐車場で、幽霊の噂とかなかったの?



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